おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

目の前には

2006年06月08日 | 日記・エッセイ・コラム
運動の後の“ビール”って、なんて旨いんだろう。

先日、ソフトボールの練習試合があった。土曜日の本番に向けての最終調整である。
結果は、9対29で負け。完全なる敗北。
で、この日の相手チームは本番でも対戦することになっている。
サッカーで例えるなら

「ブラジルvs日本」

ってとこだろうか。
力の差を痛感して、本番までに何をすればいいのかと思う。

僕のポジションはキャッチャー。年齢的に外野は難しい。
多分1イニングと持たないだろう。自信がある。
体力面に不安を抱える僕だが、キャッチャーとしての評判はすこぶる良い。

古田ばりの頭脳で、エースをリード。狙い球を外されてバッターは
絶句している。
城島ばりの強肩でランナーは盗塁をしようとする気配さえない。
適確な指示で、内・外野手を統率し、文字どおり「司令塔」として
君臨している。

って、“んなぁ~ことはない!”(byタモリ)

ウィンドミルで投げ込む豪球がコースをそれる。飛びつく僕。

「ナイスキャッチャー!」

グラウンドのあちこちで賞讃の嵐である。これは本当。
味方だけでなく、相手チームの人達からも誉めてもらえる。
誉めてもらって気分が悪いはずがない。
ただ、これは「抜群」に上手いと言う訳ではなく、見た目と違って

「意外と動ける」

って事もある。いわゆる“動けるデブ”だ。
ただ、“機敏なデブ”ではない。
多分、他の人なら余裕でとれる球でも、ファインプレーに見せてしまう才能が
あるんだろう。

「球際に強い」って事があるが、僕の場合、正面でとれる球でもギリギリで
取るという生まれ付きの才能でカバーしてしまう。
それと太っている事が相乗効果で高まり

「ナイスキャッチャー!」

となる。

自分ではミットに入るたびに

「おっ、入ったぁ!」

そんなモンである。

そしてそれを肴に酒を飲む。
この試合の後も「懇親会」として飲んだ。

運動の後のビールは最高に旨い。
目の前には冷えたジョッキー。そして、ビールが運ばれてくる。

試合でも懇親会でも僕の視線の先には

“ピッチャー”




「ナイスキャッチャー!」

よ、よ、よぉおーし、締まって行こーぜぇ!

























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ワールドカップ

2006年06月06日 | スポーツ
W杯ドイツ大会が秒読みを迎えている。

今回のW杯はテレビ観戦をしたいと思っている。ブラジルとの試合が
楽しみだからだ。
そんなブラジル代表特集の番組を見ていて、“ふと”思った事があった。

「何故、ブラジルの選手は“愛称”で登録しているのか?」って事。

普段は「ベッカム」とか「ジダン」とか“苗字”で呼んでいるプレーヤーでも
「デビッド」や「ジネディーヌ」といった名前も知っている。

でも、ブラジルの選手は所謂「愛称」しか知らない場合がある。

今や世界のトップスターになった「ロナウジーニョ」

彼の本名は“ロナウド・ジ・アシス・モレイラ”と言う。
そして「ロナウジーニョ」とは“小さなロナウド”と言う意味があるらしい。
彼が代表デビューした時にはすでに「ロナウド」が居たので、この愛称になった。

考えみれば、南米の人は名前が長い。

今大会、注目選手の一人「カカ」
彼の本名は“リカルド・イゼクソン・ドス・サントス・レイチ”

長い。

で、「カカ」となる訳だが、縮めた訳じゃなく何か意味があるかも知れない。
そこで調べてみると、

「幼い弟が“リカルド”と発音出来なくて、“カカ”と呼んだ事に由来する」

なんじゃそれは!って感じか。愛称ってことでもないんだな。
ちなみに我らが「ジーコ」
これは有名だと思うが、“やせっぽち”って言う意味。

日本代表も「愛称」で登録すれば、世界的にも“発音”しやすくなって
いいかも知れない。
「ヒデ」「ツネ」「イナ」「ヤナギ」「ゴン」「カズ」「スシボンバー!」

で、思うンだけど、この「愛称」はやっぱり周りが付けるンだよね。
「愛称」で呼ぶ事で、愛着と親しみをセレソンに感じるんだろう。

ん?「セレソン」ってのも“愛称”なんだろうか?

調べてみた。

セレソンてのは、もともと「選抜」って意味だから、日本語の「代表」とは
ニュアンスが違うらしい。でも、代表の事を指すことに違いはない。
ちなみに、ポルトガル語だろうか? ポルトガル代表の事も「セレソン」と言う。

他に有名なのは「アズーリ」

イタリア代表チームの事。これはもっと単純。
イタリア語で「青」っていう意味。イタリア代表は青いユニ着てるんでこの愛称。

日本代表に「愛称」をつけるとしたら、どんな感じになるんだろう?
今回は「サムライブルー」が一押しなのか、よく目にするが、どうかな?

「サムライ」とか「カミカゼ」って所かと思うけど、今一つ「センス」が無いかな。

「フジヤマ」なんてどうだろうか? うん、いい感じかな。
これなら世界中どこへいっても「日本代表」ってわかってもらえるかな?

でも、あんまり「強そう」じゃないね。








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やかん

2006年06月05日 | 日記・エッセイ・コラム
絵画の盗作“疑惑”って何ですか?

詳しい経緯も知らないで、あれこれ言うのは失礼かも知れないが、
あれは、どう見たって“疑惑”じゃないでしょ?
テレビでも二人の作品を並べて

「似てますよねぇ~」

って言ってるけど、どう見ても

「間違い探し」

にしか見えないほど、いっしょの出来上がり。
コラボだとかオマージュって言ってるそうだが、ちょっと、ねぇ。

詐欺事件が起きると、コメンテーターが

「この才能をもっと良い事に活かせば成功者になれるのに」

と言う事があるが、今回の画家さんも同じように思える。
折角「絵を描く才能」があるのに。

僕は、絵はまったくダメ。イラストみたいなものなら、少しは描けると
自分では思っているが、絵画はまったくダメ。絵の具を使うと
そりゃひどい仕上がりになってしまう。
風景画なんか描いたら、建物の上に山が乗っているかのごとく
「遠近法」無視の独自の世界が広がる。

そんな僕だが、一度だけ絵画で誉めてもらった事もある。
小学4年生の夏休み。
8月も終わりに近づいた頃、おもむろに宿題に取りかかる。
算数、国語、理科・・・手付かずの宿題の中に「絵画」もあった。

何を描こうか迷った挙げ句、「やかん」を描く事にした。
自分では上手く描けたと思ったが、ここでもやっぱり「遠近法」は無視。
バックを黄色のベタで塗りつぶす。
黄色の空間にやかんが浮かんでいると言う風情もない。ただただ黄色のバック。

しかし、それが先生の目に何故か止まった。

「使い古したやかんの雰囲気が出てる」

なんて、ちょっとバカにされた様にも感じたが、とにかく誉めてもらえた。
ここで話が終わっていれば「いい思い出」で終わるんだが・・・

「それじゃ、今から名前を呼ぶ人は、“絵画展”へ出品するから」
先生が次々と名前を呼ぶ中、僕の名前もその中に入っていた。

「今名前を呼んだ者は、2週間で出品用の絵画を仕上げるように!」

「えぇ~! その絵じゃあかんの?」

無欲の奇跡とでも言うべき「やかん」の絵を越える力は、
もう僕には残っていなかった。

2週間後、絵画の提出日。
皆が提出する中、僕は持って来るのを忘れた事にした。

「そうか。じゃあ時間をやるから取って来い!」

無茶を言う先生だ。授業中にも関わらず家に帰れと言う。
帰った所で一緒。だって描いて無いんだから。

仕方なく家に帰り、真っ白な画用紙を持って学校へ引き返す。

目に一杯涙を溜めて、何も描かれてない紙を差出す。

「絵画展には間に合わないけど、責任は果たせよ」

画用紙を突き返され、2日やるから仕上げろと言われた。
その日の夜、もう一度描いてみる事にした。

「やかん」の絵を。

絵を描く才能のある人が、ちょっと羨ましいと思った秋の出来事だった。









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飲まれるなぁ!

2006年06月01日 | 日記・エッセイ・コラム
最近、酒に酔う度合いが益々スピードアップしてる。

酒を飲むようになったのは、勿論高校を卒業してから。
大阪の会社に就職したとき、同期の皆で飲み会を開いた。
幹事は地元大阪のヤツ。

田舎モノの僕としては、はじめて行く「十三」が凄く都会に見え、
酒を飲む前に雰囲気に酔っていた。大卒、高卒合わせて30人ぐらい居ただろうか。

「僕達、社会人です!」

席につくなり、注文よりも先に

「自分達は高校生ではないんですよ!」

と強調してみたり。今から思えば、そんな事言わなくてもねぇ~って思うけど、
一応ね、一応。

普段は無口な僕も、酒が入れば印象が変るらしく、

「おい、また飲みに行こか!」

と酒の席では人気モノになっていた。


仮に人生の内で、飲める量が決まっているなら、あの頃が最高潮だった。
いくら飲んでも吐くことはなく、夢心地の気分で楽しく飲んでいた。

それからも「酒に強い」キャラで、飲み会ではいつもイッキをしては、
輪の中心で盛り上がっていた。

それが何時頃からだろうか?許容量のタイムリミットが近づくように、
ちょっと飲んだだけで、酔うようになっていった。
そして最近では、「飲むと吐く」キャラが確立されつつある。

吐く時も豪快に吐くんで、誰から見ても

「辛そうですね」

って同情もされてみたりする。

深夜のファミレスのトイレで豪快に吐き、席に戻ると痛い程の視線を浴びた
事もあった。

家のトイレでも豪快に吐くが、若い頃なら「無茶して」で終わることでも
歳をとると、「健康」を家族に心配されるので、最近では嘔吐音を出さない
技術も開発して静かに吐いている。

吐いていると、たまに鼻が詰まったようになるんで、トイレットペーパーを取り
かんでみると、鼻血がべっとり! キャーって一人で血に染まった
トイレットペーパーを眺めたり。
そして昨日。ついに恐るべき事態が!

生ジョッキ5杯ぐらいとウーロンハイを2杯飲んだだけだったが、激しく嘔吐。

視線を便器に落とすと、そこには真っ赤に染まった水が!

「ち、血だぁ! ついに吐血してしまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

でも良く見ると違っていた。

最後に食べた「トマト」だった。



ちょっと安心した。








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