窯出しは、陶芸で一番期待と不安の入り混じった瞬間であり、楽しみです。
1) 窯出しのタイミング
窯の火を消した瞬間(電源をオフ)から温度は下がり始めます。
窯の壁の厚さに依って、温度の降下スピードは変ります。
当然、低い温度では、なかなか下がりません。
イ) 急いで窯出しをしたい場合、300℃以下になれば、窯の扉を少し開けて
熱を逃がしても、大丈夫です。
・ 300℃以上で扉を開けると、作品が壊れる(冷め割れ)場合がありま。
又 貫入(釉薬に小さい「ヒビ」)が入り易いです。
ロ) 急がな場合には、100℃以下になったら、扉を開けた方が安全です。
ハ) 作品を直ぐに取り出さない。
・ 扉を開けて見える範囲で、中の様子を観察する。
・ 全体の釉薬の溶け具合は、良好か、(特に最下段の溶け不足は無いか)
釉薬が溶けすぎて、棚板まで流れ落ちていないか。
・ 発色の具合は、良好か、(特に酸化、還元による変化はどうか)
・ 作品同士の、「ヒッツキ」は無いか、作品の大きな割れは無いか。
など 色々観察して下さい。
2) 窯出し
扉を開けると温度は除々に下がりますので、軍手などを用意して窯出しに
移ります。
イ) やや広い場所に、シート等を拡げて、作品を並べていきます。
皿など平たい作品は、場所を取るので紙を挟んで重ねていきます。
・「コンクリート」等 冷たい場所に直に置かないで下さい。
(冷め割れの原因になります)
ロ) 並べる順序は、作品の大きさ(種類)毎に、又は作品の釉薬のグループ
毎に、或いは 窯の位置関係どうりに、等々自由に設定して下さい。
ハ) 貝殻などを使った場合、取り除く。
ニ) 棚板に、作品が張り付いた場合(釉薬が溶け過ぎで流れ落ちる)
棚板の裏側を木槌などで叩くと、作品がアルミナコーチングと伴に剥がれ
ます。
ホ) 作品を全部出したら、一個一個の作品を手に取り、観察します。
・ 割れ、釉薬の剥がれ(逃げ)は無いか。
・ 焼き過ぎ、焼け不足は無いか。
・ 発色は予想通りか。酸化、還元の状態はどうか。絵付けの状態はどうか
・ その他、作品の変形は無いか、等々を見てください。
ヘ) 尚 作品は窯出し直後から1~2日間「チンチン」音がします。
これは釉薬に貫入が発生している音です。
3) 窯出し後の処置
イ) 作品底に棚板の「アルミナ」が付いた場合、「ダイヤモンド、ヤスリ」
や「グラインダー」で削り取る。
貝殻も水で洗うと、粉々になり取れますが、貝の痕が残ります。
この痕もヤスリなどで綺麗にして下さい。
ロ) 作品の底に砥石を掛ける。(テーブル等を疵付けない為です。)
作品表面に「はぜ石」等があり、手に触れると痛い場合、ヤスリで削り
取ります。その後水で洗う。
ハ) 「しもり」(水漏れ)止め用の「シリコン」などの薬品を塗る。
・ 作品の底(高台内)に塗る(又は浸す)
(陶器は使用後に、乾燥が不十分だと「カビ」が生える場合あります。
その予防の為です。) 食器には食器用の薬品を使う事。
・ 花瓶など常に水を入れて置く作品は、内側に「シリコン」を5分程度
流し込み、内側全体に塗ります。水漏れを防ぎます。
・ 又 蓋物に、梅干など塩分を含んだ食品を入れて置くと、表面から
塩が噴出す場合がありますので、食器用の薬品を同様に流し込んで下
さい。
・ 薬品を使用したら、一昼夜乾かしてから、水洗いして下さい。
1) 窯出しのタイミング
窯の火を消した瞬間(電源をオフ)から温度は下がり始めます。
窯の壁の厚さに依って、温度の降下スピードは変ります。
当然、低い温度では、なかなか下がりません。
イ) 急いで窯出しをしたい場合、300℃以下になれば、窯の扉を少し開けて
熱を逃がしても、大丈夫です。
・ 300℃以上で扉を開けると、作品が壊れる(冷め割れ)場合がありま。
又 貫入(釉薬に小さい「ヒビ」)が入り易いです。
ロ) 急がな場合には、100℃以下になったら、扉を開けた方が安全です。
ハ) 作品を直ぐに取り出さない。
・ 扉を開けて見える範囲で、中の様子を観察する。
・ 全体の釉薬の溶け具合は、良好か、(特に最下段の溶け不足は無いか)
釉薬が溶けすぎて、棚板まで流れ落ちていないか。
・ 発色の具合は、良好か、(特に酸化、還元による変化はどうか)
・ 作品同士の、「ヒッツキ」は無いか、作品の大きな割れは無いか。
など 色々観察して下さい。
2) 窯出し
扉を開けると温度は除々に下がりますので、軍手などを用意して窯出しに
移ります。
イ) やや広い場所に、シート等を拡げて、作品を並べていきます。
皿など平たい作品は、場所を取るので紙を挟んで重ねていきます。
・「コンクリート」等 冷たい場所に直に置かないで下さい。
(冷め割れの原因になります)
ロ) 並べる順序は、作品の大きさ(種類)毎に、又は作品の釉薬のグループ
毎に、或いは 窯の位置関係どうりに、等々自由に設定して下さい。
ハ) 貝殻などを使った場合、取り除く。
ニ) 棚板に、作品が張り付いた場合(釉薬が溶け過ぎで流れ落ちる)
棚板の裏側を木槌などで叩くと、作品がアルミナコーチングと伴に剥がれ
ます。
ホ) 作品を全部出したら、一個一個の作品を手に取り、観察します。
・ 割れ、釉薬の剥がれ(逃げ)は無いか。
・ 焼き過ぎ、焼け不足は無いか。
・ 発色は予想通りか。酸化、還元の状態はどうか。絵付けの状態はどうか
・ その他、作品の変形は無いか、等々を見てください。
ヘ) 尚 作品は窯出し直後から1~2日間「チンチン」音がします。
これは釉薬に貫入が発生している音です。
3) 窯出し後の処置
イ) 作品底に棚板の「アルミナ」が付いた場合、「ダイヤモンド、ヤスリ」
や「グラインダー」で削り取る。
貝殻も水で洗うと、粉々になり取れますが、貝の痕が残ります。
この痕もヤスリなどで綺麗にして下さい。
ロ) 作品の底に砥石を掛ける。(テーブル等を疵付けない為です。)
作品表面に「はぜ石」等があり、手に触れると痛い場合、ヤスリで削り
取ります。その後水で洗う。
ハ) 「しもり」(水漏れ)止め用の「シリコン」などの薬品を塗る。
・ 作品の底(高台内)に塗る(又は浸す)
(陶器は使用後に、乾燥が不十分だと「カビ」が生える場合あります。
その予防の為です。) 食器には食器用の薬品を使う事。
・ 花瓶など常に水を入れて置く作品は、内側に「シリコン」を5分程度
流し込み、内側全体に塗ります。水漏れを防ぎます。
・ 又 蓋物に、梅干など塩分を含んだ食品を入れて置くと、表面から
塩が噴出す場合がありますので、食器用の薬品を同様に流し込んで下
さい。
・ 薬品を使用したら、一昼夜乾かしてから、水洗いして下さい。
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