ファンタストクラブ在厩のレトロクラシック’22は、現在は、おもにダート周回コースで軽いキャンター2400mを消化しています。1/31の馬体重は488kgです。
◇佐久間調教補佐のコメント 「飛節後腫の症状が落ち着いてきましたので、先月下旬から少しずつ乗り進めているところ。すでに熱感はなく、特別な治療の必要もない状況です。馬は元気にしてくれており、飼葉喰いや体調にも問題はありませんが、休んだぶんだけ腹目がポッテリ。来週ぐらいからは坂路にも入れて体を引き締めていければと思います」
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飛節後腫の症状が大したこともなく、あまり引き摺らずに済んで良かったです。
ただし、「休んだ分だけ腹目がボッテリ」に関しては、動画の姿を見ると確かに…。この時季にこれだけボリューム感があるのは心強いことではありますが、あまり太すぎると逆の心配も出てきますからね(^^;)
いずれにしても、飛節後種が早めに落ち着いてくれたことで、今回のお休みが『ほど良い小休止』の範囲に収まってくれたのは確かです。このあとは「来週ぐらいからは坂路にも入れて…」とのことですが、季節も良くなっていきますし、ガンガン乗り込んで身体を絞り、見た目のボリュームに相応しい中身をつくっていかなければいけません。
以前の報告ではルーラーシップらしい元気さ(煩い面?)が出てきたとも伝えられていますので、そういった気性面の変化にも気を付けながら、でも遠慮することなく、ビシビシ鍛えて頂ければと思いますm(_ _)m
*飛節後腫 馬の資料室(日高育成牧場): 育成後期に問題となる運動器疾患 (jra.jp)より
飛節の下方後面の硬化腫脹を呈する疾患で、飛節の後面に走行する靭帯や腱もしくはそれらの周囲の炎症であり、若齢馬での発症が多く、飛節の発育の悪い馬や曲飛を伴う肢勢で発症しやすいと言われています。病因として運動時の靭帯や腱の過度な緊張が挙げられます。症状は軽度の跛行が通常で、診断には腫脹部位の圧迫による跛行の悪化や、腫脹部位への局所麻酔での跛行の改善を確認することで診断します。レントゲン検査で飛節に関する他の疼痛性疾患を除外することも重要です。治療としては、急性期には馬房内休養を主な方針として、冷水療法、非ステロイド系抗炎症剤の全身投与や、コルチコステロイドの局所投与を実施することもあります。早ければ1週間ほどの休養で歩様は改善する馬もいますが、1~2ヶ月程度の休養を要することもあります。
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