ロジャー・ヴァリアン厩舎在厩のキングエルメスは、26日(火)にオールウェザー直線コースで追い切られています。
◇荒木助手のコメント 「ロジャー・ヴァリアン厩舎の馬を用意してもらい、併せ馬で6ハロンの追い切りを消化。馬の集中力を切らさないようにラスト1ハロンはしっかりとやりました。上がりの息の感じからも適度な負荷をかけることができたようですし、コンディションは良好。いい調教になりましたね。このあとは8月7日(日)フランス・ドーヴィル モーリスドゲスト賞(G1・芝1300m)に向けて、今週の土曜日にバスラットレオンと一緒にフランス・ドーヴィル競馬場に輸送する予定になっています」
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完敗だったジュライカップの疲れもなく、しっかり追い切りがこなせたのは何よりです。コンディションが良く、適度な負荷のイイ調教が行えているのですから、遠征開始時点から狙っていた、『ジュライカップを叩いてモーリスドゲスト賞で勝負!作戦』については、今のところ計算通りに進んでいると思われます。
それにしても、サセックスSで(先日のジュライカップを制した)Alcohol Freeとハナ差の勝負をしたバスラットレオン先輩の頑張りにより、キングエルメスはまだまだ経験不足、勉強することがたくさんあるなと感じされられました。キングエルメスもすでに京王杯2歳Sを勝っており、素質はバスラットレオンに劣っていないはずですが、起伏のあるコースや斤量への対応、どんな環境でも安定して力を出すことなど、これから少しずつでも身につけていきたいところです。
その意味では、起伏のあるニューマーケットから平坦なドーヴィルへのコース替わり、57.2kgから56kgへの1.2kg減、前回に比べるとだいぶ楽な輸送など、条件的でモーリスドゲスト賞にはプラス要素がいろいろあります。30日の移動中にはバスラット先輩からいろいろ話を聞くなどして、今度こそ実力を出し切って欲しいと思います!
【2022/7/9英ニューマーケット ジュライカップ(G1/芝6F)でのキングエルメス:公式HPより】
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