愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

高松城 香川県高松市

2014年08月31日 12時40分48秒 | 香川県
宇高連絡船からマリンライナーへ
 8月15日、所用があり香川県高松市を訪れました。ずっと昔にも香川に来たことがありましたが、そのときは「宇高連絡船」を利用しました。しかし現在は鉄道で来ることができました。岡山から高松まで「快速マリンライナー」というJRの電車が走っています。時間にして約1時間、料金は1500円ほどです。便利になりました。マリンライナーからは瀬戸内海の景色が少し見えました。

快速マリンライナー、画像はウィキペディアです。

マリンライナーからの眺め

高松城へ

 城に入ってすぐ振り向いて1枚撮りました。左の方に暖簾みたいなのがありますが、夕涼み開放ということで、夜は無料では入れるようでした。ちなみに入城料は200円取られました。右側に小さな看板があり、「簾櫓跡」と書いてありました。「すだれやぐら」と読むのでしょうか。昔そういう名前の櫓があったようです。

城のお堀に鯛が
 門から中へ真っ直ぐ入っていくと水門がありました。外海と城の堀とを仕切っている門です。その水門で、のぼりを立てて、何か作業をしている方たちがいました。

のぼりは、「たいがんじょうじゅ」と読むのでしょうか。写真の左側は堀で、右側は瀬戸内海です。

 左側の堀をそっとのぞいて見ました。すると、魚がいました。一瞬鯉か、と思いましたが、よく見るとそれは、鯛でした。おじさんたちは、その鯛のエサを売っていたのです。

写真の中央付近に黒い魚影が見えます。それが鯛です。

月見櫓から披雲閣へ
 更に真っ直ぐ進むと、外からもよく見える「月見櫓」が見えました。


 月見櫓を右に曲がると、庭園や屋敷がありました。
屋敷は「披雲閣」で、庭園は「披雲閣庭園」といいます。


蘇鉄の間
 ここを過ぎて、更に奥へ進みますと資料館がありました。
「蘇鉄の間無料開放」の看板に魅かれ、中に入ってみますと、たしかに「蘇鉄」がありました。

これは「蘇鉄の間」。この右側に庭があり、蘇鉄が芸術的に植えられていました。

蘇鉄の庭です。「ああ四国は南国だなあ」と感じました。

天守閣跡へ
 元の門の方に歩き始めました。最初の鯛のエサの所を左に曲がると天守閣跡にいけました。天守閣には、「鞘橋」という橋を渡っていきます。この橋は敵が攻めてきたときに、すぐに落とせるようになっているそうです。お城はいつも「戦い」と背中合わせで作られていることがわかります。

「鞘橋」ただし、天守閣跡から撮ったものです。


天守閣跡。右のほうのみどりの屋根が見える橋が鞘橋です。この石垣の頂上に登ることができます。石垣の頂上には上に建てられていた天守閣の台座(石)、木の杭(柱)などの跡がありました。


写真がぼやけていて、申し訳ありません。天守閣跡にあった看板からのものです。
これは、天守閣の石垣を上から撮った写真です。まわりが石垣で、中央に「田の字」に線が引いてありますが、この線に沿って台座があったそうです。(今も残してあります)間には杭があります。

この写真も上記看板からのもので、石垣の上にお寺みたいなものが明治時代からあったそうです。これが「玉藻廟」といって、松平家初代藩主松平頼重を祀るものだったようです。しかし、石垣修理工事に伴い平成18年(2006)9月から11月にかけて記録保存を行い解体されたようです。今はありません。

城にもいろいろある
香川県高松城は、なんと言っても堀に鯉ではなく鯛がいたこと、天守閣に昔お社があったことなど、なかなかおもしろいお城でした。

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2 コメント

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Unknown (城歩きマン)
2014-09-02 07:50:54
高松城へ行ったのですか。海に囲まれた水城。日本広しと言えど、このように海に浮かんだ城はそんなにたくさんはありません。

その意味では珍しい部類に入ります。
若狭の小浜城も海に浮かんだ水城でしたが、最近西側が埋め立てられて、陸地の城になってしまいました。

城主は生駒氏ですが、城の縄張りはあの黒田官兵衛だそうです。

近くの栗林公園も素晴らしいですね。国の特別名勝の庭園で、日本五大公園に入るとか入らないとか…?
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官兵衛が縄張りを (midorishako)
2014-09-02 15:47:33
城歩きマンさん
コメントありがとうございます。

高松城は、三大水城の一つだそうです。他の二つは、今治城、中津城だそうです。

縄張りが黒田官兵衛とは知りませんでした。どういういきさつで、官兵衛が高松城を築城したのか知りたいところです。同じ高松城(備中)は、官兵衛が兵糧攻め(水攻め)をしたお城ですが、関係ありませんね。(笑)
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