台風が四国、近畿あたりをゆっくり進むうちに八月が終わろうとしている。自民、立憲の党首選から総選挙へ。暑い夏が終わり熱い政治の季節が始まろうとしている。台風の中心の気圧が下がっているが、ここへ向けて吹き込んでくる湿った空気がまた恐ろしいほどの雨を降らそうとしている。八月が終わってもいtもの秋らしい季節がななかやってきそうにない。新しい月は長月というが、金田一春彦先生によれば長雨月からきている、とされている。ただでさえ九月は長雨が降るのに、台風の迷走で大雨が3日も続き、500㍉、700㍉という聞いたこともない雨量の雨になっている。先月新庄、酒田で降った雨が400㍉で驚いたのにたちまちこの雨量を凌駕してしまった。月を越えても台風はまだ東海のあたり。これから関東、東北で大雨が懸念される。
昨日、トウモロコシを買った。今年4回目になる。薄皮をつけてガスの魚焼きで回しながら5分ほど焼く。甘く香ばしい焼きトウモロコシは秋の定番だ。子どものころ炭火で焼いたトウモロコシは今も美味しいものとして記憶の底に残り続けている。『朝鮮詩集』から金尚鎔の「南に窓を」から
南に窓を切りませう
畑が少し
鍬で掘り
手鍬で草を取りませう。
雲の誘ひには乗りますまい
鳥のこゑは聞き法楽です
唐もろこしが熟れたら
食べにお出でなさい。
なぜ生きてるかって、
さあね。
少しばかりの畑に植えたのは豆。草取りの作業は、収穫を売るためにはどこでも必須だ。南に窓があるのは、秋から冬、太陽の恵みを得るにはなくてはならない知恵である。暑い夏も、あっという間に終わりに近づいた。