わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

素焼 2(窯詰め)

2008-05-07 17:53:23 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
 素焼は本焼きと違い、釉薬が掛かっていませんから、作品を重ねたり、倒して

 窯詰めをする事がで出来ます。

 それ故 上手に窯詰をすれば、本焼きの2~3倍の作品を、焼くことが出来ます

 1) 重ねて窯詰めする場合の注意点

  イ)重たい作品を数多く重ね過ぎると、その重量で下の作品が壊れます。

    重ね過ぎないように注意。

  ロ)上の作品を、下の作品の口縁で受けない事。

    口縁でなく、底で受けると良い。

  ハ)大皿(丸、角)など平たい大きな作品は、壷や花瓶などの作品に立て掛け

    ると良い。素焼したい壷や花瓶など無い場合には、完成した(焼き上がっ

    た)作品を中心に置いて、立て掛ける。

    ・ 立て掛けた際、反対側に倒れない様に、「つっかえ棒」代わりに

      作品や、窯道具の「L型支柱」などを置いておく。

  ニ)大皿など、素焼後下絵付けをする場合、ガス窯や灯油窯など、燃料を使用

    する窯では、重ね部分の表面が「スス」で黒くなると、絵付けがしずらく

    なります。「スス」が残らない様に、重ねる事。

    ・重ねた部分や、高台内の「スス」は施釉や本焼きの際問題になりません

     本焼きすれば、「スス」は無くなります。

  ホ)背の高い作品は、勿論寝かせて(倒して)窯つめする事が可能です。

 2) 棚板と窯詰めについて

   イ)素焼での窯詰めは、出来るだけ棚板の枚数を減らして下さい。

   ロ)棚板の間隔は縦方向は、長い「L型支柱」を使い、隙間を開ける。

     横方向は段違いに配置し、熱(炎)の通り道を作り、窯の上下で温度差

     を少なくする。

     ・本焼きでは、温度差は最大でも10度~20度程度(窯の大きさによ

      る)ですが、素焼では50度以上有る場合が多いです。

           (低い部分で700度位あれば良い)

   ハ)棚板は支柱3本で支えるのが一般的です。(勿論4本でも良い)

     ・3本だと、作品を載せる面積が広く取れる。

     ・3本だと、棚板が安定する。(4本では、1本が浮く場合がある)

   ニ)支柱の位置は、上から下まで、一直線になる様に配置すると安全。


次回は 「素焼の窯焚き」の予定です。


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コメント
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