わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

陶芸家を目指す 16 (陶芸教室を開く1)

2010-12-01 22:17:22 | 陶芸家を目指す
趣味で陶芸を、楽しんでいる方ではなく、陶芸で生活をしようとしている方は、何らかの方法で、収入を

確保する必要が有ります。

前回までは、主に、ご自分で作った作品を、販売して収入を、得る方法に付いて、述べてきました。

この方法で、満足いく収入が、得られる事が、出きれば理想的です。現実には、この様な方法で、陶芸を

続けている方は、ほんの一握りで、ほとんどの方は、他の方法(又は両方)で、収入を得ています。

 ・ 陶芸関係で、収入を得る、もう一つの方法は、陶芸技術を、人に教える事による収入です。

   (俗に言う、レッスンプロと、言うところです。)

   技術を教えて、収入を得ている方は、作品を売て、収入を得ている人よりも、はるかに、多い

   はづです。

 ・ 陶芸の技術を教える場所によって、幾つかに分類できます。

  1) 御自分で教える場所を確保している方(一般に、陶芸教室の形態を、取ります。)

  2) 所謂(いわゆる)、雇われ講師として、美術学校の先生や、専門学校やカルチャーセンターの

    講師として、技術を教える方

  3) 割合に多いのが、中学や高校の美術の、先生をしながら、美術の一環として、陶芸を教えて
 
     いる方などです。勿論、教員免許が、必要に成りますが。

    (当面は、先生をしながら、世に出るチャンスを、伺うっている方や、定年後に本格的に、陶芸に

     力を注ぎたいと、思っている方も多いです。)

 以下順次お話していきます。

 1) 御自分で教える場所を確保している方

   一番多い事例は、ご自分の陶芸教室を開く事です。

   ある程度の資金が必要ですが、割合、短い期間(最低でも5~6年位)、陶芸を習っている方なら、

   生徒(お弟子さん)を取って、陶芸技術を、教える事も、可能です。

   但し、「自分が教える事がある」と言う、覚悟で陶芸技術を、身に付けて下さい。

  ・ 勿論、ご自分で、陶芸教室を開くと成ると、それなりの苦労や、勉強(経営上の)が必要に成り

    ます。開く場所、教室の規模、設備、そして一番重要なのが、生徒の人集めです。

    継続的に、ある人数の、生徒さんが、確保出切れば、半ば成功と思って下さい。

  ① 開く場所

   ) 自前の場所か、場所を借りるかの選択

    a) 自前の場所: ご自宅の一部を、教室として使用人する方法で、利点と、欠点があります。

     イ) 利点: 賃貸料が掛かりませんので、資金に余裕のない方に、向いています。

        更に、職住接近となり、作業その他が、やり易く成ります。

        又、設備なども、他から(家主など)制約なく、選ぶ事が出来ます。

     ロ) 欠点: 陶芸教室に向いた場所とは、限りません。特に生徒さんが、集まり易い環境では

        ないかも知れません。これは、致命的な欠点と成って仕舞います。

        特に、遠くの方が、通うには不便な場所では、極近所の限られた、人のみの生徒と成り

        易いです。

    b) 場所を借りる: ご自分で、場所を探し出し、そこに教室を開く方法です。 

     イ) 利点 : 手持ち資金にも寄りますが、生徒の集まり易い場所(駅の近くなど)に、

        開く事が出来ます。当然、広い範囲の住民を対象となり、幅広い層の人を、集める事も

        可能です。

     ロ) 欠点: 場所を借りれば、賃貸料が発生します。

        その為、より多くの生徒を、集める必要があり、宣伝広告も、行う必要が生じます。

        又、ビルの一室を借りる場合、陶芸の窯は、電気窯が、一般的です。

        (勿論、教える場所と、窯のある場所は、同じ必要はありませんが、作品の移動は、

        意外と破損事故も、多く成りますので、なるべく同じ建物内に、したい物です。)

 以下次回に続きます。
      
 陶芸教室を開く 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 陶芸家を目指す 15 (焼... | トップ | 陶芸家を目指す 17 (陶... »

コメントを投稿

陶芸家を目指す」カテゴリの最新記事