函館競馬場在厩のブルータスは、24日、ダートコースで15-15程度を消化しています。
◇高柳瑞調教師のコメント 「蹄のほうはだいぶ良くなってきており、もう問題はなさそうとの判断から、少しずつ乗り出しています。繊細な箇所ゆえにまだ油断はできないのかもしれませんが、できればこのまま乗り進めていき、改めて出走の目途を立てていければと思っています」
-----
引き続き函館競馬場に留まって、様子見から15-15の調整まで戻ってきてくれました。
瑞樹先生のコメントにもあるように、蹄はとても繊細で一度ダメージを負うとややこしい部分なのですが、どうやら長期離脱までの話にはならなそうですし、是非ともこのまま軌道に乗って欲しいです。
その上で、できれば札幌開催のうちに出走、勝ち上がってしまいたいのも確かです。
少し休まざるを得なかったのは不運ではありますが、本馬はもともと晩成傾向の強い系統ですし、使い詰めを嫌ってあえて間隔をあけたと考えれば別にどうってことはありません… と考えるためには札幌で…となるワケですが、まあ、先のある馬ですから無理は禁物、引き続き慎重に見極めて判断頂ければと思いますm(_ _)m
【2024/6/30函館5R 2歳新馬(芝1800m)でのブルータス:公式HPより】
美浦トレセン在厩のトゥジュールは、24日、ウッドで追い切られています。
- 24.07.24 石田拓 美南W良 6F 85.7-69.2-53.7-39.0-12.0(6) 馬ナリ余力
キングオリヴァー(三未勝)馬ナリの内0.3秒追走同入
- 24.07.21 助 手 美南坂稍 1回 56.5-41.4-27.2-13.4 馬ナリ余力
- 24.07.17 石田拓 美南坂重 1回 54.7-39.6-26.4-13.5 馬ナリ余力
◇奥村武調教師のコメント 「石田騎手が乗ってウッドで一週前追い切りを行いました。鞍上によると、『手前を替える時にトモがどっこいしょとなって、それを待つ場面があった』ようですし、まだトモが弱いというか緩いのかなと。ただ、『歩様や左右に張る感じは気にならなかった』とのことでした。長期の休養から急ピッチで進めてきていますからね。今は脚元よりもトモのほうが気になる感じでしょうか。いちおう来週8月3日(土)新潟9R 3歳未勝利(ダ1800m)を本線に進めていく予定になっています」
-----
トレセン入りしてからここまで、何とかかんとか追い切りを重ね、一応、それらしい時計が出るところまでたどり着きました。ただし石田拓騎手、杉本助手によれば、屈腱炎云々よりもトモの弱さ緩さの方が気になるという…。
まあ、トモについては時間をかけて鍛えていないので、そう言われても致し方なしなんですよね。。と言いますか、それは石田拓騎手も杉本助手も当然分かっているわけで、逆に言えば『それが気になるところ』まで来ているのが奇跡のようなもの。これから少しでも状態を上げて来週のレースに向かって欲しいと思います。
まずはあと一本、二本と追い切って無事にレース出走までたどり着くこと。その時に掲示板を狙えるぐらいの状態になっていれば嬉しいですが、今までの経緯が経緯ですから、あまり気負わずに見守りたいと思いますm(_ _)m
【美浦トレセン在厩のトゥジュール:公式HP(2024/7/25更新)より】
アスロスは、7月27日(土)札幌3R 3歳未勝利(芝2000m)に出馬投票しましたが、非当選により除外となっています。
◇蛯名正調教師のコメント 「前走は函館の短い直線でも最後きていましたし、さらにやれてもおかしくないはず。ただ、あまり切れるタイプではなく、引っ張っているうちはいいのですが、追われて手応えほど伸び切れないようなところがありますからね。函館よりも札幌のほうが時計が速くなりそうですし、位置取りもカギになってきそうです。できればダートよりも芝のレースへ。来週また投票していきます」
-----
水曜のクラブの出走想定で今週は厳しそうと分かっていましたので、非当選除外は仕方がないところです。
その上で、蛯名先生がコメントしておられる内容は全くその通りだと思いますので、来週こそは芝のレースに出走が叶って欲しいです。(今週、非当選除外になっているぐらいなので、多分、大丈夫のハズ…)
あとは継続騎乗が予想される岩田康騎手にも頑張って欲しい…
万が一、ここで掲示板を外すとアレレ?になってしまいますし、だんだん追い込まれていく感じは精神衛生上良くないですからね。来週は掲示板以上の確保を最低限のラインとして、これならイケる!との手応えを感じさせて欲しいですm(_ _)m
【2024/7/13函館5R 3歳未勝利(芝1800m)でのアスロス:公式HPより】
エレガンシアは、7月28日(日)札幌5R 2歳新馬(芝1800m)に武豊騎手で出走します。
- 24.07.24 武 豊 札幌芝稍 5F 66.4-52.4-37.7-12.5(5) 馬ナリ余力
アヴァンポップ(新馬)馬ナリの内0.8秒追走同入
- 24.07.17 助 手 札幌ダ良 6F 86.3-69.5-53.7-40.1-12.8(6) 強めに追う
アヴァンポップ(新馬)強めの外0.2秒先着
◇高柳大調教師のコメント 「24日は芝コースを馬なりで伸ばしてもらう形。跨った武豊騎手によれば、『まだ子供で、周囲の様子を窺いながら走っていて集中できていない感じ。背中の感触はいい馬なので、のちのちは走ってくると思うが、初戦からとなるとどうでしょうか』とのことでした。それでも馬体重が430kgほどと仕上がりは悪くないですし、ゲートの速い馬。それらを活かして、いいレースをして欲しいと思っています」
-----
エレガンシアのデビュー戦出走が確定しました。
レースは28日札幌の芝1800m戦、鞍上は(このところ出資馬にたくさん乗っている)武豊騎手です!
ちなみに武騎手、前回のアスゴッドの時と違い、エレガンシアには24日の追い切りにも跨ってくれたという。。追い切り後のコメントは『初戦からの馬じゃないですよ!』的な内容になっているものの、しっかり感触を確認したうえでレースに乗ってくれるのはとてもありがたいです。(いやホント、50歳を超えているのに立派です(^^;))
一方、大輔先生はと言いますと、「(430kgほどで)仕上がりは悪くない、ゲートも速い、それらを活かしていいレースをして欲しい…」と、初戦から満更でもないご様子で。。まあ、実際にはそう簡単なレースにならないでしょうし、エレガンシアは早熟タイプではないとも思いますが、ステラリード産駒は実戦になると意外に動けてしまうところもありますからね。
ということで、まずは無難にデビュー戦を終えてもらうことが第一、あとはゲートの速さやレースセンス的な部分において、『ステラの仔にしては(頭も高くなく)落ち着いている』と言われ続けた良さを発揮して欲しいなと…。
着順は良いに越したことはないですが、レジェンドが「のちのちは走ってくると思うが、初戦からとなると…」と仰っていますので、あまり気負い過ぎずに楽な気持ちで応援したいと思います(^^)
**2024/7/28札幌5R 2歳新馬(芝1800m)出走馬**
【札幌競馬場在厩のエレガンシア:公式HP(2024/7/25更新)より】
ジーベックは、7月27日(土)新潟8R 1勝クラス(ダ1800m)に坂井瑠星騎手で出走します。
- 24.07.24 坂井瑠 栗東坂良 1回 56.3-41.1-26.5-12.9 馬ナリ余力
- 24.07.10 坂井瑠 栗東坂良 1回 54.1-39.6-25.7-12.6 馬ナリ余力
◇荒木助手のコメント 「24日に坂路を馬なりでサーッと。この暑さにも負けずにバテることなく頑張って走ってくれていますし、追い切りで跨った坂井騎手も、『中1週でも大丈夫そうです』と言ってくれていますからね。今週末の新潟に向かうことになりました。レースも引き続き同騎手で。もうひと頑張りしてもらいましょう」
-----
ジーベックの出走が確定しました。
レースは新潟のダート1800m戦で、鞍上は引き続き厩舎の主戦、坂井瑠星騎手になりました!
ちなみに先週の近況で荒木助手が「今のところ中2週、いけるようであれば中1週で新潟開催に向かう予定」と仰っていましたので、当初は中2週での(来週)出走が本線だったのかもしれません。
ただ、坂井騎手が自ら追い切りに乗ったうえで『今週いきましょう!』と仰ったということは、ジーベックの状態面に関してそれなり以上の手応えを感じたこと、そして、出走すれば勝ち負けできるとの自信があるのだろうと思います。
前走は昇級初戦で初の小倉への遠征競馬でしたし、逃げ馬にまんまと上手くやられての2着でしたからね。坂井騎手にも『今度こそ…』との気持ちがあるハズですし、正直、1勝クラスはあまり引っ掛からずに卒業したいところです(^^ゞ
**2024/7/27新潟8R 3歳以上1勝クラス(ダ1800m)出走馬**
【2024/7/14小倉12R 3歳以上1勝クラス(ダ1700m)でのジーベック:公式HPより】
アスゴッドは、7月27日(土)札幌1R 2歳未勝利(芝1800m)に武豊騎手で出走します。
- 24.07.24 助 手 札幌ダ稍 4F 54.8-39.9-12.9(7) 馬ナリ余力
モズオラージュ(三未勝)強めの外同入
- 24.07.10 助 手 札幌芝良 5F 66.0-51.1-36.8-11.2(6) 馬ナリ余力
キングスコール(新馬)強めの外同入
◇荒木助手のコメント 「前走後はほどなくして札幌競馬場へ。きのうはダートコースで3歳馬と併せてサラッとやりました。実戦を一度使いましたが調子を崩すこともなく、中1週の競馬も可能と判断。引き続き、武豊騎手でレースに向かいます。前回は不利を受けるような競馬になってしまいましたからね。今回はひとまずスムーズなレースになってくれればと思います」
-----
アスゴッドの出走が確定しました。
レースは札幌の芝1800m戦、鞍上は前走に続いてレジェンド武豊騎手です!
荒木助手も仰っていますが、前走は前の馬がフラフラと邪魔になってほとんど実力を発揮できませんでしたからね。当然のようにレースの疲れもないはずですから、中一週での出走は予想通りの展開です。
と言いますか、状態面に関しては前走時より良くなっていてもイイんじゃないでしょうか。。荒木助手には(負けたあとなので)多少の遠慮があるかもしれませんが、「今回はひとまずスムーズなレースになってくれれば」との言葉の裏には、『まともな競馬になれば簡単には負けないじ…』ぐらいの自信か隠れているのではないでしょうか。
と、またまた勝手に都合の良い解釈をしてしまいました(^^ゞ
もともと経験の浅い馬どうしの一戦は何が起こるかわからないのものですし、まずは今回も無事に回ってくることを第一に。そのうえで、今回こそは今の実力を出し切って欲しいと思います!
**2024/7/27札幌1R 2歳未勝利(芝1800m)出走馬**
【札幌競馬場在厩のアスゴッド:公式HP(2024/7/25更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、すでに騎乗を開始しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「蹄球についてはほどなく治まり、歩様も問題がなかったことから、すでに跨り始めています。この暑さを考慮して、まずは周回コースでハッキングを2000m程度。週末から坂路に入れていこうかと思っています。落鉄時のトラブルはもう大丈夫と判断してよいでしょう」
-----
落鉄、釘踏みによる蹄球の傷はすでに治まり、騎乗を再開しているとのこと。今後のことはさて置いて、痛いところが無くなって運動できる状態になったのは良かったです。
とは言え連日のこの暑さですから無理はできませんし、おそらくは次の目標が定まっているわけでもないでしょうから、しばらくは適度な運動をさせつつ休養を取り、体調の維持向上を図ることがメインになりそうです。
結果的にこの夏が心身のリフレッシュ期間になり、バスラットレオンにプラスの効果をもたらしてくれれば…。今はあまり難しいことは考えず、夏バテ回避、健康第一で過ごして欲しいと思いますm(_ _)m
【2024/7/7小倉 プロキオンステークス(ダ1700m)でのバスラットレオン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のテラステラは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めをコンスタントに乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「24日には半マイル57秒を切るペースで登坂。この暑さにもへこたれることなく、元気いっぱいに駆け上がってくれました。今週末は56秒台、そしてその次は56秒ジャストぐらいをイメージ。この調子でしっかりと帰厩態勢を整えていきたいところです」
-----
目標レースの8/18中京10R 中京スポニチ賞(2勝C/芝1400m)まで一ヶ月を切りましたので、今週末の56秒台、その次の56秒ジャストを乗ってトレセンに戻るイメージですね。現状、どの馬も苦労をしている酷暑対策、夏バテの症状なども全くなく元気一杯とのことですし、このまま順調に進んでいきそうで良かったです。
1年前のこの時期は、新潟のレースに出て不可解な大敗(8/12新発田城特別で2番人気14着)を喫したわけですが、あれから様々な経験を積み、成長しているはずの今年は同じ轍を踏むわけにはいきません。
勝ち負けについては最後は運の要素もあるのでアレですが、テラステラ自身が『あの時とは違うのだよ…』を示すためにも、内容の良い競馬を見せて欲しいと思います。。いや、今年はきっと大丈夫でしょう!(^^)
チャンピオンヒルズ在厩のマジックブルーは、今週もおもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1~2回、半マイル57~58秒程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「首に巻く冷却ラップが届きましたので、午後のチェックやケア時にさっそく試しています。用途や効果は人間が使用しているネッククーラーと同じ。最初は着けるのを嫌がりますが、きっと気持ちが良いのでしょう。装着後はおとなしく、快適そうな様子です」
-----
メニューは引き続き坂路で半マイル57~58秒程度。調教自体は順調のようですし、どの馬も大変な思いをしている『暑さへの対応』についても、様々な工夫で何とか乗り越えられそうな雰囲気です。
ちなみに早朝の調教、エアコン付き馬房に続く暑さ対策のひとつ、特注・特製の『首に巻く冷却ラップ』が到着したようで、早速、馬房から出て行わざるを得ない午後の作業時などに装着、それなりの効果がありそうな感じで良かったです。
確かに、首周りを冷やすと全然過ごしやすさが違うのは人間だってそうですし、この『冷却ラップ』はそのうちに流行るかもしれませんね。実際にどんなものなのか見たことはないですが、マジックブルーが転厩前に所属していた矢作厩舎など、ステーブルカラーである赤白デザインのちょっと格好イイやつとか作りそうですよね(^^ゞ
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、先週同様、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「先週末、左トモにショックウェーブ放射を行いました。この効果によって重心がひとつ後ろにかかっている感じになっていますからね。右前の蹄自体に大きな変化はありませんが、バランスを変えることにより、右前への負担を軽減するのが狙い。今度はこの方策で何とか軌道に乗せていければと考えます」
-----
「右前の蹄自体に大きな変化はない」とのこと。『やわらかいラバーの蹄鉄』に頼るだけでなく、様々な方法で現状打破をめざして頂いているようですが、最後は時間に頼らざるを得ない…といった部分はあるのでしょう。
大きなものから小さなものまで、これまだ頓挫のオンパレードだったトリフィスですが、今回もなかなかスンナリいかせてくれませんね。。正直、休養に入った当初は『アスロスより復帰が早いかも?』とすら考えていたのですが…
まあ、それでもあえて矢作厩舎に残してもらえている、それ自体がスゴイことだとも言えますけれど(^^;)