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日々の暮らしのなかで

写真

2007年02月22日 | 日記・エッセイ・コラム
もうすぐ三月。卒業の季節ですなぁ~っと。

仕事柄、この時期には卒業文集などの仕事をすることがある。
かれこれ20年程この仕事をしているが、

「一番の思い出は、修学旅行です」とか、
「体育祭で一番になれた事が嬉しかった」

などと書いてあるのを見ると、
今も昔も変わらないなぁと、妙な安心感が漂う。

「卒業するのが、とっても寂しい」

なんて書いてあると、そっと抱き締めてやりたくなるが、

 
“この先、もっと楽しい事が待っているんだよ!”


と教えてあげたくもある。
まぁ、楽しい事と同時に、嫌なことも増えるんだけど。

小学校六年間、中学なら三年間の思い出を
写真と一緒に振り返るコーナーなんかもあったり。
 


いまどきなら、携帯のカメラで色んな口実つけて、
片思いの女の子の写真なんかも撮れるだろうけど、昔って、
いや、僕達の時代ってのは、修学旅行とかの

“記念写真”

ぐらいしかないもんで、
好きな娘が写ってる写真なんては、チョー貴重なレアもんです。

で、そんな片思いの女の子の写真が手に入るチャンスが
訪れたんですよ。修学旅行の写真です。

講堂に貼り出された写真。

写真を選んでいると、片思いの娘が写っている写真ハケーン!


(うわっ、これ欲しい!)


その場で写真番号を書く事はやめ、覚えておいて後から書き込んだ。

(彼女の写真、ゲットだぜぇ!)


 
しかし、今から思えば、写真屋さんは可笑しかっただろうね。

 
だって、その写真、その娘しか写ってないんだから。