盆栽の人気は高いと言っても、実際は年配の男性が中心に成っている様に思われます。
皐月(さつき)の様に花物等は、まだしも若者に人気がありますが、樹木の盆栽はやはり年配者の趣味と
見なされています。 盆栽鉢もそれに合わせて、年配者層に需要があると思います。
焼き物は、それ自身独立して存在価値を表す事は稀で、食器では料理を引き立たせる脇役であり、
花瓶(花生)は花を引き立てる役目を担っています。
盆器も本質的には、盆栽を引き立たせる為の器であり、目立ち過ぎてもいけない物といえます。
又、盆栽に悪影響を与える鉢は論外です。
1) 盆栽鉢には「ピンからキリまで」あります。
① 陶芸の趣味や興味の有る方は、ご自分で作る事も可能です。
当然、本人の技量によって、作品の良し悪しも左右されますが・・
但し、自分で窯を持っていない場合には、焼成してくれる所を、先に見つけておかなければ
なりません。
② 鉢は購入するのが一般的と思われます。
作家の作品から、園芸店やホームセンターや、インターネットでも買える鉢まで様々あります。
現在は、幅広く流通しており、希望の大きさ、形、色、価格等が選べる様になりました。
当然、鉢に負けない盆栽でなければ、作家の作品を買い求めても、余り意味がありません。
2) 盆栽は趣味として、これからもっと流行(はや)るかも知れません。
① 陶芸で作る食器類や花瓶などは、どこの家庭でも満杯の状態です。更に、人口の減少と共に、
結婚する人口も減り、新生活をスタートする人数も減る傾向にあります。
それ故、新たな需要は多くは望めません。
② 一方団塊の世代が続々引退し、余暇を持った男性達が、盆栽の世界に流入しつつある様です。
新たに盆栽を始める人も、多いと思われます。これに合わせて、鉢の需要も増えると予想されます。
但し、最初から高価な鉢を購入するとは、思われませんが・・
3) 世界的な盆栽の広がり
今日では、盆栽が世界各国で、楽しまれる様になりました。
① 1989年に埼玉県大宮市で、「世界盆栽大会」が開催された時には、世界32ヶ国から1200人余りの
人達が集まりました。 この大会を機に「世界盆栽友好連盟」が設立され、盆栽の国際的な普及と
発展に大きく貢献しています。
「世界盆栽大会」はその後、2002年にドイツのミュンヘンで、更に4年毎に、アメリカ(フロリダ州)、
韓国(ソウル市)で開催されています。
但し、盆栽鉢については、世界的にどの様に取り扱わられているかは、不明です。
② 世界的に「BONSAI(盆栽)」の評価はたいへん高く、アメリカ、スペイン、フランスには数万部を
発行する専門誌があり、更にイタリアには、盆栽の大学や美術館まであるそうです。
4) 盆栽に付属する物
盆栽を演出する道具は、盆栽鉢以外に、卓(置き台)や置く場所などを考慮する必要があります。
演出により、自然と一体感を持つ景色を創り出す事ができます。
卓と樹の形の組み合わせに、気を配るだけで、その景色が全く変わってきます。
① 盆栽向けの卓の種類には、高卓、 中卓、 平卓、 地板があります。
中品盆栽の飾りに中卓がよく使われていますね。 卓と樹の形の組み合わせ例として
高卓… 懸崖、 半懸崖
中卓… 半懸崖、 播幹、 吹き流し、 根上がり
平卓… 模様木、 直幹、 斜幹、 寄せ植え、 吹き流し、 根上がり
地板… 文人、 寄せ植え、 吹き流し
の組み合わせが、向いています。
② 苔(こけ)の付いた盆栽は、一段と風情があります。
苔の貼り方は、他の場所の苔をピンセットで剥がし、貼りたい場所に置くだけで、しばらくすると
貼り付きます。苔を陰干しして乾燥苔を作り、もみほぐし細かい化粧土に混ぜて、表土にまく方法も
あります。苔は表土が荒れるのを防ぎ、乾燥を抑える効果があります。
以上にて盆器(盆栽鉢)の話を終わります。
次回から別のテーマで、お話する予定です。
皐月(さつき)の様に花物等は、まだしも若者に人気がありますが、樹木の盆栽はやはり年配者の趣味と
見なされています。 盆栽鉢もそれに合わせて、年配者層に需要があると思います。
焼き物は、それ自身独立して存在価値を表す事は稀で、食器では料理を引き立たせる脇役であり、
花瓶(花生)は花を引き立てる役目を担っています。
盆器も本質的には、盆栽を引き立たせる為の器であり、目立ち過ぎてもいけない物といえます。
又、盆栽に悪影響を与える鉢は論外です。
1) 盆栽鉢には「ピンからキリまで」あります。
① 陶芸の趣味や興味の有る方は、ご自分で作る事も可能です。
当然、本人の技量によって、作品の良し悪しも左右されますが・・
但し、自分で窯を持っていない場合には、焼成してくれる所を、先に見つけておかなければ
なりません。
② 鉢は購入するのが一般的と思われます。
作家の作品から、園芸店やホームセンターや、インターネットでも買える鉢まで様々あります。
現在は、幅広く流通しており、希望の大きさ、形、色、価格等が選べる様になりました。
当然、鉢に負けない盆栽でなければ、作家の作品を買い求めても、余り意味がありません。
2) 盆栽は趣味として、これからもっと流行(はや)るかも知れません。
① 陶芸で作る食器類や花瓶などは、どこの家庭でも満杯の状態です。更に、人口の減少と共に、
結婚する人口も減り、新生活をスタートする人数も減る傾向にあります。
それ故、新たな需要は多くは望めません。
② 一方団塊の世代が続々引退し、余暇を持った男性達が、盆栽の世界に流入しつつある様です。
新たに盆栽を始める人も、多いと思われます。これに合わせて、鉢の需要も増えると予想されます。
但し、最初から高価な鉢を購入するとは、思われませんが・・
3) 世界的な盆栽の広がり
今日では、盆栽が世界各国で、楽しまれる様になりました。
① 1989年に埼玉県大宮市で、「世界盆栽大会」が開催された時には、世界32ヶ国から1200人余りの
人達が集まりました。 この大会を機に「世界盆栽友好連盟」が設立され、盆栽の国際的な普及と
発展に大きく貢献しています。
「世界盆栽大会」はその後、2002年にドイツのミュンヘンで、更に4年毎に、アメリカ(フロリダ州)、
韓国(ソウル市)で開催されています。
但し、盆栽鉢については、世界的にどの様に取り扱わられているかは、不明です。
② 世界的に「BONSAI(盆栽)」の評価はたいへん高く、アメリカ、スペイン、フランスには数万部を
発行する専門誌があり、更にイタリアには、盆栽の大学や美術館まであるそうです。
4) 盆栽に付属する物
盆栽を演出する道具は、盆栽鉢以外に、卓(置き台)や置く場所などを考慮する必要があります。
演出により、自然と一体感を持つ景色を創り出す事ができます。
卓と樹の形の組み合わせに、気を配るだけで、その景色が全く変わってきます。
① 盆栽向けの卓の種類には、高卓、 中卓、 平卓、 地板があります。
中品盆栽の飾りに中卓がよく使われていますね。 卓と樹の形の組み合わせ例として
高卓… 懸崖、 半懸崖
中卓… 半懸崖、 播幹、 吹き流し、 根上がり
平卓… 模様木、 直幹、 斜幹、 寄せ植え、 吹き流し、 根上がり
地板… 文人、 寄せ植え、 吹き流し
の組み合わせが、向いています。
② 苔(こけ)の付いた盆栽は、一段と風情があります。
苔の貼り方は、他の場所の苔をピンセットで剥がし、貼りたい場所に置くだけで、しばらくすると
貼り付きます。苔を陰干しして乾燥苔を作り、もみほぐし細かい化粧土に混ぜて、表土にまく方法も
あります。苔は表土が荒れるのを防ぎ、乾燥を抑える効果があります。
以上にて盆器(盆栽鉢)の話を終わります。
次回から別のテーマで、お話する予定です。
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