バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

今朝会社に行ったらね

2020年03月09日 | お仕事
前日の記事のとおり、バージニア州はもちろん、メリーランド州もDCでも感染者が確認されて
週明けの会社ではこれからの方針やらプランやらがメールや社内ニュースでいっぱい。


と、思っていたらね、これがまた超普通の月曜日だったのよ。
コロナウイルスへの配慮とか、見解とか全く触れられてなかった。


同僚と思い切りずっこけるかと思ったら、仕事が忙しくて忙しくてそれどころじゃない感じ。
昨日のメッセージのメンバーとも
OGPイメージ

想定内でも非常にショック - バージニア労働者

前回の記事で私がシロハタ、アゲルと言ったまさにその日の夜、遂にバージニア州で最初の感染者が確認された速報が飛び込んできた。うわぁぁぁぁぁぁぁ...

想定内でも非常にショック - バージニア労働者

 
やっと会話をしたのが昼近く。


それでもコロナウイルスの話ではなくて、仕事の話だったしね。


このままずっと忙しくて、いつもの状態をキープできるならそれでいいの。
ただ、いざ何か起こったとして、その時にちゃんとしたプランがあるのかどうか私たちはわからないでいる。
よその会社ではどんどんテレワークが始まってるっていうのに。
簡単にはテレワークさせない、断固たる理由があるには違いないが、ITで働く友達に言わせると
この先、何人も何人もいきなりテレワークしないといけない状態になったときに
いきなりテレワークが出来るわけじゃなくて、そのための手続きやらインストールやらの時間も必要になるのに
本当に最後の最後、ギリギリのところまで待たすつもりなんかなって顔をしかめるの。


昨日のメッセージでの隣の男の、
「はは。僕らきっと死ぬまで仕事し続けるよ。」
という一言が、まんざら冗談ではないかも知れないなと思え始める。


今日もとっても良いお天気だったけど



ニューヨークの株式市場、凄かったよね。



開始してものの4分でNosedive、急に暴落したっていうじゃない。
そりゃ取引も中断になるよね。
リーマンショック以来です。


なんか暗くなりそうなので私は、



野菜と鶏肉を炒めて



それを煮て



カレーを作りました。もちろん夕飯ではなく、明日ランチに持ってく。
こないだカフェテリアのチキンカレーを食べたらコクが全くなくて残念だったので
日本のルウを使った美味しいカレーを食べるのだ。


たちまち家の中にカレーの香りが充満し、幸せな場所となりました。


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想定内でも非常にショック

2020年03月08日 | アメリカ生活
前回の記事で私がシロハタ、アゲル と言ったまさにその日の夜、
遂にバージニア州で最初の感染者が確認された速報が飛び込んできた。


うわぁぁぁぁぁぁぁ。
そうなることは分かっていたのに、いざそうなってみると結構強烈に落胆。


感染者はフォートベルボアという陸軍基地に努める海兵隊で海外任務から戻って来た人だった。
この「海外任務から戻って来た」のくだりで、どこへ行っていたのかがまだ判明されていない。
今もう世界中のどこから帰ってきて感染しましたってなってもおかしくない。
海外にある陸軍基地や海兵隊基地は、イタリア、ドイツ、韓国そして日本にもある。
しかもこのフォートベルボア、そんなに離れてない。
そこに家族が勤務してる人も会社にたくさんいるのよ。
これはもう困ったことになった。
何度も言う。
こんなの、わかりきっていたのに、狼狽してしまう。


翌日になって、デミ嬢から私と隣の男にグループメッセージが入ってきた。



デミ嬢:(記事と共に)始まったね。

ケイエス:うん。月曜日に会社がどう反応するかな。

隣の男:はは。僕らきっと死ぬまで仕事し続けるよ。



デミ嬢:だね。

隣の男:ポキタイム。

ケイエス:美味しそ。


隣の男は嫁とポキのお店でランチしてるらしかった。
なんだか緊張感が全く感じられない会話で情けないが
本当はみんなぞわぞわしている。


イタリアはいろんな都市が武漢市みたいに閉鎖を始めちゃったし、
ヨーロッパもかなり大変な感じになってきた。
同僚のエイドリアンの両親は再来週にベルギーへ旅行なんだって。
こんな時に旅行、しかもベルギーなんかに行く????
楽しめる?????
てか、まだ飛行機がベルギーには飛ぶんだーってみんなでびっくりしてたの。
先週金曜日の時点ではね。


なんか明るいニュース欲しいね。


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シロハタ、アゲル

2020年03月07日 | 食べ物
ここら辺で珍しく食べ物の話。


今日は土曜日で、食べたい物を食べたいだけ食べる日。
私たちは今日、ガッツリ何かを食べたかった。
ふと思いつきで、今アメリカで反響を呼んでいる
KFC Chicken Donutに私たちも挑戦してみようということになった。


チキンドーナツ????
わかりやすく言うと、ドーナツでチキンを挟んだサンドイッチ。
いかにもアメリカ~ンな思い付き。


レビューを読むと、一人でこれを全部平らげるのはかなり苦痛という人が多かったので
ハニバニと半分ずつ食べることにして、まず私は普通にバリューミールをオーダーした。





さて、問題のチキンドーナツ。

宣伝ではこう。



まず日本では絶対に上陸しそうにない感じ。
見た目のインパクト、すごいよね。


で、実際はこれ。




注文を受けてからドーナツを揚げてくれるのは本当だったが、それにしても宣伝との見た目が違う。
もう見た目から一人一個オーダーしなくて良かったと思える。


半分に切った断面がこれ。



油とアイシング(液体の砂糖)で、違う意味でかなりジューシー


<感想>
ドーナツの甘さとフライドチキンの塩辛さの両方の味が主張されており
私は一口、そして二口目でギブアップ。
レビューの通り、これを一人で平らげるのは苦難だ。
ハニバニは半分は食べきれたものの、一つ丸ごと全部は無理とのこと。
これはいかん。なんか気持ち悪い。


いくら限定販売とは言え、リピートする人っているんだろうか。
不思議なことに、カウンターでは「ドーナツのオーダー追加ね!」っていう会話が続いており、思ったよりも人気があるようだ。
きっと私たちのように、面白半分で試してみる人が多いのかも知れない。


私の胃腸は逞しく、朝起きてどんなガッツリ系のこってり料理でも食べきれる!と豪語していたけれど
そんな鉄の胃袋を持つ私でさえ参りましたと言ってしまう一品。
食べ終わってからも、なんかハニバニと会話もしたくないほどなんか脱力。


激甘と激塩の争いの仲裁をやって、その狭間で自分を見失った気分だった。


家に帰ってきてコーヒーを飲んで落ち着いて、しばしのシエスタ。





目が覚めて、ふと視線に気が付きハニバニのいる方に目をやると
フリちゃんもハニバニの腕枕でまどろんでおりました。


皆さん、引き続き良い週末をお過ごしください。


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戦闘モードのが楽かも知れない件

2020年03月05日 | アメリカ生活
テレビやネットのニュースだと情報が多すぎて、なんとなくメディアに煽られてる感じがあって圧倒されつつあるけれど、
私が密かに毎日見ているサイトがある。


Coronavirus COVID-19 Global Cases



世界のコロナウイルス感染に関するデータが集められていて、ワールドニュースでもこのデータを使用している。
私も仕事上いろんなデータを見るけど、これはニュースよりも情報が的確にまとめられており
全てが数字で入ってくるので理解し易いと思う。


興味ある方、リンクはこちらです:Coronavirus COVID-19 Global Cases


ただ静かに数字だけが表示されてるので、ある意味ちょっとパワフル。



(3月5日現在)

各国の感染が確定された人数、死亡した患者の数、それから感染から回復した患者の数も見ることができる。
その回復者数チャートを見てるとね、なんか大丈夫かもと思えてくるよ。
何だかんだで、患者さんは闘っているんだなーと。
エボラウイルスなんて闘えるウイルスじゃなかったよね。


ニュースでは毎日のように、『新型コロナウイルス どこどこで初の感染者確認』ていう言葉が入ってくるよね。
私なんか最近になってもう頭が麻痺してしまってるのかどうかわからんけど、さほど驚かなくなった。
バージニア州ではまだ感染者が確認されていないから、これから初の感染者になる人が絶対にいるわけじゃん(気の毒)。
この辺ではもうみんな水面下で感染は広がっていると信じているから、きっと「へー。そうか。」で済みそう。


感染しないように精一杯の配慮はしているけど、今の生活環境で絶対に感染しないで突破できるかというと
ちょっと自信ないし、上手に潔癖を貫くのは意外とストレスだなーと思うようになってきた。
だって元々がズボラなのでね。


だったら、無駄な抵抗は止めて、コロナウイルスかかって来なさいという強気のまま普通の生活する方が楽じゃん!って今日仕事しながら思ってた。
戦闘モードに切り替えるほうが気分的に楽かも?
感染したら感染した時のことよ!!っていう感じでいく?
マジで?
だけどその為には強靭な免疫力が絶対必要。


頭の中で、コロナウイルスと私の免疫細胞ちゃんたちが戦う様子をちょっと想像してみる。
いきなりの不審な侵入者を取り囲んで、白血球やらリンパ球、それからNK細胞が戦ってくれてることを想像したら
私を守ってくれる私の免疫細胞が可愛らしく頼もしくなってくる
自分の体は絶対に自分が守らなければ、という気持ちも湧いてくるよね。
体を労わろう。大切にしよう。


会社は週末に、大規模な除菌活動があるそうです。
そして今、会社規模でパンデミックプランも再検討されている様子。
再検討?
ってことは前々からそんなプランがあったってこと?
と言って、職場がざわつきました。


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DRP

2020年03月04日 | お仕事
Disaster Recoveryて、ご存知ですか?


IT企業なら絶対に聞いたことあるはず。


災害による被害からの回復措置、または被害を最小限に抑えるための対策とかね
要は会社に何かあった場合、事業を継続するための対策のこと。


今日デミ嬢とランチしてる時に、彼女がすごく怪訝そうな顔して何を言うのかと思ったら
「うちの上司らって、ディザスタリカバリープラン(以下:DRP)とか絶対に立ててないはず」って言い出す。
そんなことはない、だってうちのフロアにはそれ担当のマネージャーだっておるじゃんと言うと
「つい数日前、リサ(一番エライ人)が『DRPのアップデートは出来てる?』って私に聞いてきた。
私、それに関わってないのに(デミ嬢はマーケティング専門)。あれ(リサは)絶対に何も把握してないんじゃないかな。」


それはあまり聞きたくない話だった。
でも考えてみると、幸いまだ現時点でDMVDC、メリーランド州、バージニア州)には感染者が出ておらず
なんだかみんなそれほど危機感を抱えてるようには思えないが、いざDC方面に感染者が出たら一気にパニックモード突入だろう。
私は密かに感染者はすでにいると思っているけど。
もし職場の一人の感染が確認されたら、どれくらいの規模の人材が自宅待機になるんだろう。


そうなると自宅のコンピューターから会社のコンピューターにリモートアクセスするか、
会社のラップトップ(ノートパソコン)を持ち帰る方法しかないが、
ラップトップの数は限られているし、リモートアクセスできる社員てほとんどいないはず。
どうしてかというと、会社の顧客情報を管理するセキュリティがもの凄く厳しいので、
会社以外にデータを持ち出すのを会社が嫌がるためだと思われる。


今までのDRPは、ハリケーンや豪雪、または実際過去にあった地震
OGPイメージ

M5.9 その時人は、猫は - バージニア労働者

恐かった~~~~~~~~~~!!!!!!何で東海岸に?何でバージニアが震源地?何で?この先、もう大丈夫なん?先ほど夜8時ごろ、また揺れたよう...

M5.9 その時人は、猫は - バージニア労働者

 

のみ考慮されてたら、それはかなりバカな話だよねーってデミ嬢と愚痴った午後。
まさかの伝染病も考慮にいれないととか、誰が考えてたかな。


私たちが知らないだけで、ちゃんとした対策があるといいのだけど...。


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家ではハニバニとフリちゃんが、陽の当たるダイニングルームで呑気にまどろんでいました。



私が携帯を持ってぴったりとフリちゃんの後ろに引っ付いているけど



全く警戒心がないので身じろぎもせず。



一緒にいて完全に安心できるって、ほんといいよね。



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いっそ鳥のように

2020年03月03日 | アメリカ生活
毎日毎日本当に気が滅入るニュースばっかり。
元々私はニュースは見ない方だったのにコロナウイルスの行方が気になるので、今は結構耳を傾けたりするの。
日本を含むアジア方面への渡航規制は始まっていて、トランプ大統領がイラン、イタリア、韓国に続いて
日本への渡航を禁止するのも時間の問題て言われてるね。


今朝、イタリアにいるイタ男(いたお)のボブと話したの。
イタリアにいると思っていたから心配してたらフロリダのオフィスにいた。今やっぱりイタリアは相当ヤバいことになってるらしい。
今月中に、ドイツの支店にも行かなければならないけど、それはこれからのコロナの流れで決定するけど多分大丈夫!
と男らしいこと言ってたけど、でもドイツも感染広がってきてるしねーどうしよぅ?と終わりには弱気になってた。


今日はこちらはとっても暖かくて春の陽気に包まれててね、鳥もたくさん飛んでて恋の歌を歌っていたよ:)



こんなに良いお天気なのに、世界中がなんか暗くて残念。


春みたいに暖かい


ただそれだけで陽気に歌なんて歌ってられる鳥が羨ましくなっちゃうね。







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マスクの良さは伝わらない

2020年03月02日 | アメリカ生活
今日仕事から戻るとハニバニがいきなり「ちょっとこれ見たことある?!」と言って
ニュースで流れた動画を見せてくれた。


それは2月最初、中国でコロナウイルスが最も猛威を振るっていた時期のこと。
ニューヨークの地下鉄で、マスクをしていたアジア人女性に黒人男性が
「病気の女め」と言って襲いかかったときの動画だった。
皆さんもご存知のはず。


私はもう随分前に見て知っていたから「ああ。知ってる。酷いよね。彼女な何もしてないのにね。」
と言うと、それを初めて見たハニバニはまるで自分の嫁が(て、私のことか)被害に遭ったかのように
動揺が隠せず、この黒人男性に対して敵意(とういうかほぼ殺意風味)を露わにしていた。


こないだ電話で両親と話していたときに聞かれたのよ。
アメリカ人はどうしてマスクせんのんかね?
これ、マスクの使用に対する意識が日本とは本当に違うからなのよね。
だからこのアジア人女性が襲われたんじゃなくて、この襲った黒人男性が問題ありな感じ。


日本では菌をもらわない&うつさないという配慮があるし、風邪が流行るこの季節の常識みたいなところがあるが、
アメリカではマスク≒私病気ですということなので、他人の目がちょっと違う。
実際、数年前ハニバニと一緒に日本旅行をした際、姪のほのちゃんから大風邪を移されての帰国となったハニバニが
鼻と喉の乾燥を避けるためマスクをしていた。アメリカ系航空会社を利用したのだが、
CAが駆け寄ってきて、「あなた、深刻な病気でもされてるのですか」と聞いてきた。
実際に風邪を患っていたので、その旨を伝えていたが、私は今でもあのCA
不安そうな顔を忘れられない。
まあ日本人ならともかく、アメリカ人がマスクしてるのを見ることがなかったのかも知れない。


日本では今こそ本当にマスクを着用することが推進されているけれど、
そんな中アメリカでは「マスクをしても意味がない」とずっと言われ続けている。
手洗いが一番効果があるんだ、と。
マスクをしなければならないのは、感染して咳を周りにばら撒くような状態になったときだけ。
そう言われている。


それでも店からマスクが消えているあたり、マスク着用の重要性が浸透しつつあるのかも。
実際、空港などではマスクしているアメリカ人もいるので。
でも私の周りでは、さっぱり。
こういう私もハニバニもしていない。


買ったマスクは、できれば未開封のままであって欲しい。
使用されることがなかったら、それはそれに越したことはないと思っている。


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春が来て、暖かくなるのを望むフリちゃんが



バスルームの脱衣するとこに置いてあるヒーターを愛して止まない。

気持ち良いから眠くなるようで、いつもうとうと。





ぐー...てなる。



春が来て暖かくなったら、ウイルスも下火になるといいね。


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