2) 作り方を決める。(前回の続きです。)
③ 紐作り。
紐作りでは、手回し轆轤を使うと便利です。轆轤がない場合には、紙の上で作業すると、
紙と伴に作品が簡単に回転できます。
紐作りの特徴は、どんな形や大きさにも対応できる事です。即ち万能の作り方とも言えます。
) 難点としては、手間が掛かる事です。
) 更に、表面を綺麗に仕上げる為には、削り加工が必要で、結構熟練を要する作業です。
) 歪み無く、作品を仕上げるのは、「至難の業」とも言えます。
逆に少しの歪みは、作品に「温か味」を与えるとも言われ、好む方も多いです。
④ 電動轆轤で作る
電動轆轤が世に出て一般に普及するのは、昭和40年代頃からです。
それ故、それより以前は、手回し轆轤や蹴轆轤(けろくろ)を使って作っていました。
基本的には、三様の轆轤で作った作品には、差はありません。
) 轆轤は回転しながら作る方法ですので、作れる作品は円形が基本になります。
但し、木瓜(もっこ)式や、輪花式盆器の様に、変形させる事も可能です。
) 特に、肉厚を好みの厚さに出来、更に厚みを一定に出来る事も、大きな特徴です。
) 外縁又は内縁は容易に作る事が可能ですし、胴の装飾の帯や、足を付ける(削り出す)事も
簡単に出来ます。
) 磁器の器を作るのは、轆轤か次に述べる「鋳込み」の方法が一般的です。
タタラ作りや、紐作りでは、ひびや「割れ」が入り製作できません。
⑤ 鋳込み成型。
主に磁器を製作する場合に、行う方法です。
石膏の型(外型のみ)に泥漿(でいしょう)を流し込み、時間を置いて、内の泥漿を流し捨てます。
石膏が水分を吸収する事により、石膏に接した部分が固まり、型通りの作品が出来ます。
型を複数個、用意出来れば、かなりの数を量産できます。
複雑な形の場合には、「割り型」にする事もあります。
⑥ くり抜き方法
盆器の中には、豆鉢と言われる、径が5cm以下高さが4cm以下の小さな物があります。
形は一般の盆器と同じ様に、色々な種類があります。
この様な小さな物を作るには、一塊(ひとかたまり)の土から、くり抜く方法が適しています。
小さ過ぎて紐作りや轆轤作業がしにくいです。
「むく(無垢)」で作品の外形を作り、中をくり抜きます。但し丸い場合には、轆轤を使って
丸くくり抜けますが、中が方形の場合には、ナイフ等で穴を貫通させてから、底を付ける方法が、
作り易いです。
3) 以上の事柄が決ったら、いよいよ製作に取り掛かります。
以下次回に続きます。
③ 紐作り。
紐作りでは、手回し轆轤を使うと便利です。轆轤がない場合には、紙の上で作業すると、
紙と伴に作品が簡単に回転できます。
紐作りの特徴は、どんな形や大きさにも対応できる事です。即ち万能の作り方とも言えます。
) 難点としては、手間が掛かる事です。
) 更に、表面を綺麗に仕上げる為には、削り加工が必要で、結構熟練を要する作業です。
) 歪み無く、作品を仕上げるのは、「至難の業」とも言えます。
逆に少しの歪みは、作品に「温か味」を与えるとも言われ、好む方も多いです。
④ 電動轆轤で作る
電動轆轤が世に出て一般に普及するのは、昭和40年代頃からです。
それ故、それより以前は、手回し轆轤や蹴轆轤(けろくろ)を使って作っていました。
基本的には、三様の轆轤で作った作品には、差はありません。
) 轆轤は回転しながら作る方法ですので、作れる作品は円形が基本になります。
但し、木瓜(もっこ)式や、輪花式盆器の様に、変形させる事も可能です。
) 特に、肉厚を好みの厚さに出来、更に厚みを一定に出来る事も、大きな特徴です。
) 外縁又は内縁は容易に作る事が可能ですし、胴の装飾の帯や、足を付ける(削り出す)事も
簡単に出来ます。
) 磁器の器を作るのは、轆轤か次に述べる「鋳込み」の方法が一般的です。
タタラ作りや、紐作りでは、ひびや「割れ」が入り製作できません。
⑤ 鋳込み成型。
主に磁器を製作する場合に、行う方法です。
石膏の型(外型のみ)に泥漿(でいしょう)を流し込み、時間を置いて、内の泥漿を流し捨てます。
石膏が水分を吸収する事により、石膏に接した部分が固まり、型通りの作品が出来ます。
型を複数個、用意出来れば、かなりの数を量産できます。
複雑な形の場合には、「割り型」にする事もあります。
⑥ くり抜き方法
盆器の中には、豆鉢と言われる、径が5cm以下高さが4cm以下の小さな物があります。
形は一般の盆器と同じ様に、色々な種類があります。
この様な小さな物を作るには、一塊(ひとかたまり)の土から、くり抜く方法が適しています。
小さ過ぎて紐作りや轆轤作業がしにくいです。
「むく(無垢)」で作品の外形を作り、中をくり抜きます。但し丸い場合には、轆轤を使って
丸くくり抜けますが、中が方形の場合には、ナイフ等で穴を貫通させてから、底を付ける方法が、
作り易いです。
3) 以上の事柄が決ったら、いよいよ製作に取り掛かります。
以下次回に続きます。
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