「盆栽」とそれを植える器、即ち「盆器」は一体感が無ければ成りません。
良い「盆器」が、「盆栽」の良さを引き出すとも言えます。
この「盆栽」には、この「盆器」と決める為には、先ず「盆栽」の事をある程度、知って置く必要が
有ります。「盆栽」の種類によって、選ぶべき「盆器」も変化するからです。
4) 「盆栽」の種類
基本的には、鉢の中で健康に成長する事ができる植物ならば、何でも盆栽とする事が可能です。
しかし、現実的には、特定の樹木に人気が集中しています。
主な物を挙げると、以下の様な樹木となります。
① 樹形を愛でる樹木
黒松、赤松、五葉松(ごようまつ)、真柏(しんぱく)など
② 春の芽立ちや、紅葉など葉の色を愛でる樹木
「欅(けやき)」「ぶな」「紅葉(もみじ)」や「楓(かえで)」など秋に美しく紅葉する樹木
③ 花を愛でる樹木
「桜」や「梅」「皐月」「椿(つばき)」「海棠(かいどう)」など美しい花を咲かせる樹木。
④ 果実をならせる樹木
「花梨(かりん)」や「柿」「姫りんご」など実のなる樹木。
⑤ 美しい実を鑑賞する樹木
「うめもどき」「ピラカンサス」など
⑥ 草花類。 盆栽の部類に入るかは、微妙かもしれません。(単なる鉢植えと見る方も多いです。)
) 洋ラン類の仲間: カトレヤの仲間、シンピジウムの仲間、デンドロビウムの仲間、
オンシジウム、パンダ等です。
) 東洋ランの仲間: シュンラン、スルガラン、カンラン などがあります。
日本以外の国でも、それぞれの国の気候風土に適した樹木が、盆栽として育てられています。
5) 「盆栽」の樹形
同じ「松」や「楓」であっても、環境や成育の仕方によって、その容貌(樹形)が大きく変化します。
代表的な樹形は、以下の物があります。
① 直幹(ちょくかん): 幹が直立している樹形です。荘厳な趣があります。
松や檜(ひのき)、杉など
② 斜幹(しゃかん): 主幹が斜めの樹形です。強い忍耐が感じられます。松や杉など
③ 蟠幹(ばんかん): 幹が著しく捩(ねじ)れているもの、幹がうずくまった樹形です。
枯淡の境地が感じられます。
④ 双幹(そうかん)、双樹(そうじゅ): 二本の幹を有します。安定感と調和が認められます。
紅葉(モミジ)、楓、ブナなど
⑤ 寄せ植え: 数本の樹木で構成し、自然な「たたずまい」の林を連想させます。
⑥ 根連がり: 一株から数本の幹が伸びています。
株立ち(かぶだち): 別名は武者立ちとも言う、一本の木が、根元から五本以上分かれている物。
木瓜・五葉松など
⑦ 石付き: 岩場に生えた、粗野な感じの樹形です。 黒松、紅葉(モミジ)など
⑧ 懸崖(けんがい)、半懸崖: 崖(がけ)から垂れ下がる樹形です。
真柏(しんぱく)、紅紫檀、皐月など
⑨ 文人木(ぶんじんき): 枝を極端に少なくし、古木の雰囲気を出した物で、幹は一本、
細いものゆらりと伸ばし、下枝がなく軽やかな感じのを出した物です。
梅・赤松・五葉松などが、向いています。
⑩ 模様木(もようぎ): 幹が前後左右、様々方向に曲り伸びたもの。優しいじ感じが出せます。
五葉松、紅葉(モミジ)など
以下次回に続きます。
良い「盆器」が、「盆栽」の良さを引き出すとも言えます。
この「盆栽」には、この「盆器」と決める為には、先ず「盆栽」の事をある程度、知って置く必要が
有ります。「盆栽」の種類によって、選ぶべき「盆器」も変化するからです。
4) 「盆栽」の種類
基本的には、鉢の中で健康に成長する事ができる植物ならば、何でも盆栽とする事が可能です。
しかし、現実的には、特定の樹木に人気が集中しています。
主な物を挙げると、以下の様な樹木となります。
① 樹形を愛でる樹木
黒松、赤松、五葉松(ごようまつ)、真柏(しんぱく)など
② 春の芽立ちや、紅葉など葉の色を愛でる樹木
「欅(けやき)」「ぶな」「紅葉(もみじ)」や「楓(かえで)」など秋に美しく紅葉する樹木
③ 花を愛でる樹木
「桜」や「梅」「皐月」「椿(つばき)」「海棠(かいどう)」など美しい花を咲かせる樹木。
④ 果実をならせる樹木
「花梨(かりん)」や「柿」「姫りんご」など実のなる樹木。
⑤ 美しい実を鑑賞する樹木
「うめもどき」「ピラカンサス」など
⑥ 草花類。 盆栽の部類に入るかは、微妙かもしれません。(単なる鉢植えと見る方も多いです。)
) 洋ラン類の仲間: カトレヤの仲間、シンピジウムの仲間、デンドロビウムの仲間、
オンシジウム、パンダ等です。
) 東洋ランの仲間: シュンラン、スルガラン、カンラン などがあります。
日本以外の国でも、それぞれの国の気候風土に適した樹木が、盆栽として育てられています。
5) 「盆栽」の樹形
同じ「松」や「楓」であっても、環境や成育の仕方によって、その容貌(樹形)が大きく変化します。
代表的な樹形は、以下の物があります。
① 直幹(ちょくかん): 幹が直立している樹形です。荘厳な趣があります。
松や檜(ひのき)、杉など
② 斜幹(しゃかん): 主幹が斜めの樹形です。強い忍耐が感じられます。松や杉など
③ 蟠幹(ばんかん): 幹が著しく捩(ねじ)れているもの、幹がうずくまった樹形です。
枯淡の境地が感じられます。
④ 双幹(そうかん)、双樹(そうじゅ): 二本の幹を有します。安定感と調和が認められます。
紅葉(モミジ)、楓、ブナなど
⑤ 寄せ植え: 数本の樹木で構成し、自然な「たたずまい」の林を連想させます。
⑥ 根連がり: 一株から数本の幹が伸びています。
株立ち(かぶだち): 別名は武者立ちとも言う、一本の木が、根元から五本以上分かれている物。
木瓜・五葉松など
⑦ 石付き: 岩場に生えた、粗野な感じの樹形です。 黒松、紅葉(モミジ)など
⑧ 懸崖(けんがい)、半懸崖: 崖(がけ)から垂れ下がる樹形です。
真柏(しんぱく)、紅紫檀、皐月など
⑨ 文人木(ぶんじんき): 枝を極端に少なくし、古木の雰囲気を出した物で、幹は一本、
細いものゆらりと伸ばし、下枝がなく軽やかな感じのを出した物です。
梅・赤松・五葉松などが、向いています。
⑩ 模様木(もようぎ): 幹が前後左右、様々方向に曲り伸びたもの。優しいじ感じが出せます。
五葉松、紅葉(モミジ)など
以下次回に続きます。
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