化粧土を使う方法
元々は色の付いた土(赤土など)の表面に、白い粘土を塗り、高級感や絵が
映える様にした物です。
現代では、表面を白く見せると言うよりも、一つの装飾として使う事が多い。
尚 化粧土は、一般に白絵土と言う白い土を使いますが、顔料を入れる事により
色々な色の化粧土を作ることが出来ます。
・化粧土は素焼前に使う事が普通ですが、南蛮掛と言う素焼後に使う事も
あります。当然収縮率をやや小さくする様に、調整の必要があります。
では本題に入ります。
1)ハケ目、三島模様
化粧土は「ハケ」で塗る事が多いため、「ハケ」の通た跡が筋状につきます
筋をどう残すかによって、模様も変化します。
三島は上記「ハケ目」を施した後に、印花紋等の陶印を押したものです。
・ 印を押す際、印に「カタクリ粉」を付けると型離れが良い。
・ 印を押してから、「ハケ目」を付ける場合もある。
この場合、印の凹み部分に化粧土が入ったり、入らなかったりし、
これも変わった模様になる。
2)絞り描き(イッチン)
「スポイト」に化粧土を入れ、搾り出して線条に模様を描く。
・ ケーキ作りの「シボリ袋」等を利用して、変化に富んだ模様を作る事も
出きる。
3)指を使って模様を付ける(指描き)
化粧土を塗ったら直ぐに、指で模様を描く。指の部分が、やや薄くなり
下の地が出てくる。
4)搔き落とし
a) 化粧土を塗て、生乾き程度に乾燥後、針(釘)などで模様を描く。
・ 模様の外側を削り取り、化粧部分を浮き出す。
・ 模様の外側を削り取り、地の部分を浮き出す。
b) 数種類の化粧土を用意し、順番に塗り重ねる。
その後 切れる「かんな」等で表面を削る。
削り方によって、色土の層が現れる。色々試して下さい。
5) 象嵌模様
作品の表面に「釘」や彫刻刃で溝(又は狭い面)を付けて、凹ます。
この溝に、化粧土を盛り上がる様に入れる。色土が乾燥するとその部分が
凹みますので、数回この作業を繰り返す。
色土が乾燥したら、表面が平らになる様に削る。
・ 象嵌は労多くして、功少ない場合が多いです。(私の経験では)
6)粉引き(こひき)
作品に釉薬を掛ける要領で、化粧土を掛ける。
「ハケ目」より色土が厚く掛かり、綺麗に仕上がる。
注意:化粧土の濃度と、化粧土を掛けるタイミングが難しい。
乾燥し過ぎると、本体が溶けて壊れる。
(素焼をせずに、釉薬を掛けること(生掛)と同じで失敗する確率
が多い)
・何度か試して、良い条件を見つけて下さい。
粘土の種類も関係します。
7)飛び鉋(とびかんな)
粉引きした作品に、「バネ」製のある「かんな」を作品に押し当て、削
り、「かんな」の痕が点々と付き、地の色の模様が出ます。
「バネ」の強度、長さなどで、点の間隔が変化し、作品乾燥度によっても
変化します。
元々は色の付いた土(赤土など)の表面に、白い粘土を塗り、高級感や絵が
映える様にした物です。
現代では、表面を白く見せると言うよりも、一つの装飾として使う事が多い。
尚 化粧土は、一般に白絵土と言う白い土を使いますが、顔料を入れる事により
色々な色の化粧土を作ることが出来ます。
・化粧土は素焼前に使う事が普通ですが、南蛮掛と言う素焼後に使う事も
あります。当然収縮率をやや小さくする様に、調整の必要があります。
では本題に入ります。
1)ハケ目、三島模様
化粧土は「ハケ」で塗る事が多いため、「ハケ」の通た跡が筋状につきます
筋をどう残すかによって、模様も変化します。
三島は上記「ハケ目」を施した後に、印花紋等の陶印を押したものです。
・ 印を押す際、印に「カタクリ粉」を付けると型離れが良い。
・ 印を押してから、「ハケ目」を付ける場合もある。
この場合、印の凹み部分に化粧土が入ったり、入らなかったりし、
これも変わった模様になる。
2)絞り描き(イッチン)
「スポイト」に化粧土を入れ、搾り出して線条に模様を描く。
・ ケーキ作りの「シボリ袋」等を利用して、変化に富んだ模様を作る事も
出きる。
3)指を使って模様を付ける(指描き)
化粧土を塗ったら直ぐに、指で模様を描く。指の部分が、やや薄くなり
下の地が出てくる。
4)搔き落とし
a) 化粧土を塗て、生乾き程度に乾燥後、針(釘)などで模様を描く。
・ 模様の外側を削り取り、化粧部分を浮き出す。
・ 模様の外側を削り取り、地の部分を浮き出す。
b) 数種類の化粧土を用意し、順番に塗り重ねる。
その後 切れる「かんな」等で表面を削る。
削り方によって、色土の層が現れる。色々試して下さい。
5) 象嵌模様
作品の表面に「釘」や彫刻刃で溝(又は狭い面)を付けて、凹ます。
この溝に、化粧土を盛り上がる様に入れる。色土が乾燥するとその部分が
凹みますので、数回この作業を繰り返す。
色土が乾燥したら、表面が平らになる様に削る。
・ 象嵌は労多くして、功少ない場合が多いです。(私の経験では)
6)粉引き(こひき)
作品に釉薬を掛ける要領で、化粧土を掛ける。
「ハケ目」より色土が厚く掛かり、綺麗に仕上がる。
注意:化粧土の濃度と、化粧土を掛けるタイミングが難しい。
乾燥し過ぎると、本体が溶けて壊れる。
(素焼をせずに、釉薬を掛けること(生掛)と同じで失敗する確率
が多い)
・何度か試して、良い条件を見つけて下さい。
粘土の種類も関係します。
7)飛び鉋(とびかんな)
粉引きした作品に、「バネ」製のある「かんな」を作品に押し当て、削
り、「かんな」の痕が点々と付き、地の色の模様が出ます。
「バネ」の強度、長さなどで、点の間隔が変化し、作品乾燥度によっても
変化します。