わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

素焼 4 (窯焚き)

2008-05-10 16:19:28 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
素焼は700度~800度程度で焼成する作業です。

  窯の大きさ、窯の種類(直炎式、倒炎式、あな窯、登り窯)、燃料の種類

(電気、ガス、灯油、薪)、燃焼の仕方(自然燃焼、強制燃焼)、作品の種類、

 作品の数、作品の乾燥度などなど、焼成の仕方は千差万別です。

 焼成時間も、2時間程度(市販の窯)~7,8時間程度まで色々です。

  ここでは、一般的な事柄について述べたいと思います。

 点火(又はスイッチ O N)すると、温度は上昇します。

 1) 気温(室温)~200度程度まで

   ・200度程度までは、順調(簡単)に昇温出来ます。

   ・小さい窯では、逆に温度上昇を押さえるのに、苦労します。

    ガス窯などでは、バルブを絞り過ぎて、風などで吹き消され、生ガスが

    窯の中に充満し、そのまま再点火すると、爆発の危険があります。

    強い風の日の外での窯焚きは、ご注意ください。

 2) 200度~400度程度まで

   ・素焼で一番注意する温度です。出来るだけ「ゆっくり」昇温します。

   ・200度前後で少し開けた扉から、水蒸気が出てきます(蒸気発生)。

   ・温度上昇に従い、蒸気の発生量が増えてきます。

   ・特に220度~350度の範囲で、急激に昇温すると、作品が水蒸気

    爆発を起こします。爆発すると、他の作品も傷つける事に成ります。

   ・熱電対温度計が、窯の何処に有るか(上部、中、下部)に依って、作品

    個々の温度は、違います。上記温度は、個々の作品の温度ですので、

    温度計を鵜呑みにせず、温度範囲を調整してください。

   ・この温度帯は特に注意が必要ですので、頻繁に窯の温度を「チェク」する

 3) 400度~450度程度では

   ・この程度の温度になると、蒸気の発生も段々少なくなり、窯の扉を完全に

    閉じることが出来ます。

 4) 450度程度~700度(800度)程度では

   ・扉が完全に閉じたら、急速に昇温出来ます。

   ・「バルブ」開いたり、「アンペア数」を増やしたり、煙突の引きを調整し

    て、温度が上がるようにします。

   ・560度前後で、粘土の結晶水が抜け出て、粘土の性質が変化すると、

    言われていますが、私の経験では普通に焚て、問題ありません。

 5) 所定(設定)の温度になれば、火を消します(スイッチを O F)。

   ・消火前に、窯の温度を一定にする「寝らし」は必ずしも、必要有りません

   ・又 温度を高く設定すると、吸水性が無くなり、釉薬が掛かりずらくなり

    ます。意識的に高く設定する場合を除き、注意してください。

 6) 火を消すと急激に、温度が下がります。(窯の壁の厚みによる)

   ・出来るだけ、温度を下げてから、窯出しをして下さい。

    作品の「冷め割れ」を防ぎます。(100℃以下が理想)


私のHP明窓窯です。

   興味がありましたら、御覧下さい。

   

   
コメント
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