引き続き、ドバイ関連の話題です(^^ゞ
JRA公式:競馬場・コース紹介『メイダン競馬場』 (一部抜粋)
競馬場は、楕円型の左回りで、1周2400メートルの芝コースとその内側に1750メートルのダートコースというレイアウト。最後の直線は芝が450メートル、ダートが400メートルとなっている。また、芝コースには2コーナーと4コーナーの奥にシュート(引き込み走路)が設けられており、たとえばドバイターフ(G1。芝1800メートル)は2コーナー奥のシュート上、アルクオーツスプリント(G1。芝1200メートル)は4コーナー奥のシュート上からのスタート。同じくダートコースにも2コーナーに2本のシュートがあり、たとえばゴドルフィンマイル(G2)を含む1600メートル戦はこの内、斜めに大きく伸びたシュート上からの発走となっている。
なお、メイダン競馬場では開場から2014年3月まではダートではなく、オールウェザーでレースが行われていたが、馬場管理の難しさが明らかになったことや、ダートで強さを見せるアメリカ調教馬の参戦を促す意味合いもあってダートに換装されて今に至っている。
馬場は芝もダートもほぼ平坦。ただし、コーナーには芝で5%、ダートでは5.5%のバンクがついており、コーナリングがしやすくなっている。芝はベースとなるバミューダグラスにペレニアルライグラスをオーバーシードした馬場で、香港のシャティン競馬場と同じ。一方のダートは表層素材の88%が砂で、残りはそれよりも粒子の細かい沈泥や粘土という構成。表層の厚さは17.5センチメートルあり、その上部の7.6センチメートルをハロー掛けしてならしている。実際に触ってみると、日本のダートよりも細かい砂がかなり多く、構成が似ているアメリカのダート(東海岸以外)に近いという印象がある。【文:秋山響(TPC)(2021年3月現在)】
ZBAT!競馬『パンサラッサは引き続き吉田豊騎手でドバイターフへ』
中山記念で重賞2勝目を挙げたパンサラッサ(栗・矢作、牡5)が、引き続き吉田豊騎手とのコンビでドバイターフ(26日、メイダン、G1、芝1800メートル)に挑むことが5日、わかった。矢作調教師は「コーナー4つの大阪杯も魅力的でしたが、(前走で)速い馬場にも対応してくれた。相手関係や賞金のことなどを考えてドバイターフにしました。(手が)合っている騎手に期待したいと思います」と語った。
パンサラッサ Photo by ZBAT!競馬
メイダン競馬場がどんなコースなのか、知っているようで実は詳しくなかったので、遅ればせながらJRAのコース紹介を読んでみたところ、とても勉強になりました。やはり、こういう情報というのは、自分が当事者的な立場にならないと、きちんと頭に入ってこないものなんですね。(今までは年に一回、日本馬を応援するだけのコースでしたから:言い訳(^^;))
まず、パンサラッサが重賞を勝った福島コース、中山コースとの比較において、『メイダンはワンターンの直線が長いコースなので心配』というご意見を見かけることがあります。確かに、コーナリングが上手で勝負どころのコーナーでスピードが落ちないパンサラッサにとって、単純にコーナーが減るのは歓迎ではないでしょう。そこについては矢作先生も、「コーナー4つの大阪杯も魅力的」という表現をしておられますので、まあ、そういうことなんでしょうね。
ただ、直線が長い…については、『言うても450m』であり、そりゃあ福島や中山よりは長いものの『府中よりは明らかに短い』というレベルです。実際に府中の2000mで行われたオクトーバーSを逃げ切った吉田豊騎手からすれば、リードを保って直線に入れば凌ぎ切るイメージはでき上がっている、といった感覚だろうと思います。
それよりも、今まで私が全く意識していなかったのは、コーナーに5%のバンクがついているという点です。このことが、どの程度コーナリングのし易さ、スピードの維持に影響するかは分かりませんが、バンクなしのコースより走り易いのは確かでしょうし、走破タイムがコンマ何秒速くなる程度の影響はある、と考えておいた方が良いのでしょう。
そう考えると、そもそもドバイターフは芝1800mをどの程度で走ればよいレースなのかが気になります…
ということで、メイダン競馬場で行われるようになった2010年以降のドバイターフ勝ち時計を見てみると、良馬場でもせいぜい1分46秒~、馬場が少し渋れば1分50秒かかりますといった、東京や新潟とは明らかに違う馬場なのが分かります。(2014年のジェスタウェイだけが1分45秒台で走ってますが、これは単純に馬がスゴイ(^^;))
2021年 ロードノース(せん5) 1:46.46(良)
2020年 コロナ禍のため中止
2019年 アーモンドアイ(牝4) 1:46.78(良)
2018年 ベンバトル(牡4) 1:46.02(良)
2017年 ヴィブロス(牝4) 1:50.20(稍)
2016年 リアルスティール(牡4)1:47.13(良)
2015年 ソロウ(せん5) 1:47.76(良)
2014年 ジャスタウェイ(牡5) 1:45.52(良)
2013年 サッジャー(牝6) 1:47.93(良)
2012年 シティスケープ(牡6) 1:48.65(良)
2011年 プレスヴィス(せん7) 1:50.21(良)
2010年 アルシェマーリ(牡6) 1:50.84(良)
うーむ。。これ、ワンターンで真っ直ぐ走る距離が長く、コーナーにはバンクのサポートがあり、世界から強豪が集まってくるのに時計は『先週の結果分析』で『Dランク判定』されそうなレベルってことですよね。。ということは、ワンターンとか直線の長さとか、そういうことより以上に、タフな馬場での消耗戦に強いパンサラッサ向きのコースなのではないでしょうか。
同様なことはゴドルフィンマイルに出るバスラットレオンにも言えそうで、メイダンのダートが日本よりアメリカに近く、芝馬が好走することも多いというのは悪くないですし、コーナーにバンクがあって走り易い点も、矯正した(矯正中の?)フォームを乱さずに、気分良く走りたいバスラットにとってはプラスの方が大きい気がします。
まあ、バスラットレオンについては、自分の走りができるかどうかの方が問題で、馬場云々を心配する以前の話かもしれませんし、チャンピオンヒルズで勉強し直したことが、何とか成果につながって欲しいと祈るのみです。が、一方のパンサラッサについては、矢作先生は、コチラが考える以上にメイダンのコースに自信があるのかもしれませんね。
ちなみに矢作先生はレース選択の根拠に関して、「相手関係や賞金のことを考えて…」と仰っていますので、それを素直に受け取れば『阪神でエフフォーリアに勝つより、ドバイでシュネルマイスターや外国馬に勝つ方が…』ということになりますし、『上位入線した時のリターンが大きいから』と言われたら、それは全くその通り。。
何だかミモフタモナイ気がしないでもありませんが、もちろん、矢作先生は表面に出ている以上の深い分析の上でドバイを選んだと思いますので、私としては、その判断を信じて応援するのみです!m(_ _)m
(実際には、エフフォーリアに勝つのもシュネルマイスター&海外の強豪に勝つのも大変ですけれど(^^;))
小回りか大箱か、直線の長い短い、坂があるだのないだの、高速馬場だの不良馬場だの全く気にしません。
脚質関係なしの体力勝負の馬はこういうところも強みですね。
そうなんですよね、いろいろな競馬場で勝っていることも、パンサラッサがどういう馬かを知る手掛かりですね!
とにかく消耗戦、体力勝負に持ち込めるかどうか…
でも、他陣営からすると、スピードを生かしてテンから飛ばすのを防ぐなんて、できないからなぁ(^^ゞ
こうなると、本番までの時間を冷静に過ごす、それが一番難しいかもしれませんね(^^;)
でも、段々とお膳立てができてきた感じがするんですよねぇ…
この流れだと、一発あるんじゃないですかねぇ(^^ゞ
メイダン競馬場攻略のお勉強会を開催したとか…
池田厩務員のご尽力、Uooma社のご協力のもと、
歴代のそうそうたる諸先輩方のご助言も頂き、実りあるお勉強会だった様です(^.^)
今は、修学旅行のしおり作りに取り掛かっております(^^)
競馬場攻略の勉強と聞いて、ようやく本気になったかと期待したのに…
結局、遠足気分でしおり作成中とういうことですね(^^;)
まあ、リラックスしている方が、実力出せそうではありますけれど(^^)
耳がねてるところなど、通常の競走馬にはないセンスですね!足だけしっかりしてもらって、無事に天秋か年末あたりの国内外ラストラン、年度代表馬狙って頑張ってもらいたいです!
確かに、耳がきれいに収まって、すごく気持ち良さそうに走りますね。
あまり耳に注目していなかったですが、バロメータの一つなのかもしれません(^^)
ドバイ、そしてその後の結果次第では年度代表馬も…
夢は無限に広がりますね(^^ゞ