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眠れぬ夜を過ごしているかい?
明日は待ちにまったバレンタインデー
異性に興味を持ち始めた思春期のクソガキ共が、
己の未熟さを思い知る日である
ぐはははははぁ!
と、高笑いのひとつでも食らわしてやりたい所だが
青春の1ページになる、記念日でもあるわけだから
年長者としては、そっと見守ってやらなければ
ならない
と言う僕は、一度としてチョコを貰ったことはない
中学時代は、一日中
緊張感の中で生活し、
毎日美味しく頂いていた給食さえも
喉をあまり通らないと言う、
恋煩いを体現していた日が14日と言う日だった
あの頃、たぶん僕の記憶が確かなら
義理チョコなんて言葉はなかった
行動自体は、そんな意味合いを含んだモノが
実在したとは思うが、
言葉として、哀れみを包み隠したそれはなかった
ご多聞にもれず、僕も義理チョコは何度か
貰ったことがあります
すべて社会人になったあとの事なんで、
(これは本命?義理?)
と悩むこともなく、美味しく頂いた記憶が残っています
で、最近ではなんですか?
男が女性に渡す“逆チョコ”
女性が女性に渡す“友チョコ”
そして、頑張った自分に御褒美として渡す
“自分チョコ”
はぁーここまでくれば、
バレンタインデーとはチョコを消費する日!の
一点のみが強調され
まさに、お菓子業界に踊らされてるだけの日に
成り下がってしまう危惧が・・・・
ただ・・・・
あの甘酸っぱい体験は
あの年頃でしか経験できない貴重な時間なんだと
今だから思ってしまいます
今でも、僕は異性の前では
男連中と居るときとは、虚勢の張り方が違いますし
少しでもいい面を見せようと取り繕います
ただ異性といるだけでそうなんですから、
気がある女性の前で、僕の視線が泳ぎがちになって
しまうことは、誰でも容易に想像が出来るでしょう
でも、そうであっても、
あの頃の胸騒ぎとは違います
あの頃は、ただただ息苦しかった
恋とはこんなにも、辛いのか!と
実らぬ恋に、身悶えながら床についたものです
さぁ、青年よぉ!
青年たちよ
自意識過剰のバリアーを張れ!
感度をあげろ!
明日、決戦の14日だ!