二月尽とは、俳句の季語で2月が終わること。新年から、この日まで瞬く間に過ぎるが、時おり真冬のような寒気がぶり返す。そのためこの言葉には、本格的な春が近づいているという言外の期待もこめられている。この季語が、春隣りと似たような意味合いで定着したのは、太陽暦が定着して以後のことである。陰暦の三月(弥生)は、すでに仲春であり、花の季節を迎えている。いま、使われているような意味合いはそもそも含まれなかった。
二月尽雨なまなまと幹くだる 石原 舟月
静岡に姪のフエイスブックに河津桜の花がほころんでいる写真が掲載された。列島にある低気圧に向かって、南から暖かい風が吹き込んで春らしい陽気になっている。しかし、この低気圧は発達して、風と雨を連れてくるらしい。久しぶりの雨が木々の幹を濡らし、周りに出た土には蕗の薹が顔をだすのだろうか。例年に比べて、雪融けは遅い。
3月に入ると、3日に宮城県大和町の七つ森へ登山。4日には、県の吟道大会で連吟コンクール出吟する。練習の日々と、登山の情報収集と忙しい日が続く。