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結構強く蹴りましたよ

2012年08月09日 | 日記・エッセイ・コラム
昔のテレビは叩くと直った
 
とは、言い過ぎか?
 
いや、真実だ
 
テレビとはもちろん、テレビジョン
いつ頃かだろうか、テレビは故障しなくなった
 
その昔、テレビは日常的におかしくなっていたと
おぼろげながら記憶している
 
ダイヤル式のチャンネルの周りの輪っかを、
押しながら回すと
太い緑の線が徐々に細くなりながら中央に寄ってくる
緑の線が細くなればなるほど、
乱れていた画面は正常に
色を失っていた画面は色彩豊かに戻ったものだ
それでも駄目なときは叩いた
そうすれば、直ったのだ
 
だから、どこかで
 
“叩けば直る”
 
とは、普遍的にどんな電化製品にも
応用していた節がある
 
しかし、パソコンのような
精密機器にはそれは、当然のことながら通用せず
仕事で使っているような機器にも
そんな力技は使えない
 
使えないが、三つ子の魂百まで!のとおり
ついつい、その原始的な行動に
解決を見出そうとしてしまう
 
印刷用の版を出力した際、
少し濃度がおかしいことが気になった
納期が明日の印刷物なので、
印刷は明日の午前中に取り掛かるにしても
版だけは、今日中に出力しておくほうが、
段取りとしても正解だ
 
いったん仕事を終え、
夕食の支度を済ませてから、再度作業場に戻る
 
残業と言うほどでもない
 
一応、出力機の清掃をして、出力を済ませれば
それで今日の分の作業は終わりだ
 
丁寧に清掃し、いざ出力!
 
(ピー、ピー、ピー、ピー)
 
目覚ましの時も思うが、
いや、目覚ましによって不快感が刷り込まれているのか、
あの電子音は、テンプルに来る
 
「あぁ~ん!?」
 
しかめっ面を作ってみる
 
表示面に何やらエラーの内容が出ている
それに従って、なんども調整してみるものの
一向にアラームが鳴り止まない
 
(くそっ!)
 
早く終わるはずだったのに、
こんなことで時間をとられるとはぁぁぁぁぁ!
 
精密機器ではないものの、
そこは高価な機械
丁寧に故障原因を探ってみるが・・・・・
 
(あぁぁぁぁぁあ!)
 
で、どんっ!
 
蹴ってしまった
 
あら?直った
 
と思ったけど、一版出力を終えると、また電子音
 
結局、表示面を見直すと、
違う箇所の故障だとわかり、事なきを得た
 
得たが、さて、あれだけ蹴って
壊れてないだろうね?
 
明日が心配だ
 
 
 


コメント
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