金波楼から柳屋旅館に移りました。
柳屋旅館は、金波楼にも近いのですが、日奈久温泉の広場に面しており、もちろん日奈久温泉センターにも近いのです。
(柳屋旅館)
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柳屋旅館は明治22年(1889年)の創業で金波楼より20年近く古いとのこと。
おかみさんが案内してくれました。
二階建ての木造建築は健在で、大正昭和の香りが色濃く残っています。
中でも感激したのがお風呂場です。
お風呂は中庭にあり別棟なので廊下を通って行くのですが、入り口からは階段を数段下がって入るようになっています。
(お風呂場への階段)
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共同浴場の「松の湯」もそうでしたが、昔の温泉は源泉の湧出口に造るので、どうしても浴場の床のレベルは地面の高さにならざるを得ないということです。
その浴場が残っていて現役を張っているのですから嬉しいことです。
階段を数段下りると、脱衣場と浴槽の入り口とが衝立で分けられ、脱衣場には木の棚と脱衣籠しか無いという簡素さが気に入りました。
(脱衣場)
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部屋でなく、衝立で隔てるという様子も気に入りました。
浴槽は天然の大理石です。
白く輝く浴槽は王侯貴族になった気分でしょう。
(浴槽)
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湯にゆらめくタイルの色があざやかで、無色透明なお湯を引き立てています。
(浴槽のタイル)
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(洗い場)
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日奈久には良い温泉が残っていました。
詳細は下記のホームページからどうぞ
ひろさんの旅枕へリンク
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