不注意から起こる、「割れ」や「ひび」に付いて、話を進めます。
3) 乾燥時に、起こる。
① 不均一な、乾燥も、「割れ」「ひび」の原因に成ります。
この件に関しては、以前に述べましたので、それを参照して下さい。
② 天日干し
素焼する直前に、作品を「天日干し」して、十分乾燥させます。
注意する事は、急な夕立などで、作品を濡らさない事です。
乾いた作品は、急激に水を吸うと、本体が、溶けて壊れてしまいます。
天気には十分注意する事です。
4) 施釉時に起こる
釉薬を塗る際にも、注意しないと、作品を壊す恐れが、有ります。
① 以前、大き目の鉢に、漬け掛けで施釉する際、作品を全部沈めた後、両手で縁を持ち、
引き上げたら、持った部分から、完全に「割れ」てしまいました。原因は、
中の釉を捨てずに、そのまま持ち上げた為と、指跡を気にして、持つ場所が、端過ぎた為です。
② 漬け掛けの際、取っ手など弱い所を、釉の容器の底や、縁にぶつけ無い事です。
③ 多い事故は、作品を持つ場所が少なく、不安定な持ち方となり、施釉時に、落してしまう事です。
釉の容器の中なら、割合安全ですが、施釉後に、外に落した場合は、壊れる恐れが有ります。
持ち難い作品は、他の施釉方法を取るか、施釉の用具の使用を、考えて下さい。
5) 窯詰め、窯出し時に起こる。
① 窯詰めや、窯出しの際、棚板の支柱が落ちて、下の作品に当たり、破損する場合が有ります。
窯詰めでは、作品の入れ替えは、しばしば行われます、その都度、棚板を外します。
その際、上手に取らないと、支柱が動いて落ち、下の作品に、当る場合が有ります。
② 窯出しの際には、棚板と一緒に、支柱が「くっついて来る」場合が有ります。
棚板に、「ぶる下がった」状態です。
(特に、棚板に、アルミナコーチングを、塗布した直後の本焼きで、起こり易い)
その支柱が、「ひかかり」、作品を下に落したり、急に棚板から、支柱が取れて、
落下し、下の作品に当る場合が有ります。支柱が大きい場合は、特に問題です。
何れも、棚板を取り去る時は、支柱の動きにも注意します。
③ 釉薬が流れ落ち、棚板に付いた場合、力任せに、剥がそうとすると、作品が「割れ」ます。
) 棚板の裏側から、木槌などで叩き、コーチング毎、剥がします。
(取れたコーチング部分は、塗布して、補修して置きます。)
) 流れが少ない場合には、「タガネ」などで、少しづつ、剥がします。
底に付いたコーチング(白っぽい)は、「ダイヤモンド、ヤスリ」で削りとります。
以下次回に続きます。
陶芸失敗と対策
3) 乾燥時に、起こる。
① 不均一な、乾燥も、「割れ」「ひび」の原因に成ります。
この件に関しては、以前に述べましたので、それを参照して下さい。
② 天日干し
素焼する直前に、作品を「天日干し」して、十分乾燥させます。
注意する事は、急な夕立などで、作品を濡らさない事です。
乾いた作品は、急激に水を吸うと、本体が、溶けて壊れてしまいます。
天気には十分注意する事です。
4) 施釉時に起こる
釉薬を塗る際にも、注意しないと、作品を壊す恐れが、有ります。
① 以前、大き目の鉢に、漬け掛けで施釉する際、作品を全部沈めた後、両手で縁を持ち、
引き上げたら、持った部分から、完全に「割れ」てしまいました。原因は、
中の釉を捨てずに、そのまま持ち上げた為と、指跡を気にして、持つ場所が、端過ぎた為です。
② 漬け掛けの際、取っ手など弱い所を、釉の容器の底や、縁にぶつけ無い事です。
③ 多い事故は、作品を持つ場所が少なく、不安定な持ち方となり、施釉時に、落してしまう事です。
釉の容器の中なら、割合安全ですが、施釉後に、外に落した場合は、壊れる恐れが有ります。
持ち難い作品は、他の施釉方法を取るか、施釉の用具の使用を、考えて下さい。
5) 窯詰め、窯出し時に起こる。
① 窯詰めや、窯出しの際、棚板の支柱が落ちて、下の作品に当たり、破損する場合が有ります。
窯詰めでは、作品の入れ替えは、しばしば行われます、その都度、棚板を外します。
その際、上手に取らないと、支柱が動いて落ち、下の作品に、当る場合が有ります。
② 窯出しの際には、棚板と一緒に、支柱が「くっついて来る」場合が有ります。
棚板に、「ぶる下がった」状態です。
(特に、棚板に、アルミナコーチングを、塗布した直後の本焼きで、起こり易い)
その支柱が、「ひかかり」、作品を下に落したり、急に棚板から、支柱が取れて、
落下し、下の作品に当る場合が有ります。支柱が大きい場合は、特に問題です。
何れも、棚板を取り去る時は、支柱の動きにも注意します。
③ 釉薬が流れ落ち、棚板に付いた場合、力任せに、剥がそうとすると、作品が「割れ」ます。
) 棚板の裏側から、木槌などで叩き、コーチング毎、剥がします。
(取れたコーチング部分は、塗布して、補修して置きます。)
) 流れが少ない場合には、「タガネ」などで、少しづつ、剥がします。
底に付いたコーチング(白っぽい)は、「ダイヤモンド、ヤスリ」で削りとります。
以下次回に続きます。
陶芸失敗と対策