運転中、前の車から小さな顔が覗いていたら・・・
誰でも経験があるはずです
ドライブ中
前を走る車の後部座席
暇を持て余した幼子が、こっちを見る
何かに夢中なのか、それとも
あえてこっちに興味が出てきたのか
それを推し量ることは出来ないが、
急に、こっちにその視線を向けてくる
走っているときにはいいけど、
信号待ちになると、少し視線が彷徨う
(さて、どうしたものか?)
僕と幼子だけの空間なら、
相手をしてやることも、やぶさかでない
ありったけの笑顔で対応しないでもない
しかし
そういう場合には、大抵の場合、
おばあさんがその横に陣取っている
陣取ってはいるものの、彼女の視界に
僕の姿は入らない
真後ろに体勢を捻ることは、大人でも難しく
おばあさんとなれば、なお更だ
いや、幼子とて、体を真後ろに反らすのは
至難の業のはずだ
だから彼らは、後ろに反り返るのではない
後部座席で、後ろ向けに正座をしているのだ
あえて言おう
その視線はぶれないのである
(さて、どうしたものか・・・)
が、相手が幼子で、それも一人なら対処の方法もある
もっとも困るのは、
どういう状況なのかは知りたくもないが、
マイクロバスに詰め込まれた、小学生らしき年代の
一行だ
信号待ちで止まろうものなら、
最後尾の男子児童が、これまた暇を持て余し、
気弱そうな僕の視線を見つけて、チョッカイを出してくる
その反応が車内で反響するんだろうか
しばらくすると、その輪は広がり
男子児童から女子児童へと感染し、
数人が、物珍しげに後方を走る僕へと笑顔を向ける
幼子の場合、顔で反応する
驚かすことはせず、笑顔で対応する
あやすように、色んな笑顔をする
不思議そうに見つめているが、飽きれば前を向いてしまう
小学生の一団はどうするか?
流れに身を任すのみ
あえて無視はしない
気分が乗れば、“エア会話”をしてやる
口だけ動かして、相手をしてやる
『え?え?』
耳に手を当てて、反応している
が、それも数回続けると、三々五々飽きて前を向いてしまう
あやつら、仕掛けてきた割には
飽きるのが早い
もうちょっと、遊んでほしい
誰でも経験があるはずです
ドライブ中
前を走る車の後部座席
暇を持て余した幼子が、こっちを見る
何かに夢中なのか、それとも
あえてこっちに興味が出てきたのか
それを推し量ることは出来ないが、
急に、こっちにその視線を向けてくる
走っているときにはいいけど、
信号待ちになると、少し視線が彷徨う
(さて、どうしたものか?)
僕と幼子だけの空間なら、
相手をしてやることも、やぶさかでない
ありったけの笑顔で対応しないでもない
しかし
そういう場合には、大抵の場合、
おばあさんがその横に陣取っている
陣取ってはいるものの、彼女の視界に
僕の姿は入らない
真後ろに体勢を捻ることは、大人でも難しく
おばあさんとなれば、なお更だ
いや、幼子とて、体を真後ろに反らすのは
至難の業のはずだ
だから彼らは、後ろに反り返るのではない
後部座席で、後ろ向けに正座をしているのだ
あえて言おう
その視線はぶれないのである
(さて、どうしたものか・・・)
が、相手が幼子で、それも一人なら対処の方法もある
もっとも困るのは、
どういう状況なのかは知りたくもないが、
マイクロバスに詰め込まれた、小学生らしき年代の
一行だ
信号待ちで止まろうものなら、
最後尾の男子児童が、これまた暇を持て余し、
気弱そうな僕の視線を見つけて、チョッカイを出してくる
その反応が車内で反響するんだろうか
しばらくすると、その輪は広がり
男子児童から女子児童へと感染し、
数人が、物珍しげに後方を走る僕へと笑顔を向ける
幼子の場合、顔で反応する
驚かすことはせず、笑顔で対応する
あやすように、色んな笑顔をする
不思議そうに見つめているが、飽きれば前を向いてしまう
小学生の一団はどうするか?
流れに身を任すのみ
あえて無視はしない
気分が乗れば、“エア会話”をしてやる
口だけ動かして、相手をしてやる
『え?え?』
耳に手を当てて、反応している
が、それも数回続けると、三々五々飽きて前を向いてしまう
あやつら、仕掛けてきた割には
飽きるのが早い
もうちょっと、遊んでほしい