どの様な作品を作る場合でも、作業に取り掛かる前に、決めて置かなければなら無い事があります。
1) 作る作品を決める。
① 作品の形。 ② 作品の種類(泥もの又は施釉もの、磁器か陶器)。 ③ 作品の大きさ(寸法)。
④ 装飾の有無。 ⑤ 製作個数。 ⑥ その他
2) 作り方を決める。
① タタラ作り: 板状にした粘土類を「タタラ」といいます。
この板を組み合わせて、好みの形に組み立てます。四角形や六角形、八角形など、平面で構成する
形の場合に向いていますが、結構作業に、手間隙が掛ります。
) 板(タタラ)を組み立てる際には、簡単な型や支えが必要になります。
当然、組み立てる時には、タタラが自立する程度、乾燥している事が望ましいです。
四角形であれば、簡単な支えで済みますが、綺麗に整った六角や八角形にするには、
六角や八角形をした支えが必要です。タタラの板厚は、好みですが5mm~1cm程度が
多い様に思われます。(当然、作品の大きさに関係します。)
) 簡易型であれば、ダンボールで作る事が出来ます。
即ち、六角(又は八角)形の展開図を描き、それを腰のあるダンボールに写し取り型紙を、
作ります。その型紙通りに切り取った後、テープや紙用の接着剤を使い、組み立てます。
この型に沿わせる様にして、タタラを組み立てていきます。
② 型を利用した、押し型成形:木型や石膏型を利用する方法で、型を作るのが面倒ですが、一度型が
出来上がると、同じ様な形のものを、量産できます。一枚のタタラを型に押し付けて、形にする
方法です。 但し、型には内型と、外型の二つの方法があります。
) 内型: 型に被せる様にして使います。型を作るのは容易ですが、作品の外側の角に、
シャープさは出ずに、ダレタ感じになりますので、場合によっては作品の角を、補修する
必要があります。又、型から早目に取りの除かないと、素地が乾燥して縮み、型から離れ
難くなったり、「ひび」や「割れ」がでます。
更に、内型では、内縁の作品は出来ません。型が抜けなくなる為です。
それ故、縁を後付けにするか、型を二つに割る「割り型」にする必要があります。
) 外型: 型の内側にタタラなどを押し当て、型に沿わせます。
作品の外側が、型に沿いますので、型通りの形になります。
a) 利点として、素地が乾燥し縮む為、型と素地の間に隙間ができ、自然に剥れ易くなります。
更に、作品の周囲に額縁や窓、紐などの凹凸のある文様を、付ける事も容易です。
b) 外型を作る。
難点は型を作るのが、やや困難な事です。
イ) 簡易型ならば、上記のダンボールで作る型もありますが、本格的には石膏型が理想です。
(尚、木型の製作はかなりの、技術が必要です。)
ロ) 石膏型は、粘土の塊からモデルを作ります。即ち、六角や八角では、一塊の粘土を
面取りして形を作ります。円形であれば、轆轤を挽いて形を作ります。器の壁に額縁や
窓、紐、鋲などの装飾を施します。
ハ) モデルを中央に置いて、その周囲に3cm程度の隙間を設けて、粘土などで囲いを
します。その隙間に、水で溶いた石膏を流し込みます。
ニ) 石膏が固まったならば、モデルを取り出します。この際モデルは壊れる物と
思って下さい。その後、石膏の「バリ」等を除去して、型を若干磨きます。
③ 手回し轆轤作り(紐作り)。
以下次回に続きます。
1) 作る作品を決める。
① 作品の形。 ② 作品の種類(泥もの又は施釉もの、磁器か陶器)。 ③ 作品の大きさ(寸法)。
④ 装飾の有無。 ⑤ 製作個数。 ⑥ その他
2) 作り方を決める。
① タタラ作り: 板状にした粘土類を「タタラ」といいます。
この板を組み合わせて、好みの形に組み立てます。四角形や六角形、八角形など、平面で構成する
形の場合に向いていますが、結構作業に、手間隙が掛ります。
) 板(タタラ)を組み立てる際には、簡単な型や支えが必要になります。
当然、組み立てる時には、タタラが自立する程度、乾燥している事が望ましいです。
四角形であれば、簡単な支えで済みますが、綺麗に整った六角や八角形にするには、
六角や八角形をした支えが必要です。タタラの板厚は、好みですが5mm~1cm程度が
多い様に思われます。(当然、作品の大きさに関係します。)
) 簡易型であれば、ダンボールで作る事が出来ます。
即ち、六角(又は八角)形の展開図を描き、それを腰のあるダンボールに写し取り型紙を、
作ります。その型紙通りに切り取った後、テープや紙用の接着剤を使い、組み立てます。
この型に沿わせる様にして、タタラを組み立てていきます。
② 型を利用した、押し型成形:木型や石膏型を利用する方法で、型を作るのが面倒ですが、一度型が
出来上がると、同じ様な形のものを、量産できます。一枚のタタラを型に押し付けて、形にする
方法です。 但し、型には内型と、外型の二つの方法があります。
) 内型: 型に被せる様にして使います。型を作るのは容易ですが、作品の外側の角に、
シャープさは出ずに、ダレタ感じになりますので、場合によっては作品の角を、補修する
必要があります。又、型から早目に取りの除かないと、素地が乾燥して縮み、型から離れ
難くなったり、「ひび」や「割れ」がでます。
更に、内型では、内縁の作品は出来ません。型が抜けなくなる為です。
それ故、縁を後付けにするか、型を二つに割る「割り型」にする必要があります。
) 外型: 型の内側にタタラなどを押し当て、型に沿わせます。
作品の外側が、型に沿いますので、型通りの形になります。
a) 利点として、素地が乾燥し縮む為、型と素地の間に隙間ができ、自然に剥れ易くなります。
更に、作品の周囲に額縁や窓、紐などの凹凸のある文様を、付ける事も容易です。
b) 外型を作る。
難点は型を作るのが、やや困難な事です。
イ) 簡易型ならば、上記のダンボールで作る型もありますが、本格的には石膏型が理想です。
(尚、木型の製作はかなりの、技術が必要です。)
ロ) 石膏型は、粘土の塊からモデルを作ります。即ち、六角や八角では、一塊の粘土を
面取りして形を作ります。円形であれば、轆轤を挽いて形を作ります。器の壁に額縁や
窓、紐、鋲などの装飾を施します。
ハ) モデルを中央に置いて、その周囲に3cm程度の隙間を設けて、粘土などで囲いを
します。その隙間に、水で溶いた石膏を流し込みます。
ニ) 石膏が固まったならば、モデルを取り出します。この際モデルは壊れる物と
思って下さい。その後、石膏の「バリ」等を除去して、型を若干磨きます。
③ 手回し轆轤作り(紐作り)。
以下次回に続きます。
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