愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

観音寺城(3) 滋賀県東近江市

2014年03月23日 15時58分56秒 | 滋賀県
伝平井丸
 本丸の下には伝平井丸がありました。伝平井丸の門には素晴らしい石段があり、周りを石垣で囲った跡がありました。講師の方は、私見と言いながら「この伝平井丸が観音寺城城主の屋敷ではないかと思う。」と述べておられました。

伝平井丸の入り口跡

イノシシが遺跡を・・・・
 確かに立派です。さらに、中に入ると「庭園」らしき跡もありました。ここだけではありませんが、この遺跡はいたるところ土が掘り返されていました。猪の仕業だといっていました。猪がエサ(ミミズ)を見つけるため掘り返しているとのことでした。「朝倉(遺跡)の将来が見えた」と朝倉資料館の元館長が嘆いておられました。

伝平井丸の庭園跡

大石垣
 ここから、武家屋敷群をぬけて、やや下へ降りると「大石垣」がありました。この石垣は、本丸に行くときに登城者に必ず見える位置にあるそうです。城主の威光を見せるためのものではないかと言っておられました。けっこう高かったです。


 例によって「矢穴」もありました。


 このあと、長い下り通を一歩ずつ転ばないように慎重に足を運びながら下っていきました。けっこう長い道のりで、逆にこんなにたくさん登ってきたんだと、自分に感心しました。

観音寺城<おしまい>

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1 コメント

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Unknown (城歩きマン)
2014-03-25 07:29:19
観音寺城の見学会、お疲れ様でした。

中世山城を考える時のエポックメイキングな山城とされているのがこの観音寺城です。

この城跡を一つの基準として、他の地域の山城を見るといろいろと比較ができて、一層山城見学が楽しくなること請け合いです。

今後ともよろしくお付き合いください。
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