バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

マスクの良さは伝わらない

2020年03月02日 | アメリカ生活
今日仕事から戻るとハニバニがいきなり「ちょっとこれ見たことある?!」と言って
ニュースで流れた動画を見せてくれた。


それは2月最初、中国でコロナウイルスが最も猛威を振るっていた時期のこと。
ニューヨークの地下鉄で、マスクをしていたアジア人女性に黒人男性が
「病気の女め」と言って襲いかかったときの動画だった。
皆さんもご存知のはず。


私はもう随分前に見て知っていたから「ああ。知ってる。酷いよね。彼女な何もしてないのにね。」
と言うと、それを初めて見たハニバニはまるで自分の嫁が(て、私のことか)被害に遭ったかのように
動揺が隠せず、この黒人男性に対して敵意(とういうかほぼ殺意風味)を露わにしていた。


こないだ電話で両親と話していたときに聞かれたのよ。
アメリカ人はどうしてマスクせんのんかね?
これ、マスクの使用に対する意識が日本とは本当に違うからなのよね。
だからこのアジア人女性が襲われたんじゃなくて、この襲った黒人男性が問題ありな感じ。


日本では菌をもらわない&うつさないという配慮があるし、風邪が流行るこの季節の常識みたいなところがあるが、
アメリカではマスク≒私病気ですということなので、他人の目がちょっと違う。
実際、数年前ハニバニと一緒に日本旅行をした際、姪のほのちゃんから大風邪を移されての帰国となったハニバニが
鼻と喉の乾燥を避けるためマスクをしていた。アメリカ系航空会社を利用したのだが、
CAが駆け寄ってきて、「あなた、深刻な病気でもされてるのですか」と聞いてきた。
実際に風邪を患っていたので、その旨を伝えていたが、私は今でもあのCA
不安そうな顔を忘れられない。
まあ日本人ならともかく、アメリカ人がマスクしてるのを見ることがなかったのかも知れない。


日本では今こそ本当にマスクを着用することが推進されているけれど、
そんな中アメリカでは「マスクをしても意味がない」とずっと言われ続けている。
手洗いが一番効果があるんだ、と。
マスクをしなければならないのは、感染して咳を周りにばら撒くような状態になったときだけ。
そう言われている。


それでも店からマスクが消えているあたり、マスク着用の重要性が浸透しつつあるのかも。
実際、空港などではマスクしているアメリカ人もいるので。
でも私の周りでは、さっぱり。
こういう私もハニバニもしていない。


買ったマスクは、できれば未開封のままであって欲しい。
使用されることがなかったら、それはそれに越したことはないと思っている。


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春が来て、暖かくなるのを望むフリちゃんが



バスルームの脱衣するとこに置いてあるヒーターを愛して止まない。

気持ち良いから眠くなるようで、いつもうとうと。





ぐー...てなる。



春が来て暖かくなったら、ウイルスも下火になるといいね。


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