近年、筋トレ(筋肉トレーニング)や脳トレ等の言葉を、しばしば耳にしする事が多くなりました。
健康は自分の努力である程度維持できますし、健康寿命を出来るだけ延ばしたいと思う人も増えて
きました。その為、ウオーキング(散歩)等を実践している方や、何らかの趣味を持つ事が薦められ
ています。
昔より手や指(先)を使うと、脳を刺激し若さを保ち、脳の病気の予防になると言われています。
特に手の親(拇)指を使う事が重要と言われています。
昔は、胡桃(くるみ)の実を二個を片手に持ち、親指と他の手で掴み、手の中で回転させると、
脳卒中の予防に成ると言われ、私の両親も実行していました。終生脳卒中には成らなかったので、
それなりの効果が有ったのか知れません。
1) 脳に良い刺激を与えるという事とは?。
① 脳は眠っている以外は常に働き続けています。勿論、夢を見る時は眠っていても働いています
頭が良く働く為には、十分な栄養源である血液の巡回が必要です。現在の医学では、脳のどの
部分が活発に働いているかを、画像で表示する事は簡単に行われています。即ち活発に活動し
ている部位は、血流が多い事も判ってきました。
特に手の指を使う事で、脳の一部の血流を約10%程度増える事も判ります。それ故、陶芸では
頻繁に手や指を使いますので、血流の増加に寄与し、脳に程良い刺激を与えていると思われます
② 手や指(先)を動かすと、脳は強い刺激を受け、脳の極めて広い範囲に伝わります。
脳の中でも、手や指を支配する領域は、感覚中枢や運動中枢などですが、最も広い部分を占めて
います。手や指にかかわる領域は、脳の約25%と言われ、足の4倍も広いと言われています。
手の指を積極的に動かせば、それだけ広い範囲の脳の領域を刺激することになり、脳の血流量が
大幅に増加します。血流の増加はより多くの酸素や栄養(ほとんどは糖分)が、脳に送られる事
になります。即ち、脳は活発に働くようになる訳です。
③ 手や指を動かすと、感覚中枢と運動中枢の神経細胞が活発に働いて、互いに情報をやり取りし
複雑な神経回路(ネットワーク)を作ります。神経細胞同士の情報伝達を担うのが「シナプス」
と呼ばれるものです。脳に刺激を与えれば与えるほど、情報の伝達量が増え、シナプスは大きく
発達します。それ故、手や指を積極的に動かすと、脳の血流量が増えシナプスが発達し、脳の
働きが良く成る訳です。指先にはたくさんの神経が集まり、脳に直結しています。
④ 手や指を良く使う人は、長生きする傾向があります。
手や指を活発に動かす楽器の演奏者(音楽家)や、細かい手仕事に熟練した職人、絵画や手工芸
料理などの指を繊細に使う人、更に趣味として園芸、陶芸、日曜大工、模型工作、囲碁、将棋
などを行っている人々は、長生きするとも言われています。
⑤ アイデアを練り、創造力を高め、手順や段取りを考えるなどの作業も脳に良い刺激を与えます。
手や指先の動きは、言語や思考と一緒になって、脳の高次機能を担う大脳皮質に影響を与えます。
特に大脳皮質が発達しているのが人間で、人間らしさを表す指針となっています。
⑥ 手や指先の動きは、繊細な動きをする顔の表情も良くします。
脳内には指先と表情の動きを感じる部分の領域が広く存在します。指先を使った運動(動き)は
脳を刺激し、豊かな表情を醸し出します。又、言語や思考を司る言語中枢にも良い影響を与え
ます。更に、指先を動かして脳を活性化させる事は、食欲も出て身体全体の健康に繋がります。
⑦ 脳梗塞(こうそく)の予防にもなります。
血流を詰まらせる血栓(けっせん)が、とても小さくて自覚症状のない脳梗塞を「隠れ脳梗塞」
と呼ぶがそうです。ある調査によると、40代で約3割、50代で約5割、60代で約8割に、
見つかるそうで、重度の脳梗塞などが起こる予兆との事です。近年、指や手を積極的に使用する
事は、この予防となると言われる様になりました。
2) 陶芸のどの様な行為が、脳の刺激と成るのか?
以下次回に続きます。
健康は自分の努力である程度維持できますし、健康寿命を出来るだけ延ばしたいと思う人も増えて
きました。その為、ウオーキング(散歩)等を実践している方や、何らかの趣味を持つ事が薦められ
ています。
昔より手や指(先)を使うと、脳を刺激し若さを保ち、脳の病気の予防になると言われています。
特に手の親(拇)指を使う事が重要と言われています。
昔は、胡桃(くるみ)の実を二個を片手に持ち、親指と他の手で掴み、手の中で回転させると、
脳卒中の予防に成ると言われ、私の両親も実行していました。終生脳卒中には成らなかったので、
それなりの効果が有ったのか知れません。
1) 脳に良い刺激を与えるという事とは?。
① 脳は眠っている以外は常に働き続けています。勿論、夢を見る時は眠っていても働いています
頭が良く働く為には、十分な栄養源である血液の巡回が必要です。現在の医学では、脳のどの
部分が活発に働いているかを、画像で表示する事は簡単に行われています。即ち活発に活動し
ている部位は、血流が多い事も判ってきました。
特に手の指を使う事で、脳の一部の血流を約10%程度増える事も判ります。それ故、陶芸では
頻繁に手や指を使いますので、血流の増加に寄与し、脳に程良い刺激を与えていると思われます
② 手や指(先)を動かすと、脳は強い刺激を受け、脳の極めて広い範囲に伝わります。
脳の中でも、手や指を支配する領域は、感覚中枢や運動中枢などですが、最も広い部分を占めて
います。手や指にかかわる領域は、脳の約25%と言われ、足の4倍も広いと言われています。
手の指を積極的に動かせば、それだけ広い範囲の脳の領域を刺激することになり、脳の血流量が
大幅に増加します。血流の増加はより多くの酸素や栄養(ほとんどは糖分)が、脳に送られる事
になります。即ち、脳は活発に働くようになる訳です。
③ 手や指を動かすと、感覚中枢と運動中枢の神経細胞が活発に働いて、互いに情報をやり取りし
複雑な神経回路(ネットワーク)を作ります。神経細胞同士の情報伝達を担うのが「シナプス」
と呼ばれるものです。脳に刺激を与えれば与えるほど、情報の伝達量が増え、シナプスは大きく
発達します。それ故、手や指を積極的に動かすと、脳の血流量が増えシナプスが発達し、脳の
働きが良く成る訳です。指先にはたくさんの神経が集まり、脳に直結しています。
④ 手や指を良く使う人は、長生きする傾向があります。
手や指を活発に動かす楽器の演奏者(音楽家)や、細かい手仕事に熟練した職人、絵画や手工芸
料理などの指を繊細に使う人、更に趣味として園芸、陶芸、日曜大工、模型工作、囲碁、将棋
などを行っている人々は、長生きするとも言われています。
⑤ アイデアを練り、創造力を高め、手順や段取りを考えるなどの作業も脳に良い刺激を与えます。
手や指先の動きは、言語や思考と一緒になって、脳の高次機能を担う大脳皮質に影響を与えます。
特に大脳皮質が発達しているのが人間で、人間らしさを表す指針となっています。
⑥ 手や指先の動きは、繊細な動きをする顔の表情も良くします。
脳内には指先と表情の動きを感じる部分の領域が広く存在します。指先を使った運動(動き)は
脳を刺激し、豊かな表情を醸し出します。又、言語や思考を司る言語中枢にも良い影響を与え
ます。更に、指先を動かして脳を活性化させる事は、食欲も出て身体全体の健康に繋がります。
⑦ 脳梗塞(こうそく)の予防にもなります。
血流を詰まらせる血栓(けっせん)が、とても小さくて自覚症状のない脳梗塞を「隠れ脳梗塞」
と呼ぶがそうです。ある調査によると、40代で約3割、50代で約5割、60代で約8割に、
見つかるそうで、重度の脳梗塞などが起こる予兆との事です。近年、指や手を積極的に使用する
事は、この予防となると言われる様になりました。
2) 陶芸のどの様な行為が、脳の刺激と成るのか?
以下次回に続きます。
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