ロジャー・ヴァリアン厩舎在厩のキングエルメスは、21日、坂路で速めを消化しています。
◇荒木助手のコメント 「こちらに来た当初は坂路を上がるのに苦労して戸惑っているようにも見えましたが、今回は動き、感触ともに良く、最後まで駆け抜けてくれました。この分であれば、前走を使った上積みがありそうですね。月曜、火曜と異常に暑かったものの、水曜は30℃までで済みましたし、昨日はむしろ涼しかったくらい。ここから来週火曜日にそれなりの負荷をかけることにより、いい流れで次走につなげていけるのではないでしょうか。体調も良く、特に気になるところはありません」
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21日の近況更新で心配された英国の歴史的熱波は、すでに水曜日頃から落ち着いていて、どうやら(現地の予報によれば)仏国へ出発するまでにぶり返すようなことはなさそうです。良かった良かった…
だからというワケではないでしょうが、キングエルメスの追い切りでの動きがジュライカップ前より良くなったとのことで、荒木助手も「前走を使った上積みがありそうです」と、非常に前向きなコメントをしてくれました。そう言えば、確かに前走前は矢作先生からも「ラストにもうひと伸びが欲しかった」というコメントが出ていましたからね。
暑さが収まり体調が良く、前走の上積みがあって追い切りの動きも良化、距離が1200mから1300mに延び、起伏のあるニューマーケットから平坦なドーヴィルへとなると、今のところキングエルメスには前走からのプラス要素しかありません。正直、バスラットレオンに比べて心配なところがあったのですが、これなら前走11着からの巻き返しが期待できそうです。
考えてみれば、革製品で有名な『エルメス(Hermès)』はパリの馬具工房が発祥ですから、キングエルメスのモーリスドゲスト賞出走は故郷に錦を飾るようなもの。。ややこじ付けではあるものの、フランスでの本領発揮こそが、馬名決定時から約束されていた流れなのかもしれません(^^ゞ
【2022/7/9英ニューマーケット ジュライカップ(G1/芝6F)でのキングエルメス:公式HPより】
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