福井県美浜町の国吉城歴史資料館が「若越城の会30年の歩み」をテーマに企画展を行っています。
私が所属していた会が、歴史的対象物として展示されるという珍しい企画です。
企画展のチラシ(表)
この企画は、3回シリーズで4月23日から2023年1月9日まで行われます。
企画展チラシ(裏)
どんなものかと見に行きました。
実際には、何枚かのパネルが提示されていました。
「黎明期の歩み」パネル(撮影している人の影が写ってしまいました。)
ここには、会の目的が「福井県を中心に城館の調査・研究に取り組み、その成果の普及を推進することを目的に、現地見学会や学習会、会報『若越の城館』の発行を主な活動としました。」とありました。私は、終わりの方に参加していましたが、「城館の調査・研究」という点で大きな企画はなかったように思いました。しかし、方法としての現地見学会、学習会はありました。また会報も年1回発行されていました。
羨ましいと思ったのは、「縄張り図」の作図の学習会があったことです。参加したかったなあと思いました。
その後、見学会が会の活動の中心に位置づけられ、その範囲が県外へと広がっていったことが書かれていました。
問題は、見学会の中身です。これが現地見学会として、調査・研究の対象として行われるのか、または単なる観光旅行として行われるかでは随分中身が変わってきます。
私の記憶では、2020年10月4日にあわら市の主催で行われた神宮寺城の見学会は、赤外線写真で明らかになった神宮寺城の全体を地元の人達に紹介し、関心を持ってもらい、市の指定史跡として今後も保存していくという目的で行われました。これなんかは、観光目的ではありえず、どちらかと言えば、調査・研究の一環と言えます。同時に地元の人への普及活動でもあります。
神宮寺城の見学会
「若越城の会」は研究者の団体であり、かつ市民の会でもある、この両立を絶えずバランスを取りながら活動していくことが大切だと感じました。
私が所属していた会が、歴史的対象物として展示されるという珍しい企画です。
企画展のチラシ(表)
この企画は、3回シリーズで4月23日から2023年1月9日まで行われます。
企画展チラシ(裏)
どんなものかと見に行きました。
実際には、何枚かのパネルが提示されていました。
「黎明期の歩み」パネル(撮影している人の影が写ってしまいました。)
ここには、会の目的が「福井県を中心に城館の調査・研究に取り組み、その成果の普及を推進することを目的に、現地見学会や学習会、会報『若越の城館』の発行を主な活動としました。」とありました。私は、終わりの方に参加していましたが、「城館の調査・研究」という点で大きな企画はなかったように思いました。しかし、方法としての現地見学会、学習会はありました。また会報も年1回発行されていました。
羨ましいと思ったのは、「縄張り図」の作図の学習会があったことです。参加したかったなあと思いました。
その後、見学会が会の活動の中心に位置づけられ、その範囲が県外へと広がっていったことが書かれていました。
問題は、見学会の中身です。これが現地見学会として、調査・研究の対象として行われるのか、または単なる観光旅行として行われるかでは随分中身が変わってきます。
私の記憶では、2020年10月4日にあわら市の主催で行われた神宮寺城の見学会は、赤外線写真で明らかになった神宮寺城の全体を地元の人達に紹介し、関心を持ってもらい、市の指定史跡として今後も保存していくという目的で行われました。これなんかは、観光目的ではありえず、どちらかと言えば、調査・研究の一環と言えます。同時に地元の人への普及活動でもあります。
神宮寺城の見学会
「若越城の会」は研究者の団体であり、かつ市民の会でもある、この両立を絶えずバランスを取りながら活動していくことが大切だと感じました。
私も案内をもらいましたが、まだ見に行っていません。
民間団体を公共機関が取り上げるのには、いろいろクリアすべきハードルがあります。どういうスタンスで取り上げるのか、場合によってはトラブルの原因になります。
取り上げてくれるのは有り難いのですが・・・。
コメントありがとうございます。
なるほど、「若越城の会」は一つの民間の団体にすぎませんね。言われてみれば、とても不思議な気がします。他にもそういう団体が福井にもいくつかあるかも知れませんので。
郷土の発展に貢献した人で、私たちのあまり知らない人が博物館で取り上げられることがあります。こちらは個人ですが、新城市設楽歴史資料館では、新城市ゆかりの人物で日本を開国に導いた幕末の外交官岩瀬忠震の展示があります。
企画案内を読むと、城の会の資料が寄贈されたとあるので、国吉城歴史資料館の所有する資料を展示しているということかな?