おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

妹よ、待ってろ!

2011年06月22日 | 日記・エッセイ・コラム
110622_180516
 
仕事終わりで親父が近づいてきた
 
何やら声のトーンを落としつつ、ひとこと
 
「ホームセンターに寄る?」
 
頼む口調でもなく、命令形でもない
疑問符をつけた、どことなく可愛い問い掛け
 
仕事場から家までの道中にホームセンターはない
だからこそ、一応のお伺いを立ててくれたのだが、
そこは機動力に勝る原付があれば、
無問題な事象
 
「ええよぉ!」
 
と、内容も確認せずに快諾
 
すると
 
「タッパーが欲しい!」
 
なんでも、筍を上手く料理することに
このたび成功したんで、
大都会・東京で暮す娘に送ってやりたいと言う親心
 
「大きさは、深さは?」
 
一応確認してみる
まぁ、それなりの大きさってモノがあって、
タッパーと言えば、これでしょ!って規格が
暗黙のなかで存在することは承知はしているつもりだが、
おつかいを頼まれるのであれば、
出来れば完璧にミッションをクリアーしたいと思うのが
親孝行と言うものだ
 
愛車の原付を飛ばして、コメリへと向かう
 
あった!と手に取ると、
すぐ下にビミョーに大きさが違うものが
もうひとつ
 
ここで小者感が目を出す
 
(筍ってどれくらい炊いたのかな?)
 
大きなモノを買っても中身が少なければ仕方が無い
少し小さなモノを買っても、せっかく妹に送ってやるのに
兄としても申し訳なさが漂ってくる・・・・
 
さて、どうしたものか?
 
と、迷うこともせず、両方買いました
いつか使うだろうと・・・
 
たぶん、使わないんだろうけど
 
 


コメント
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