7月に入って、この春植えたハーブの成長がすごい。バジルは花芽をつけようと、摘んだ葉のわきから新しい葉芽が伸びて、毎日サラダに入れても食べきれないほどだ。セージの花を切り花にして食卓に飾り、徒長したオレガノやタイムの枝は、壁につるしてドライハーブする。袋に入れて、寝室の入り口に吊るしたりして香りを楽しむ。散歩に出かけると、ミントの先端を摘んできて、朝のミントティーを楽しむ。そもそもハーブとは、人の役に立つ香りのある植物、とものの本に紹介されている。植物は芽を出して成長する場所から移動することができない。じっとして生き延びる手段として、害虫や菌、ウィルスを遠ざける有効成分を蓄えている。ハーブ生活とは、そんなハーブの成分を利用してきた人類の歴史を学ぶことでもある。
暑い夏を乗り切るハーブ氷。作り方はいたって簡単だ。ベランダで摘んだミントやローズマリーを製氷皿に水とともに入れて凍らす。ソーダ水に作ったハーブ氷を砕いて入れれば、おしゃれなドリンクになる。かいた汗で流れ出た水分や塩分、ミネラル分をこまめに補給することが大切。夏バテ防止にバジル、オレガノ、ローズマリーなどを使えば、食欲を増進。香りを楽しみながら、料理のレパートリーも増える。何より、ベランダで朝夕、ハーブの成長を見守ることは、癒しになる。ラベンダーの花は、ここにきて二度目の花芽を伸ばしている。春に楽しむものと思ってきたが、秋口に追う一度花と香りが楽しめそうだ。これから、タイムやローズマリーの花が咲く。山椒の葉は固くなってしまったが、来年の芽をたくさん蓄えている。
ハーブが持つ作用にはどんなものがあるか、書き出してみる。「疲れを癒す」「消化を助ける」「ホルモン調整、心身のバランスを整える」「痛みを和らげる」「体を温める、血行促進」「リラックス効果」「抗酸化」「抗菌、抗真菌、抗ウィルス」「免疫力アップ」どれも生活のいいものばかりだ。即効性はなく、ハーブ生活の習慣化でもたらされる作用だ。ベランダでの苗の育成から、朝のハーブティー、室内にハーブの香りを切らさないなど生活に密着したハーブとの共生。それを楽しむことが大切になる。
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