陶芸を長くやっていたり、多数の人が、集まる公民館活動や、陶芸教室などでは、色々困る事が、出てきます。
電動轆轤による、底削りなどで、発生する、削りカスや、装飾の一方法の「搔き落とし」の削りカス、
その他、色土などを練り込んだ土の、残り部分、複数の土を、「ブレンド」した後の残り土や、
何時か使うかも知れないと、残して置いた土など、いざ処分すると成ると、迷います。
又、粘土で汚れた用具や、電動轆轤の「ドベ受け」の汚れを、掃除した際に出る、泥などを、
どの様に、使い(処分)したら良いか、色々困る事も多く有ります。
皆様も、それなりの方法で、対処されている事と思います。
(この様な事は、中々表に出ない問題ですが、重要な事です。)
ここでは、その様な、困り事を中心に、述べていきたいと、思います。
1) 残り土の処置
粘土は、焼成しなければ、何度でも、再利用が可能です。
それ故、どんな土でも、再利用すべきです。
問題は、土に色々な物が(金属、顔料、砂、石、粘土以外の土、釉薬など)入り込んでいる事です。
その為、再利用の仕方にも限界が有ります。
① 常に同じ種類の土を使う場合で、顔料などが、入ていない時。
(地方の窯場などは、土の種類も少なく、上記の状態の所も、多いです。)
この場合には、比較的容易に再利用が、可能です。
「削りカス」などは、バケツなどの容器に、貯めて置き、ある量に成ったら、水を入れて、
軟らかくして、土練りが出来る位の、硬さになたっら、土練りをし、再利用します。
場合によっては、土を有る期間、寝かせる必要があります。
② 土に顔料や、化粧土が入っている場合や、複数の粘土が混入している時。
) 練り込み用顔料を含む土を、個別貯蔵して、ある程度貯まったら、水を加えて、再利用する。
この方法は、顔料の種類が多いと、貯蔵数も増え、実際的では有りません。
) 同様に、複数の土を含む、多種類の土の場合には、全部を一まとめるにし、練り直し、
再利用した方が、処理が簡単です。
・ 当然土の色も、黒っぽく、複雑な色に成ります。土の色を生かす釉を掛けて、作品を作ります。
但し、混ぜ合わされた土は、毎回同じ様な 色には成りません。 それが難点です。
更にこの土を、誰が使うかも、大きな問題です。一般には使いたがら無い土ですので、
中々消費できません。むしろ貯まる一方です。
③ 当教室(明窓窯)では、基本的には、その削りカスを出した人に(複数の土を混ぜて、使用した人に)
使ってもらっています。
即ち、作品完成後(生の状態)に出た土は、全て回収します、この段階の土は、霧吹きで、
水を加えるだけで、簡単に、再利用できる程度の、軟らかさにする事が、可能です。
但し、底削りの際、「ドベ受け」の水や泥は、スポンジで、拭き取り、「削りカス」が、
軟らかく成り過ぎない様にします。
これを、ビニールに包み、名前、日付、土の種類などを、書いた紙を、貼り付けて置きます。
こうすれば2~3週間は、そのままの軟らかさで、保管出来、次回に使ってもらいます。
以下、次回に続きます。
陶芸での困り事
残土 残り土 残土処理
電動轆轤による、底削りなどで、発生する、削りカスや、装飾の一方法の「搔き落とし」の削りカス、
その他、色土などを練り込んだ土の、残り部分、複数の土を、「ブレンド」した後の残り土や、
何時か使うかも知れないと、残して置いた土など、いざ処分すると成ると、迷います。
又、粘土で汚れた用具や、電動轆轤の「ドベ受け」の汚れを、掃除した際に出る、泥などを、
どの様に、使い(処分)したら良いか、色々困る事も多く有ります。
皆様も、それなりの方法で、対処されている事と思います。
(この様な事は、中々表に出ない問題ですが、重要な事です。)
ここでは、その様な、困り事を中心に、述べていきたいと、思います。
1) 残り土の処置
粘土は、焼成しなければ、何度でも、再利用が可能です。
それ故、どんな土でも、再利用すべきです。
問題は、土に色々な物が(金属、顔料、砂、石、粘土以外の土、釉薬など)入り込んでいる事です。
その為、再利用の仕方にも限界が有ります。
① 常に同じ種類の土を使う場合で、顔料などが、入ていない時。
(地方の窯場などは、土の種類も少なく、上記の状態の所も、多いです。)
この場合には、比較的容易に再利用が、可能です。
「削りカス」などは、バケツなどの容器に、貯めて置き、ある量に成ったら、水を入れて、
軟らかくして、土練りが出来る位の、硬さになたっら、土練りをし、再利用します。
場合によっては、土を有る期間、寝かせる必要があります。
② 土に顔料や、化粧土が入っている場合や、複数の粘土が混入している時。
) 練り込み用顔料を含む土を、個別貯蔵して、ある程度貯まったら、水を加えて、再利用する。
この方法は、顔料の種類が多いと、貯蔵数も増え、実際的では有りません。
) 同様に、複数の土を含む、多種類の土の場合には、全部を一まとめるにし、練り直し、
再利用した方が、処理が簡単です。
・ 当然土の色も、黒っぽく、複雑な色に成ります。土の色を生かす釉を掛けて、作品を作ります。
但し、混ぜ合わされた土は、毎回同じ様な 色には成りません。 それが難点です。
更にこの土を、誰が使うかも、大きな問題です。一般には使いたがら無い土ですので、
中々消費できません。むしろ貯まる一方です。
③ 当教室(明窓窯)では、基本的には、その削りカスを出した人に(複数の土を混ぜて、使用した人に)
使ってもらっています。
即ち、作品完成後(生の状態)に出た土は、全て回収します、この段階の土は、霧吹きで、
水を加えるだけで、簡単に、再利用できる程度の、軟らかさにする事が、可能です。
但し、底削りの際、「ドベ受け」の水や泥は、スポンジで、拭き取り、「削りカス」が、
軟らかく成り過ぎない様にします。
これを、ビニールに包み、名前、日付、土の種類などを、書いた紙を、貼り付けて置きます。
こうすれば2~3週間は、そのままの軟らかさで、保管出来、次回に使ってもらいます。
以下、次回に続きます。
陶芸での困り事
残土 残り土 残土処理