わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

素焼 3(窯焚き前の確認)

2008-05-09 22:54:57 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
 窯詰めが終われば、直ぐに点火(スイッチON)としたい処ですが、点火前に是非

確認しなければならない事があります。それは次の事項です。

 1) 窯に入れ忘れの作品が無いかを確認する。

  ・意外に入れ忘れが多い物です。再度作品棚などを見てください。

 2) 窯の中に作品以外の道具や、品物が取り残されて居ないかを、確認する。

  ・ 棚板を掃除するブラシや、作品を保護するのに使った紙など。

  ・ 素焼前の窯は、よく物置代わりに使う事が多いですので、確認して下さい

  ・ バーナーの先端部分に、何か異物(窯道具の支柱など)が落ちて、先端部

    を塞いでいないかを、確認する。

 3) 「プロパンガス」や灯油など、燃料を使用する窯では、燃料が十分有るこ

    とを確認する。

   ・電気窯の場合、電熱線が断線していないかを、確認する。

   ・ガスや灯油窯の場合、バーナーの「バルブ」が、閉じている事を確認。

 4) 熱電対温度計が正常に作動するか確認する。

   ・熱電対が切れていないか、配線に接触不良はないか、デジタル表示は

    正常かなどを、テスト確認する。

 5) 水蒸気の発散用に、扉を少し開けてあるか。(又はのぞき穴を開ける)

 6) 煙突の有る窯では、煙突の引きを調整する、煙突真下の穴(通称バカ穴)

    が調整されているか。

   ・一般に、点火直後に窯の温度差を少なくする為、引きを強くする様に

    穴の開口部を小さくしておく。

 7) 整理整頓が出来ているか。窯の周辺に不要な物を置かない事。

 8) ガスや電気に使った量を測る「メーター」が付いている場合、その数値を

    記録しておく。

 9)その他 点火に必要な「ライター」や「マッチ」等が有るか。

    又 色々なデーター(素焼に掛かった時間、作品の大きさ、作品の量、

   温度上昇スピード、最高温度、使った燃料の量などなど)を記録しておける

   様に、「焼成ノート」を用意しておけば、次回以降色々参考になります。


  私の H P 明窓窯です。

    興味が有りましたら、御覧下さい。



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