バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

YOUは何しにスペインへ

2020年03月12日 | お仕事
皆さんももうご存知のとおり、今アメリカは日本より一足遅れて大混乱の最中。
トランプ大統領と、国家医療専門のファウチ所長が言うことが全く異なっていることが注目されている。


さてそのトランプ大統領が昨日、ヨーロッパからの渡航の停止(30日間)のを明らかにした。
なんとうちのフロアに、今月に入ってすぐスペイン旅行に出かけたマネージャーがいて、
彼女本当なら先日の月曜日から仕事復帰だったのに、人事課に仕事復帰を拒否られて只今自宅で自己隔離中。


スペインに旅行。
旅行!!!
しかも一人旅(既婚者で夫は海外旅行が大嫌いで一度も一緒に海外へ出たことがないらしい)。
世界がこんな時によー行ったな。
前々からチケットを購入していて楽しみにしていたっていう気持ちはわかる。
でもでもでも。
もう一回言う。
世界がこんな時によー行ったな。
私なんか空港へ行くのも今は嫌なのに。


こういうことがあって彼女は今大ヒンシュクを買っているのだった。


職場でももうみんなピリピリしていて、一昨日の例の会議(Huddle)ではブラッドからこれからの対策、
DRPのデの字もほのめかされなかったことで隣の男とデミ嬢が問いただすと
『でも会社としてもまだそういう(最悪な)状態じゃないでしょう。』と、さらりと言って交わしたものだからみんな一気に不機嫌になった。


誰かの感染が確認されるまで待つ気???


その日デミ嬢とランチしたんだけど、ほぼ一時間まるごと彼女はブラッドを、それから会社を罵っていた。
一方私はその日食べようとしていたランチのカレー(数日前の記事ね)を食べ損ねたことも重なって不機嫌だったけど
デミ嬢と一緒になって激怒する気にもなれず、「うん、そうね」とか「私もそう思うよ」と適当に相槌をした。



(外はこんなにも暖かくて一気に春が来て、エビの臭いのする花の木も満開)


仕事の帰りにウォールマートに行ったら、まるで日本みたいにトイレットペーパーが一つ残らず売り切れてた。





その抜け殻みたいになった棚を見たおばあさんが、「あら。ここは何も置かれてないわね。以前何が置かれてたのかしら?」と言うので、
「ここの棚全部、トイレットペーパーだったんですよ」と言ったらおばあさんはそのまま無言で絶句してた。
何も知らなかったおばあさんが買いたかった物が、トイレットペーパーでなかったことを祈る。


他にも、除菌用のジェルとか除菌スプレー、それからブリーチの棚もすっからかんだったわ。
このコロナウイルスの衝撃で起こったこと、ただ一つだけ良かったことを揚げなさいと言わわれたら
市民が清潔に生活しようっていう意識が高まったことって、私は言うわ。


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