3) 横幅に付いての基本的な比率。
耳を持つ花器(花瓶類)の場合、その横幅(出っ張り具合)は、本体の径が3/5とし、両耳の横幅
を2/3とすると、バランス良く取り付ける事ができます。
4) コーヒーカップの持ち手や、急須などの注ぎ口を付ける場合、取り付ける位置は下から3/5
位置に取り付けるとバランスガ良いとも言われています。
5) 作品を軽く見せる方法。
同じ大きさの作品でも重たい物と軽い物があります。大きさが同じであれば、作品の肉厚の差が
一番大きな要因です。しかしながら、秤で測定すると同じ重さの物でも、軽く感じる物と重く
感じる物があります。勿論同じ大きさとしての話です。
但し、軽い作品が必ずしも良い作品とは言えません。作品の大きさに応じて、適度の重さにする
事が大切です。
① 高台のある器は、無い作品より見た目にも軽く感じられるものです。
高台があっても、碁笥底高台では、軽くなる効果は期待できません。
) 見た目にも軽く感じる理由。
高台の役目は、施釉する際高台部を持ち、指跡を出来るだけ少なくする効果があります。
更に、指や掌が高台脇に滑り込ませる事により、作品を安定した状態で持地上げる事が出来
この事で軽く感じさせる事ができます。同時に、底面をテーブル等や卓上、床面から浮き
上がらせる事(浮遊感)により、作品が浮き上がり 軽く見せる事になります。
) 高台の無い作品(ベタ高台)や碁笥底高台は、テーブルにしっかり根を張った様に見え
重量感を増します。但し安定感はあります。
) 左右又は上下対称の作品は、整い過ぎて面白味に欠けるとも言われます。又この様な作品
は、静的で躍動感が乏しく、重みを感じ易いです。
) 左右歪(いびつ)で、不安定感のある作品は、今にも動きそうに感じる事があります。
この様な作品は、作品の重量を軽く見せる効果があります。
② 人の目では、同じ寸法の物は、横方向より縦方向が長く見えます。
これは、人の錯覚による現象です。口径や胴径は測定してみると、予想以上に大きい事が
解かります。富士山が高く見えるのもこの錯覚による物です。特に絵画などでは、富士山の
頂上は、鋭角で尖った様に描かれている場合が多いですが、実際には鈍角でそれほど高くは
有りません。
③ 直角は鈍角に見えます。これも錯覚の一つです。
特に鎬文(しのぎもん)と呼ばれる、凸状で筋状に彫刻する(削りだす)場合凸の先端部を
鋭角にしないと、直角には見えません。
以下次回に続きます。
耳を持つ花器(花瓶類)の場合、その横幅(出っ張り具合)は、本体の径が3/5とし、両耳の横幅
を2/3とすると、バランス良く取り付ける事ができます。
4) コーヒーカップの持ち手や、急須などの注ぎ口を付ける場合、取り付ける位置は下から3/5
位置に取り付けるとバランスガ良いとも言われています。
5) 作品を軽く見せる方法。
同じ大きさの作品でも重たい物と軽い物があります。大きさが同じであれば、作品の肉厚の差が
一番大きな要因です。しかしながら、秤で測定すると同じ重さの物でも、軽く感じる物と重く
感じる物があります。勿論同じ大きさとしての話です。
但し、軽い作品が必ずしも良い作品とは言えません。作品の大きさに応じて、適度の重さにする
事が大切です。
① 高台のある器は、無い作品より見た目にも軽く感じられるものです。
高台があっても、碁笥底高台では、軽くなる効果は期待できません。
) 見た目にも軽く感じる理由。
高台の役目は、施釉する際高台部を持ち、指跡を出来るだけ少なくする効果があります。
更に、指や掌が高台脇に滑り込ませる事により、作品を安定した状態で持地上げる事が出来
この事で軽く感じさせる事ができます。同時に、底面をテーブル等や卓上、床面から浮き
上がらせる事(浮遊感)により、作品が浮き上がり 軽く見せる事になります。
) 高台の無い作品(ベタ高台)や碁笥底高台は、テーブルにしっかり根を張った様に見え
重量感を増します。但し安定感はあります。
) 左右又は上下対称の作品は、整い過ぎて面白味に欠けるとも言われます。又この様な作品
は、静的で躍動感が乏しく、重みを感じ易いです。
) 左右歪(いびつ)で、不安定感のある作品は、今にも動きそうに感じる事があります。
この様な作品は、作品の重量を軽く見せる効果があります。
② 人の目では、同じ寸法の物は、横方向より縦方向が長く見えます。
これは、人の錯覚による現象です。口径や胴径は測定してみると、予想以上に大きい事が
解かります。富士山が高く見えるのもこの錯覚による物です。特に絵画などでは、富士山の
頂上は、鋭角で尖った様に描かれている場合が多いですが、実際には鈍角でそれほど高くは
有りません。
③ 直角は鈍角に見えます。これも錯覚の一つです。
特に鎬文(しのぎもん)と呼ばれる、凸状で筋状に彫刻する(削りだす)場合凸の先端部を
鋭角にしないと、直角には見えません。
以下次回に続きます。