3) 作品の構想が決ったら、いよいよ製作に取り掛かります。
① 盆器の素地に成る土を選ぶ。
) 陶器の場合は、粘土類を、磁器の場合に、磁土又は半磁器土を使います。
) 陶器の場合、泥ものにするか、施釉ものにするかによって、土の種類を選びます。
特に泥ものと呼ばれる盆器は、土そのものの色が見所ですので、土を選んだり、調合するなりして、
望む色が出る土を作る必要があります。
・ 泥もの専用用の土は、陶芸材料店では、販売されていないと思われます。
(インターネットで検索しても、該当するものは、見つかりませんでした。)
又、中国で作られた盆器に使われている土は、ほとんど入手が出来ないと思われます。
・ 陶芸で使われている、赤土やテラコッタ、又は備前焼の土、朱泥土(常滑など)、古萬古赤
等の色の付いた土を、そのまま使用する事も可能ですが、特定の色しか出せません。
注意: ご存知の事でしょうが、焼成前の土の色と、焼成後の土の色は必ずしも、一致しません。
例えば、焼成前に黒い土であったものが、焼成後に、白くなったり、黒く成ったり、灰色に
成る場合もあります。それ故、ご自分で採取した土は、試し焼きをする必要があります。
・ 好みの色を出す為には、色々の土を調合する必要があります。但しそれらの土を見い出せない
場合が多いと思います。
・ 土に着色材を添加して色土を作る。(この方法は、邪道と言う人が居るかもしれません。)
土に練り込む着色材(顔料)は陶芸材料店で、色々の種類が市販されています。
添加する量で、濃淡を付ける事も可能です。尚、添加する事により、作業がしにくく成る事は
ありません。 又、顔料同士を混ぜ合わせて、独自の色を作る事もできます。
又、鉄や銅、マンガン、クロムなどの酸化金属を、添加し着色する場合もあります。
・ 燻し(いぶし)の様に、還元焼成で黒く仕上げる場合では、特に土の種類に囚われなくても、
黒くする事が出来ますが、更に表面を磨く「ミガキ」の泥ものでは、肌理が細かくやや粘りの
ある土が向いています。
・ 尚、盆器の製作を教えてくれる処もあります。そのような教室などでは、独自の入手方法が
あると思われます。
) 施釉ものの土も、釉の種類によって選ばなければ成りません。
a) 釉の色は土の色を反映します。土の色が違うと、焼き上がりの色に違いがでます。
絵を描く様な場合は、明るい(白っぽい)土を使うと、絵が映えます。
b) 土の粒子の細かさも重要です。一般に大きな作品は、粒子の粗い物を使います。
大きな作品は、縮み量が大きいので、「割れ」や「ひび」入り易いので、縮み率を少なく
する為に粗い物を使います。場合によっては、素地にシャモットを入れる場合もあります。
又、梨皮(りひ)の感じを出す為に、粗い土を使う場合もあります。
以下次回に続きます。
① 盆器の素地に成る土を選ぶ。
) 陶器の場合は、粘土類を、磁器の場合に、磁土又は半磁器土を使います。
) 陶器の場合、泥ものにするか、施釉ものにするかによって、土の種類を選びます。
特に泥ものと呼ばれる盆器は、土そのものの色が見所ですので、土を選んだり、調合するなりして、
望む色が出る土を作る必要があります。
・ 泥もの専用用の土は、陶芸材料店では、販売されていないと思われます。
(インターネットで検索しても、該当するものは、見つかりませんでした。)
又、中国で作られた盆器に使われている土は、ほとんど入手が出来ないと思われます。
・ 陶芸で使われている、赤土やテラコッタ、又は備前焼の土、朱泥土(常滑など)、古萬古赤
等の色の付いた土を、そのまま使用する事も可能ですが、特定の色しか出せません。
注意: ご存知の事でしょうが、焼成前の土の色と、焼成後の土の色は必ずしも、一致しません。
例えば、焼成前に黒い土であったものが、焼成後に、白くなったり、黒く成ったり、灰色に
成る場合もあります。それ故、ご自分で採取した土は、試し焼きをする必要があります。
・ 好みの色を出す為には、色々の土を調合する必要があります。但しそれらの土を見い出せない
場合が多いと思います。
・ 土に着色材を添加して色土を作る。(この方法は、邪道と言う人が居るかもしれません。)
土に練り込む着色材(顔料)は陶芸材料店で、色々の種類が市販されています。
添加する量で、濃淡を付ける事も可能です。尚、添加する事により、作業がしにくく成る事は
ありません。 又、顔料同士を混ぜ合わせて、独自の色を作る事もできます。
又、鉄や銅、マンガン、クロムなどの酸化金属を、添加し着色する場合もあります。
・ 燻し(いぶし)の様に、還元焼成で黒く仕上げる場合では、特に土の種類に囚われなくても、
黒くする事が出来ますが、更に表面を磨く「ミガキ」の泥ものでは、肌理が細かくやや粘りの
ある土が向いています。
・ 尚、盆器の製作を教えてくれる処もあります。そのような教室などでは、独自の入手方法が
あると思われます。
) 施釉ものの土も、釉の種類によって選ばなければ成りません。
a) 釉の色は土の色を反映します。土の色が違うと、焼き上がりの色に違いがでます。
絵を描く様な場合は、明るい(白っぽい)土を使うと、絵が映えます。
b) 土の粒子の細かさも重要です。一般に大きな作品は、粒子の粗い物を使います。
大きな作品は、縮み量が大きいので、「割れ」や「ひび」入り易いので、縮み率を少なく
する為に粗い物を使います。場合によっては、素地にシャモットを入れる場合もあります。
又、梨皮(りひ)の感じを出す為に、粗い土を使う場合もあります。
以下次回に続きます。
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