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日々の暮らしのなかで

回転焼きが喰いたい

2009年09月03日 | 食・レシピ
固定概念ってものは、邪魔にしかならないのか?
 
白焼きってご存知?
全国的に統一された名前なのかは知らないが
これ、餡子の入っていない鯛焼きのこと
 
“餡が入っていなくて、それが鯛焼きと呼べるのかぁ!”
 
そう憤慨するのは、固定概念に捕らわれた人の
発想なのかも知れない
事の成り行きは知らないが、たぶん
 
「なんで鯛焼きにはアンコが入ってるべぇ?」
 
素朴な疑問を持った人が
じゃ入れずに焼いてみるべぇ!って
作ってみたに違いない
それを誰かに食わせたら、美味しい!って事に
 
「有りか無しかって言われたら、“有り”だね」
 
なんて、初めて喰っといて
通ぶった常連が居たかも知れない
  
ただコレを聞いて、確かに商売とは
そういうモノだと思った
どこだったか、山の落ち葉を拾い集めて
それを売る商売を考えついた人がいた
都会の料亭なんかでは、需要があるらしい
 
たしかに、落ち葉を売ろうという発想も
それを買おうと思う発想も、落ち葉に囲まれた
環境にいれば、思いつかないかも知れない
 
しかし、だ
 
見方を変えれば、アングルを変えれば
それは、今まで見ていたものと
違う形に見えるかも知れない
 
白焼き
 
この発想は、無かった
 
「有りか無しかで言えば、まったく“無かった”と言える」
 
と、断言してしまうだろう
それと同時に、またまた凝り固まった
固定概念が首をもたげてくる
 
“餡子無くして、それを鯛焼きと呼べるのか?”
 
鯛焼きとは、鯛の形をしているから鯛焼きだろう
キュウリが入っているから、カッパ巻きと言うネーミングだと
キュウリが入っていない時点で、それを
河童巻きとは呼べなくなるかも知れないが
こと、鯛焼きに関しては・・・・
 
いや、そう熱くなる必要もない
最近、無性に食べたくなるモノがある
アルコールを控えるようになってきてから
妙に甘いモノを欲する自分がいることに驚く
 
そしてそれは大概の場合“回転焼き”だ
全国的に統一された名前じゃないと思うが
鯛焼きを喰うなら、こっちが食べたいと願う
で、ついでに思うわけ
 
“餡子が入っていない回転焼きは回転焼きか?”
 
大きさは違えど、それは最早、回転焼きでは
ないだろう
あえて言うならそれは、“チンチン焼き”だ
 
チンチン焼き
 
これが、全国的に統一された名前かは不明である