チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、おもに坂路にてハロン17~18ペースのキャンター1本を消化。週1~2回の15-15を乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「ウォーキングマシンの段階で汗をかいたり、目の周りが黒ずんで見えたり、睾丸が下がり気味であったりと、この暑さに少々しんどそうな様子。完全にバテているわけではありませんが、補液をするなど、よく手をかけてあげた方が良さそうな状況です。よって調教メニューも適度に上げ下げしながら様子を見ていきたいと思います。脚元に変わりはありません」
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脚元については問題ナシであるものの、今度はこの暑さに少々バテ気味な様子。目の周りの黒ずみ、下がり気味の睾丸など、去勢前のプライムラインのような兆候が出ていますので、急なペースアップは難しいかもしれません。
ただ、もともとこれから先が最後のひとヤマといった状況でしたし、結果的にこのタイミングで15-15を続けることになったのは、決して悪い話ではないでしょう。夏の間は体力を戻すことに専念し、秋口から入厩、復帰戦をめざして本格的にペースを上げる…くらいのスケジュール感でイイんじゃないかと思います。
さすがに今回は、何事もなく無事に復帰をして欲しいですからね。脚元や体調の確認については、多少、慎重過ぎるくらいでちょうど良いと思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思いますm(_ _)m
吉澤ステーブルWEST在厩のコンタンゴは、ウォーキングマシン運動のみで一息入れています。
◇奥場長のコメント 「初めての環境下でゲートまでやってきましたからね。それなりの疲れが見て取れましたので、まずは運動のみでひと休み。明日から乗り出していく予定になっています。調教師によれば、『将来的には動きそう。スピードがありそうだ』とのこと。これからの成長とともに幼い体型が大人びてくるのを促していければと思います。飼葉喰いに問題はありません」
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ゲート試験合格後に放牧され、今は吉澤ステーブルWESTでひと息入れているとのことです。
藤原先生からは、先週は「ロードカナロアにディメンシオン、かける期待は大きい」、そして今週は「将来的には動きそう。スピードがありそうだ」と嬉しいコメントがもらえましたが、それもこれも暑い夏を順調に乗り越えてこその話ですからね。
どうやら体型的にまだ幼いところが残っているようなので、まずは成長を促しつつ基礎体力を強化すること、その中で、走りの質をさらに高めていけるようトレーニングに励んで欲しいと思います。
そう言えば、来週の月曜日には父エピファネイアの妹に出資申込みをする予定です。ということで近い将来、『あのコンタンゴの妹が6,600万円はお買い得だった!』と言われるような活躍を期待しています(^^ゞ
キャニオンファーム土山在厩のエスペシャリーは、おもにトラックで軽め3200m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。
◇山本厩舎長のコメント 「さすがにここまで暑いと汗もかきますので、馬体重は微減の457kg。脚元や飼葉喰いに問題はありませんが、調教は少し抑え気味に15-14くらいまでに留めて乗っています。オーバーワークにならないよう、適度にペースを上げ下げしながら体調管理にも気を付けていきたいところです」
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調教はとても順調のようですし、エスペシャリーも馬体重微減ながら元気はある様子。引き続き酷暑との戦いは続いているようですが、何とかこの調子で夏を乗り切って欲しいと思います。
ちなみに先週の15-13ではなく、今週は15-14程度までにとどめているとのこと…。とても微妙なペースの上げ下げをする中で、基礎体力強化や正しい走行フォームの習得ができればありがたいです。
ということで、どうやら本馬については秋デビューが基本路線ということですね。
本馬はすでにゲート試験に受かっていますし、やればある程度動けることも分かっていますので、今後は気候や適条件などを考慮しながら、適切な時期のデビューをめざして頂ければと思いますm(_ _)m
ファンタストクラブ在厩のピークブルームは、騎乗再開後は問題なく調整できています。
◇佐久間調教補佐のコメント 「右肩の違和感はすっかりなくなり、段階的にペースを上げているところ。現在はおもに坂路と屋内ダートコースを併用して軽いキャンターを消化しています。丸二日間、調教を休むことにはなりましたが、坂路での動きにも問題はありませんので、ここからまた徐々にピッチを戻していけるものと思われます」
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先週の近況で「右肩跛行によりケアと様子見に専念」と聞いた時は、果たして次走はどうなるのか?と心配をしましたが、実際に調教を休んだのは2日で済んだようですし、何とか『未勝利戦のうちにあと一走』はできそうです。
もちろん、大切なのはこれからピッチを上げていった時にどうなるかですが…。
まあ、立場が立場ですから、ある程度は思い切る必要があるでしょうし、慎重かつ大胆に乗り込んで頂ければと思います!(と、口で言うのは簡単ですが、そこを何とかお願いしたいと思いますm(_ _)m)
【2024/4/14中山1R 3歳未勝利(牝/ダ1800m)でのピークブルーム:公式HPより】
新規募集馬の検討にうつつを抜かしていたため(一口馬主ブログなので当たり前なのですが…)、ジンギスカンしろくまさんの記事から間があいてしまいましたが、北海道に遊びに行った際に食べたお手軽回転寿司と空港ラーメンを紹介します。
まずはすすきの中心地から徒歩10分ほどのところにある、『活一鮮』という回転寿司屋さんからです。
活一鮮さんは回転寿司といってもレーンを回っている寿司を取る方式ではなく、タブレットで注文した寿司を職人さんが握って提供してくれるという、最近流行りのやり方でした。
で、奥の半個室に通された私たち、何はともあれ生ビールで喉を潤します!
ここからは寿司ざんまいなので、ザザッと紹介していきます… のマグロ(赤身)!
最近、近海モノが全く出回らなくなっているらしいボタン海老、
からの中トロ!(赤身も中トロもなかなかの高レベルです(^^))
そしてハマチ。私は昔からハマチ好きで、今回も美味しく頂きました。
何となく、しめ鯖を頂いたあとに、
味噌ののったズワイガニ!
甘いボタン海老に対し、海老くささが強いアカ海老も頂きました。
そしてウニ。これもなかなかの美味でした(^^)
そう言えば、飲み物はビールのあとはハイボール路線で攻めてみました。
ホタテは炙りマヨという、ある意味邪道系で。。まあ、美味しけりゃなんだってアリでしょう(^^ゞ
その分、ツブは王道の握りで頂きました。
そしてこちら、牡蠣の黄金焼きなる一品料理です。
牡蠣がまとっているのはフワッとした卵のソース、なかなか美味しいと思いました。
変わりダネ系を頂いたので、初心にかえってイカと、
ヒラメを。
ここで、あえて塩気の強い筋子を食べたのが何故だったかは思い出せません(^^;)
ついつい頼んでしまった贅沢巻き!(?)ウニとかいくらとかホタテとか、とにかく美味しかったのでOKです。
柔らかい煮穴子で助走をつけて…
脂ののった大トロさんに舌鼓!!
最後はさっぱりメネギでシメさせて頂きました(^^)
活一鮮さんは、お手軽回転寿司と言っても全然本格的で美味しいお寿司が食べられます。
このレベルで好き勝手に飲んで食べてもお会計は大したことなかったですし(はっきり覚えてないですけど(^^ゞ)、無理をして有名どころの行列店に行かなくても、何となく北海道のありがたさも感じられますしね。
北海道で回転寿司というと、新千歳空港にある函太郎さんはいつも行列していますが、活一鮮さんは全然負けず劣らず… いや、むしろコチラに軍配を上げる方が多いかもしれません。(別にそういう勝負じゃないですけど)
いやホント、こういう食事が安くできるということで、海外のお客さんが喜ぶの分かる気がするなぁ。。。
回転すし 活一鮮 南3条店
札幌市中央区南三条西5-1-1 ノルベサB1F
011‐252‐3535
空港の話題が出ましたので、ラーメン横丁のけやきさんで飲んだビールの写真です!
そしてバターコーンラーメン\(^O^)/
何だかんだでけやきの味噌スープは美味しいですし、バター、コーンがよく合います(^^)
麺はお馴染み黄色い縮れ麺、何故か懐かしさを感じます。
私、基本的にスープは飲んでしまうので、穴あきレンゲはいりません(^^ゞ
当たり前っちゃぁ当たり前なのですが、けやきの味噌ラーメンは長く愛されるだけあって美味しいですよね。
初めて本店で食べたのが何十年前かは忘れましたが、その後さまざまなラーメンを食べ続けてきた私に、こうやって今でも美味しいと言わせてくれるわけで、北海道味噌ラーメンの保守本流のひとつなのは間違いないでしょう。
今や行列という意味では海老そば一幻さんに及びませんが、北海道らしさを求めるならこちらじゃないか… という空港ラーメン常連さんは多いだろうと(勝手に)想像しています(^^)
けやき 新千歳空港店
千歳市美々987-22 新千歳空港 国内線ターミナルビル 3F
0123-45-6010
約3週間ぶりのJRA・2歳種牡馬ランキングチェックです。
**種牡馬ランキング(JRA/2歳/総合/7月21日終了時点)**(馬名赤字は新種牡馬)
JBISサーチ(JBIS-Search):国内最大級の競馬情報データベース
いやぁ、ここ3週間で随分と風景が変わりました(^^;)
前回チェックの時には首位キズナ、2位モーリス、3、4位に新種牡馬のナダルとタワーオブロンドンが入って5位にリオンディーズがいたのですが、今現在は1~4位にキズナ、キタサンブラック、エピファネイア、モーリスという実績馬がズラッと並び、新種牡馬は6~8位にタワーオブロンドン、アドマイヤマーズ、ナダルといった順位になっています。
ちなみにキタサンブラックの躍進は、主にサトノカルナバルが函館2歳ステークスを勝ったことによるものですが、この時期の短距離戦を勝つ馬がいるかと思えば、7/20福島の芝2000m戦を逃げて上り最速、持ったままで後続を7馬身千切ってしまったピコチャンブラックのような馬も出すという、相変わらずの爆発力を示しているのはさすがです。
キタサンブラックと言えば、広尾の募集馬スターオーストラル’23の父、さらにはセレクションセールで落札したパドックシアトル’23の父でもありますし(両方とも牝馬ですけれど(^^ゞ)、ただの一発屋ではない、活躍馬を継続して出す能力を見せているのは、スターオーストラル’23に興味ありの会員さんには朗報(?)でしょう。
新種牡馬の中では、ナダルが3位から8位に順位を落としたのは目立ちますが、まあ、今の2歳戦はあくまで芝のレースが中心ですからね。それでAEIが1.4あってアドマイヤマーズやサートゥルナーリアと互角に渡り合っているのですから、現時点で評価を下げる必要は全くないと思います。(さりげなく7位のアドマイヤマーズはかなりの優秀ぶり!)
いずれにしても、ファーストシーズンサイアーの争いについてはこれから一波乱二波乱ありそうです。
頭数で言えば20位までに7頭も入っていますし、21位以下にはシスキン、ルヴァンスレーヴといった注目新種牡馬も控えていますので、何だかんだで最後まで混戦が続いていくような気がします。
いや、繁殖牝馬の質など様々な条件を考えれば、本来はサートゥルナーリアがブッ千切らなきゃいけない?ですが、(昨年のレイデオロがそうだったように)そう簡単にいかないのが種牡馬の世界ですからね(^^;)
【セレクションセール】キズナ産駒が1億円で落札 同セールで史上2位の高値:サンスポZBAT!
1歳馬の競り市「セレクションセール」の初日競りが22日、北海道新ひだか町の北海道市場で行われ、Jpn1・JBCレディスクラシックを制したテオレーマ(父ジャスタウェイ)を半姉に持つスターズアラインド2023(牡、父キズナ)が1億円(以下、価格は税抜き)で落札された。購買者は坂口直大氏。セレクションセールで落札価格が1億円を超えたのは、2001年のプレシャスキール2000(父サンデーサイレンス、1億7000万円)以来、史上2頭目となる。セールは24日まで3日間で行われる。
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ということで、セレクトセールに比べれば可愛いものですが、セレクションセールもなかなかの活況を呈しているようです。そんな中、No.116パドックシアトル’23(谷川牧場)を広尾レースさんが5,720万円(税込)で落札しておられまして…
20240701-01-0116-J.pdf (idcfcloud.net)
パドックシアトル’23は父キタサンブラック、母父SeattleFitzの牝馬で、母はARG4勝馬(重賞2勝、G1ラプラタオークス3着)。母系アルゼンチンのキタサンブラック産駒と言えば、今次募集のスターオーストラル’23と似たプロフィールですが、どちらかというとパドックシアトル’23の方がアルゼンチンぽい血統表になっています。
牝馬なので、将来はパンサラッサのお嫁さん候補として…の側面があったりするかもしれませんが、順当であれば秋の追加募集馬として登場してきそう。。(或いはその前に『〇〇特別募集』みたいな企画があるのかも…)
過去の傾向を考えると、ジーベックの9,000万円/4000口を超える高額募集となる可能性が高いですが(ポイントバック分を乗せないといけないので)、スターオーストラル’23とのバランスなども考えて、総額7~8,000万円程度に収まれば…
いやいや、広尾さんもそんなに甘い商売はしないタイプですからね。秋の追加募集では、美浦・蛯名正義厩舎から1億円/5000口でラインアップされると予想します(^^ゞ
パドックシアトル’23
以下の動画では、パドックシアトル’23は4:48:06あたりで登場します。1,000万円から始まって活発に競り上がり、一瞬、3,000万円台でハンマーかに見えたものの、結局、5,200万円(税抜)で決着する様子が確認できます。
前回、スターオーストラル’23の記事の中で、この世代は牝馬の当たり年かも…という個人の感想を書きましたが、当然ながら牡馬の中にも気になる馬がいますので、今回はハービンジャーの牡馬、クエストフォーラヴ’23を注目馬6頭目に取り上げます。
クエストフォーラヴ’23
群れを率いるリーダー格、歴史的圧勝の血が牝系の繁栄を鼓舞する。
◇牡1歳 鹿毛 2023.03.01生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:ハービンジャー 母:クエストフォーラヴ (母の父:キズナ)
◇美浦・中舘英二厩舎予定
◇販売総額 2,600万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:ウィンダミアの半姉にあたる母が産んだ待望の初仔。深めの胸肩がバランス良くまとまっている馬体はまだ途上にあるものの、好ましい成長曲線を描き始めている流れは頼もしく、性格はこの牝系らしく従順で人懐っこく、とても扱いやすいタイプ。それでいて闘争心に溢れており、放牧地では自身よりも体の大きな相手とボス争いを繰り広げるなど、群れの仲間たちを活発に導くムードメーカー的な存在となっている。歩かせた際の印象点も高く、イメージは1600~2000mあたり。お馴染みとなったファミリーの枝葉を広げる急先鋒として大きく飛躍を遂げたい。
◇最新近況(2024/7/16):北海道・日高町のパカパカファーム厚賀分場在厩。24時間の昼夜放牧で管理されています。馬体重392kg、体高151cm、胸囲170cm、管囲20.1cm(6/28測定)
「現地点ではやや小ぶりですが、ほどよい深さを誇る肩をはじめとして造りにこれといった欠点が見当たらず、全体的にうまくまとまった体つきをしていますね。人にはやさしく、それでいて馬には怯まず。放牧地において支配力を発揮している姿が印象的です。当然のことまだ成長が必要ではあるものの、早めのデビューにも対応できるのではないでしょうか」(ハリー代表)
◇募集時写真(2024/7/12:パカパカファーム厚賀分場)
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今回新規募集馬9頭のうち牡馬は4頭、私の注目馬としてはステラリード’23を取り上げただけですので、この馬が牡馬では2番手の存在ということになるワケです。では、スーンシャイン’23、クエストフォーワンダー’23よりコチラを上位と見た理由は何かと言いますと、すごく大雑把にまとめると、馬体、血統評価における『欠点の少なさ』ということかもしれません。
まあ、実際にはあくまで素人の感想なのでアレですが、例えば馬体について言うと、多少コンパクトでもソツなくまとまっていて肉付きが良さそうですし、好みの問題を別にすれば欠点らしい欠点がありません。写真を見ながらツラツラと考えてみたのですが、そう言えば、何年か前に社台SSで至近から見せて頂いたハービンジャーの雰囲気に似ているよなと…。
こういっては何ですが、父ハービンジャーを見た時に、正直、キングジョージを勝つほどのオーラを感じなかったと言いますか、見た目は本当に普通の馬だったんですよね。それでも近年、ハービンジャーはなかなかの活躍馬を出していますし、こういう『欠点の少ないタイプ』こそが父の良さを受け継いでいるのかも?という気もしてきます。
血統に関しては、竹内さんが血統診断でとても面白い分析をしておられまして、ディープインパクト用に導入されたStorm Catの血が、まずは母父ハービンジャーに回ってくるようになり、徐々にその真価を発揮し始めたのではないかという…。本馬は母父キズナになりますので、確かにハービンジャーの成功パターンを正攻法で踏襲しているように思います。
クエストフォーラヴ’23
ちなみに全容公開前に期待をしていたスーンシャイン’23については、馬体重488kg、体高156cm、胸囲176cm、管囲21.3cmというサイズはひとつの魅力ながら、個人的にお尻からトモ、飛節にかけてのカタチがあまり好みではなく、また、クエストフォーワンダー’23については、馬体はなかなか良いと感じるものの、さすがにもう少し軽めの配合がイイ気がするので、(結果はやってみなければ分からないですが)相対評価で本馬を上位にと考えました(^^ゞ
しかし、こうやって時間をかけてマジマジと見ていると、段々と良い馬に見えてきますねぇ。。
お値段の2,600万円はエンパイアブルー’23、スターオーストラル’23よりだいぶお安い設定ですし、牡馬であること、3/1生れのCT型でバランスが良く、早めの始動も期待できると考えれば、最初からこちらに行くのも全然アリな気がします。
何だかあっちへフラフラ、こっちにフラフラしていて全然作戦が決まりそうもないですが、申込み解禁日までにあと一週間ありますから、何とかして自分なりの結論をひねり出し、迷いのない気持ちで29日を迎えたいです(^^;)
先週はプライムラインが土曜札幌メインのTVh賞に出走、14着に終わりました。
敗因について北村友一騎手は「道中ずっと掛かっていたので伸びなかった…」、田中克先生は「まだ本来の状態に戻っていないのかも…」とそれぞれ見解を述べてくれましたが…。去勢明けの昨年10月からは、ずっと主戦場だったダート1400m戦で10、15着、半年の休みを挟んで洋芝の1200m戦に挑んで13、14着と大きな着順が続いています。このあとはいったん栗東に戻ってから次を考えるようですが、何か根本的な対策、キッカケが欲しいところです。
そして、とても大きな出来事としは、屈腱炎発症によるメリタテスの引退、登録抹消がありました。
メリタテスは小柄な牝馬ながらもタフに走って通算15戦2勝、古川奈穂騎手とのコンビで逃げ切った2戦はいずれも戦績以上の強さを感じさせるものでしたし、今後の活躍を期待していただけに非常に残念、無念です。
今後は繁殖牝馬としてパカパカファームで第二の馬生をスタートさせるようで、矢作先生からも「この先は繁殖牝馬としてその血を広げてくれれば…」との言葉を頂きました。個人的には近い将来、パンサラッサとの産駒を矢作厩舎で募集してもらい…などと勝手な妄想をしていますが、まずはゆっくり休んで脚元を治し、繁殖牝馬として順調なスタートを切って欲しいと思いますm(_ _)m
かわって今週はアスゴッド、アスロス、エレガンシア、ジーベックと最大4頭出走の可能性がありそうです。(アスゴッドの27日札幌1レース、エレガンシアの28日札幌5レースはほぼ確定的、アスロスは出られるレースがあるかどうか、ジーベックは「中一週か中二週」とのことだったので、来週に回る可能性アリ)
もしも4頭出走が実現すれば、先々週に続いての賑やかな週末になりますし、どの馬にも勝つチャンスがありそうで、まずはクラブの水曜想定、木曜出馬投票の結果を見るのが楽しみです。そう言えば新規募集開始の29日が迫っていますし、クラブとしても、何とか今週一つや二つは勝って29日を迎えたい…と考えているでしょうしね。
そうですねぇ、前走不完全燃焼だったアスゴッドにはしっかり巻き返して欲しいですし(調教パートナーのキングスコールは新馬勝ち!)、武さん鞍上デビューとの噂があるエレガンシアにも頑張って欲しい、後がなくなってきたアスロスには問答無用で結果を求めたいですし、ジーベックは出走すれば普通にチャンスのハズ…と考えると、やっぱり一つや二つは(^^ゞ
8月になると3歳未出走トゥジュールのデビュー戦、テラステラの復帰戦以外にブルータスの2戦目がありそうですし、何とか今週のレースで勢いをつけていきたい…
まあ、トラタヌがうまくいかないことは散々思い知ってきましたので、これ以上はやめておきますが、出走することになった馬にはとにかく無事に、そして今の実力をきちんと出して帰ってきて欲しいですm(_ _)m
**出資馬の状況**
**2024年総合成績**
注目馬の5頭目はスターオーストラル’23!
そうなんです、注目馬3頭目をエンパイアブルー’23、エレナレジーナ’23と争った馬なのですが…
ちなみにエンパイアブルー’23もエレナレジーナ’23も、ある意味広尾会員にとってはお馴染みの血統、お馴染みの募集馬です。なので、『注目馬』という意味ではこの馬を上位に持ってくるべきだったのかもしれません(^^ゞ
スターオーストラル’23
名種牡馬×南米の名門牝系、芦毛の新女王へ夢を追いかける。
◇牝1歳 芦毛 2023.04.01生 新冠産(レジェンドファーム)
◇父:キタサンブラック 母:スターオーストラル (母の父:Cosmic)
◇美浦・尾関知人厩舎予定
◇販売総額 4,400万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:現時点ではまだまだ成長途上の段階にあるものの、肩の角度や臀部のスケールなどは理想的であり、充実期が非常に楽しみな一頭。普段はおとなしくマイペースだが、放牧地に出ると馬がガラッと変わるのは、アルゼンチンで一線級の活躍を見せた母譲り。挑まれた勝負には応えるタイプで、運動能力の高さや動きの良さを存分にアピールしている。トップサイアーであるキタサンブラックと南米を席巻した優秀な牝系のコラボレーションは心強く、体型的にはマイルから中距離をイメージ。これからの成長次第では、それ以上も守備範囲となりそうだ。
◇最新近況(2024/7/16):北海道・日高町のパカパカファーム厚賀分場在厩。24時間の昼夜放牧にて管理されています。馬体重400kg、体高152cm、胸囲169cm、管囲19.0cm(6/28測定)
「歩かせた際の雰囲気、放牧地での動きともに好感が持てますし、競走馬としてのポテンシャルの高さが窺えます。キタサンブラック産駒というだけでも誰もが羨むところですが、本馬は優秀な母の血をしっかりと受け継いでいる印象も強いですからね。まだまだ良くなる余地を多分に残している段階ですし、この先もっと充実し伸びてくれる器と見ています」(ハリー代表)
◇募集時写真(2024/7/12:様似木村牧場)
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実は、この馬を注目馬5番手にした時点では、まだ動画や測尺情報が公開されていらず、もしかしたら少し華奢で小さいタイプかな?と思っていたのですが、実際には「馬体重400kg、体高152cm、胸囲169cm、管囲19.0cm(6/28測定)」とのことで、現時点でも充分に水準級。やはり、見た目だけではサイズは分からないものですね(^^ゞ
もともとキタサンブラックは身体能力に優れた産駒を出しますし、本馬はこれから大きくなりそうなシルエットをしていますので、今後の成長と変わり身次第では、中距離以上が視野に入る本格的な馬になっていくかもしれません。
まあ、キタサンブラック牝馬で4,400万円は、正直、イチかバチか要素が強い気はするものの、ハリー代表が仰るように、動画で歩きを見ると確かに雰囲気はあるんですよね。。こういう雰囲気の馬は私の好きなタイプですし…。
ちなみに血統表を見ると、母スターオーストラルはアルゼンチンで…とは言うものの、Sadler's Wells、Seeking the Gold、A.P. Indy、Danzigなどが並ぶ王道中の王道、繁殖牝馬としてかなり本格的な背景を持っています。キタサンブラックとの間に目立ったクロスがないのも好感で、素直にキタサンブラックの良さが受け継がれている可能性を感じます。(詳しいとことは例によって竹内さんの血統診断を!)
スターオーストラル’23
あとはですね、本馬が尾関先生のところになったというのも私にとっては大きなプラスポイントです。ぶっちゃけ本馬とすでに募集されている尾関厩舎のストームハート’23、このどちらかには出資をしたいなぁと考えていまして。。
ただし、ゴールドシップ牝馬もキタサンブラック牝馬も『三振かホームランか』のイメージがあり、どちらか1頭を選べと言われるとすごく難しい。。じゃあ、2頭とも出資しちゃえばイイじゃんなのですが、それも何となく芸がない気がしますし…。しばらく様子見ができるならそうしたいところですが、何だかんだでこの馬は人気ありそうですしね(^^;)
ということで、前回、エレナレジーナ’23の記事に書いたように、エンパイアブルー’23とエレナレジーナ’23、そしてスターオーストラル’23とストームハート’23、この4頭については引き続き検討を続けます。もしかしたら、募集開始即出資はディメンシオン’23に集中することになるかもしれませんが、それはそれでアリな作戦だと思いますし!
しかし、こうやって注目馬を並べてみると、この世代は牝馬の当たり年になるかもしれません。いや、あくまで私個人の感想なので、実際は全然違うかもしれませんが、たまにはそういう世代があってもおかしくないとは思います(^^)