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日々の暮らしのなかで

至福のとき

2011年08月12日 | 日記・エッセイ・コラム
明日から4日間、お盆休暇に突入します
 
「あぁ、この時間が一番しあわせ!」
 
仕事を早めに切り上げて、
一度家に帰り、車に乗り換えて
連休中に読むであろう文庫本を漁りに本屋へ走る
 
幸せなのは、この時間
 
明日から休みが始まると言う、この
 
“助走”
 
のような、前日のひとときが至福の時間と言える
 
学生時代の夏休みもそうだった
明日から夏休み!の前日が一番充実している
しかしこれは個人差がある事である
誰もがこの時間を、噛み締めているとは思わない
個人的に言えば、
 
“好物は最後にとっておく”
 
タイプの僕だからこそ、正確にはまだ休日が
始まっていない前日が愉しく感じるのだ
 
料理だってそうだ
家で作る料理の場合、一番幸せなのは、
すべての料理をテーブルに並べた瞬間だ
おいしいモノを実際に口にするよりも、
どれから食べようか?と悩んでいる時間が愉しい
 
もっと言えば、料理を作っているときよりも
献立を思い浮かべながら、スーパーで
食材を物色している時が、一番愉しい
誰もが美味しいと褒めてくれる料理を作ろうとしている自分に
興味がわいている瞬間を、至福と感じる
 
だから始まってしまっては
その興味は半減どころか、なくなってしまう
時間を費やすことだけに、神経を使ってしまう
 
(あれもしたい、これもしたい)
 
そう考えている前日こそが、休日だとも言えなくも無い
 
とりあえず、オン・オフをはっきりさせるために
明日からは、仕事のことは考えず、
本を読みたければ読んで、出かけたければ出かけ
昼寝をしたければ寝て、と
気ままな時間を作りたい
 
その前にレンタルしてきたDVDを見なければ
 
もう、助走は終わった
 
もうすぐ日付が替わる
 
休日は始まる
 
始まってしまう