わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

本焼き (確認、準備)

2008-05-20 23:02:25 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
釉薬を掛けた作品は、いよいよ窯詰めする事になります。

その前に、やるべき作業があります。

 1) 釉薬を掛けた作品に、釉はがれが無いかを確認する。

   イ) 釉掛けから窯詰めまで、数日かかるのが、一般的ですので、その間

     釉薬の「剥がれ」や、「めくれ」等が起こりがちです。

   ロ) そんな場合には、補修塗りをします。

     ・「剥がれ」が少ない場合には、筆で塗ります。

     ・「めくれ」は素焼素地と、釉との相性が悪いために起こります。

      原因は釉の濃度が濃い為か、釉薬に接着性が無い為です。

     ・釉薬を濃く塗るには、やや薄い釉を二度掛けると安全です。

     ・釉に糊(化学糊 C M C)を入れて接着性を持たせてください。

     尚 「めくれ」てしまった釉薬は、一度剥がして塗り直すか、水に糊を

       入れて、スプレーで吹き掛け、軽く表面を押さえて補修します。

 2) 底に掛かた釉を剥がす。

   イ) 棚板に接する部分 (底、糸じり)に掛かた釉薬は、釉剥がし刷毛

     (歯ブラシ等でも可)で剥がし取る。

   ロ)流れ易い釉薬を使う場合、底から3~4mmの範囲の釉を剥がし取る。

     流れにくい釉薬は、1~2mm程度で良い。
 
 3) 作品の底や、蓋物にアルミナを塗る。

   イ) 作品が本焼きで、引っ付くのを防ぐ為に底に、「アルミナ」(酸化ア

     ルミナ、水酸化アルミナ)を塗る。

   ロ) 蓋物の場合、蓋と本体の合わせの部分に、「アルミナ」を塗り、引っ

     付きを防止する。

 4) 棚板の掃除及び、「アルミナコーチング」を塗る。

   イ) 前回本焼きした際、棚板に流れ落ちた釉薬を剥がし取る。

     ・ 作品と伴に剥がれた部分の「コーチング」は塗って補修する。

     ・ 棚板の下面は「亀の子タワシ」等でこすり、汚れを取り除く。

     ・ 支柱も不安定にならない様に、付いてしまった「コーチング」は剥

       がし取り、ホコリ等の汚れは取り除いておく。

   ロ) 棚板自体の保護の為に、水に溶いた「コーチング」を、全面に塗る。

     特に上面は丁寧に塗る。

     ・ 必ずしも毎回する必要はありませんが、本焼き数回に1回の割合。

   ハ) 釉の流れ落ちによる、棚板との「引っ付き」が起こった場合、

     作品を壊さずに、「コーチング」ごと剥がす事が出来ます。

   

     

     

     

    

  

    

   
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