愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

彦根城(3)天秤櫓(てんびんやぐら) 滋賀県彦根市

2015年10月23日 16時12分59秒 | 滋賀県
大堀切
大手山道を登りつきますと、高いところに橋のある谷底みたいなところに出ます。ここは、大堀切だそうです。橋の左側が天守閣方面です。この橋を落とせば、天守閣へ攻め入ることがかなり困難になります。

大堀切

天秤櫓(てんびんやぐら)
堀切の右側から橋へと続く道がありました。橋の向こうは、天秤櫓という建物でした。ちょうど、櫓が天秤のように左右両方にあります。航空写真で見るともっとはっきりします。

大手山道・大堀切・天秤櫓

天秤櫓が上空からは、コの字を寝かせたように見えています。この形が天秤ばかりに似ていることから、そう呼ばれたようです。

両替天秤(ヤフオクのサイトから。なお、このオークションは終わっているそうです)


天秤櫓を正面から。

左右対称じゃない
しかし、この2つの櫓、よく見ると違っていました。右の櫓が木の陰になっているので見にくいですが、少なくとも櫓の向き、石垣の積み方が違っていました。

彦根市の教育委員会の解説シートによると、「右手の高石垣が、越前(現在の福井県北部)の石工たちが築いたと伝える築城当時の『牛蒡積み』。そして、左手が幕末の嘉永年間に積み替えた切石の『落し積み』です。」

井伊直政も登場

橋の上では井伊直政公が記念撮影のお手伝いをしていました。

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