わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

陶芸の困り事(床掃除)

2009-07-05 21:55:57 | 陶芸の困り事
作業する場所は、常に掃除が行き届き、綺麗な環境で、作陶したいものです。

しかし、陶芸には、汚れの原因に成る要素が、いっぱい有ります。

粘土片や、釉薬の汚れなど、目に見える物以外に、塵やホコリ、削り作業で出た、粉末化した粘土や、

施釉時の、釉剥がし際に出る、粉末化した釉など、目に見えない物も、多くあります。

更には、靴に付いて来た、外部の色々な汚れ(土砂など)や、頭髪、有機物(虫の死骸など)も、

床や、作業台に落ちています。特に床には、これらが、乱雑に交じり合っています。

作業場で歩き回った靴で、外に出ると、「アスファルト」に靴跡がつく時が有ります。

それ故、作業内での、専用の履物を、用意する人もいます。

1) 作業前又は、作業終了後に、床の掃除が、必ず必要です。

   掃除前には、マスクをする事を、勧めます。

   (余談ですが、健康診断で、肺がん検診の、喀痰検査が必要な人の条件に、

    喫煙20年以上の人、又は、陶芸を職業として、10年以上の人が入っていました。

    陶芸には、喫煙以上の、危険性が潜んで居る訳です。それ故、吸い込まない様に、

    注意が必要です。)

  ① 水を撒く(如雨露や、霧吹きで散水する)

    いきなり、箒で掃くと、粉塵が舞い上がります。(陶芸では、粉塵が出やすい物が、多いです)

    水を撒(ま)いて、ホコリを抑えます。換気扇などが有れば、使用します。

  ② 箒や掃除機で、大きなゴミを取り除きます。

    電気掃除機などは、粉塵も吸い込みますので、機器によっては、目詰まりを起し、

    長く使えない事も有ります。

    箒で、目に見えゴミを、掃き出します。

    尚、床に「こびりついた」釉薬は、箒で掃く前に、剥がしブラシや刷毛で、綺麗にはがし、

    釉薬のみを、集めます。(この釉薬の使い方は、後日述べます。)

  ③ 床がどんな材料で、出来ているかにより、

    ) 雑巾掛けする。(板製)

    ) 濡らしたモップで拭く。(板製、コンクリート製)

    ) より目の細かい刷毛などで、粉塵までも、掻き集める。(プラスチック、タイルなど)

   等の方法が有ります。その他、皆様も、掃除のやり方が有る事と、思います。

    ))の方法では、汚れた水の処理を、考える必要が有ります。

    簡単に、下水に流さない事です。

 尚、作業台(一般には板製)も、床に比べて、若干汚れの種類が、少ない程度ですので、

 上記に準じて、綺麗に掃除します。

以下次回に続きます。

陶芸での困り事 

掃除
   

 
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