未熟なカメラマン さてものひとりごと

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遅い初詣 日本三大稲荷 岡山市の最上稲荷を訪ねて 平成31年1月21日(月)

2019-01-22 21:32:28 | 神社・仏閣
今年も、最上稲荷に初詣に行ってきました。前日の雨に変わって、雲の合間に太陽が時おり顔を見せる冬の寒々しい天気でしたが、気温はそれほど低くはありません。
井原市から国道486号を東進、矢掛町を経由し30分ほど走ると、倉敷市真備町に至ります。昨年の西日本豪雨では甚大な被害が出ましたが、それ以後、どうしてもこちらに足を向けることはできませんでした。
被災地域は、一見すると、住宅があり、店があり、病院がありと、いつもと変わらないように見えますが、よく見ると建物は残っていても、一階部分はすべて家具が運び出され、なにもない状態になっています。換気のためでしょうか、2階部分まで戸が開け放たれ住宅も多く見受けられましたが、どこにも人の気配はありません。
私達が、小さい頃から川遊びなど、慣れ親しんできたふるさとの川、小田川の氾濫がこのような災害を引き起こすとは、まったく信じられません。

一部、改修工事や、取り壊して新築工事にかかっている住宅もありました。引き続きこの地に住もうと決めたこの人たちのためにも、このような災害を二度と引き起こさないという官民一体となっての防災対策が急務と強く感じました。

さて、一般道を真備町から総社市に入ると、吉備路風土記の丘にある吉備路のシンボル、国分寺の五重塔が迎えてくれます。
この時期、早咲きの菜の花が、田んぼの一角に植えられていて、五重塔とセットで撮影できるのです。ほんの15分ほどですが、いろんな角度から撮影することができました。



絵になる吉備路風土記の丘と五重塔


今年も咲いていました。菜の花とセットです。


最上稲荷は、1月の後半、そして平日ということもあって、お参りする人の数は、随分少ないようでした。
参道には、神具、食堂や、土産屋がずらりと並んで昭和のレトロな町並みを形成しており、これがなかなか趣があるのですが、この日は閉っている店も多く、閑散としていました。
いつものように、線香を買い、インド様式の石造りの仁王門を潜り、左手の石段を上がったところにある御水舎に向かいます。そして手を清めたあと、祈祷受付所に向かいます。時刻は10時50分でしたが、運よく11時の祈祷に間に合いました。



インド様式の仁王門


石段を登りきると、御水舎があります。


巨大な鉄筋コンクリート製の本殿



正面には巨大な注連縄があります。


線香の煙が漂う境内

お堂内に響く読経の声、そして拍子木のようなものが、頭上でカチカチと鳴らされます。そうですこの音を聞かないと、新年が来た気がしないのです。
お坊さんが、参拝者、一人ひとりの肩と頭に触れてくれます。
今年も、家内安全、穏やかな一年でありますようにと祈りました。



人生、初めて奥の院に向かいました。


眺望の良いところがありました。


巨大な岩があちこちに


おみくじを引くと、何と大吉


昭和レトロの参道にはお土産の店がいっぱい。

七十七末社をお参りしたと、初めて奥の院に上がってみようと思いました。坂道をジグザグに登ること15分、見晴らしのよい場所に出たところで、断念しました。目的地はまだまだ先のようでした。来年は再度挑戦してみたいと思います。
お参りを終え、帰りの参道のとあるお店で、カスタードクリーム入りのたい焼き買い、最上稲荷をあとにしました。
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出雲大社と日御碕を訪ねて 平成30年10月22日(月)

2018-11-07 20:37:09 | 神社・仏閣
久しぶりに出雲大社を訪ねることにしました。山陽自動車道、尾道自動車道、松江自動車道を経由して、自宅から2時間半後に、目的地出雲大社の無料駐車場に到着しました。
駐車場から見えるのは、日本一の大きさを誇る日の丸です。
最初に向かったのが、神楽殿です。日本一といわれるしめ縄、その重さは何と4.5tもあるそうです。この7月に架け替えられたばかりでとても美しく感じました。


日本一大きいと言われる神楽殿のしめ縄


以前は下からコインを投げ込んでいましたが、今はできません。

以前は、しめ縄の房に下からコインを投げ込んで、うまく刺さると幸運があると、随分試したものですが、現在では、金網が張られていて、それはできません。
出雲大社のお参りの仕方は、外と少し異なります。通常、神社のお参りは二礼二拍手一礼ですが、こちらでは二礼四拍手一礼となっており、ぱんぱんと拍手がよけいに響く感じが耳に残ります。
途中、ガイドさんの説明にしたがって、深々とお参りする団体さんに出会いました。お辞儀の仕方、正式には90度が正しいのですね。


国宝本殿 巨大な作りです。高さ24m、神社建築では日本一の高さを誇ります。


美しい境内 左が拝殿、正面が本殿


参道の松並木 樹齢は数百年


正面は神様が通る道 左右に舗装された道があります。

このあと、国宝本殿を八足門から仰ぎ見てお参りし、本殿周囲をぐるりと探索。いつもながら本殿の大きさとその存在感に畏敬の念が沸いてきます。拝殿、宝物殿と進み境内を歩いていると、誰か私に声を掛ける人がいました。なんと私の町内のお隣さんでした。ツアーで来られたそうです。これは何とも奇遇というか奇跡に近いですね。出雲が少し身近に感じられてしまいました。


正面鳥居に向かう石畳の参道

このあと、名物出雲そばを食べることにし、お店を探していると、何本もの幟を発見。誘われるように露地に入りドアを開けると、まるで喫茶店のようなお店でした。入ってしまったので出るわけにもいかず、観念しててんぷらセットを注文しました。これが予想に反していいお味ではありませんか。
こうして出雲そばを堪能し、次に向かったのが日御碕です。絶景の続く海岸線を20分ほど進むとやがて白い灯台が見えてきます。駐車場から灯台方面の遊歩道には、海鮮を売りにしたお店や屋台が並んでいます。
以前、浦富で見た、高速のイカ干し機がフル回転していました。


高速イカ干し機 遠心分離機の要領でしょうか

お土産の購入はあとにし、早速灯台に向かいます。この白亜の灯台、高さは日本一とか、せっかくなので展望台まであがってみることにしました。当然ながら上にいくにしたがって狭くなります。息を切らしながらやっとのこと展望台に到着です。
眼下に見えるのは柱状節理の特徴ある岩肌、せせり立つ岸壁は、恐ろしいほどです。そして海はまさに紺碧の日本海です。


日本一の高さを誇る出雲日御碕灯台

灯台周辺で、撮影を楽しんだ後、さきほどの屋台で、朝捕れたという“ノドグロ”の干物をお土産に灯台をあとにしました。続いて訪ねたのが日御碕神社です。
赤い朱色の重要文化財の建物群はとてもきれいでタイムスリップしたかのようです。もう午後3時に近かったので、太陽はだいぶ西に傾き、残念ながら撮影には不向きでした。
このあと、ウミネコを見ようと、経島まで歩きましたが、残念ウミネコは一羽もいませんでした。そういえば、あのニャーニャーという泣き声は聞こえず、とても静かな港でした。島にやって来るのはもう少し先のようでした。


日御碕神社の美しい朱色の社殿
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平成30年1月15日(月)遅い初詣 最上稲荷(岡山県)

2018-01-18 21:38:11 | 神社・仏閣

途中で寄った吉備路五重塔


参道前の広場 大きなごみ入れが残念 平日なので静かです。

日本三大稲荷といわれる岡山市の最上稲荷に、今年も遅い初詣に行ってきました。年初めは人出が多いので、どうしても尻込みしてしまいます。
さすがに、月の半ば、この日は、平日ともあって駐車場はかなり余裕のある状態でした。こちらに向かう途中、各駐車場の入り口には、係りの人が、誘導棒を持ってこっちこっちと、合図をしています。
いつも連想するのが干潟でメスにアピールするオスのシオマネキです。(失礼な話ですみません!)しかしどこか似ているとは思いませんか。
例年停めるのは、一番北側の駐車場。立地が悪いのに随分車が駐車しています。しっかり固定客をつかんでいるようです。当日は、若い男女が番をしていました。



門前町(参道)懐かしいお店 昭和がそこにあります。

さて、参道前の広場、平日ともあって営業している屋台はひとつもなくちょっとさびしい感じがします。そして、門前町の参道へ。なんという昭和レトロ感でしょうか。
坂道の参道にはところどころ石段があり、緩くカーブしています。これが何ともいえず趣があるのです。
営業しているのは、全体の3分の1程度でしょうか。しかも空き店舗が目立ち、お店も、カタカナの派手な看板で若者が好みそうな新しいお店が増えてきました。
もう、何十年も参拝している私とっては、これも時代の流れかと、どこか寂しい気がします。



インド風の南大門


正面に本殿が見えます


長い石段をあがります


手水で手を清め祈祷受付所へ向かいます。

参道の終点近くにある、1束50円の線香を買っていよいよ参拝です。昨年のお札をお返しした後、最初に向かうのが祈祷受付所です。次の祈祷が10分後の12:00だというので、すぐに本殿に向かいました。そこにはすでにたくさんの人が座っていました。
「ドーン」という大きな太鼓の音が響いて、祈祷の始まりです。8人のお坊さんが着座し、大きな読経が吹き抜けの大広間に響き、荘厳な雰囲気になります。
軽快にぽんぽんと木魚をたたく音が響き、やがてお坊さんの内、5,6人が、祈祷を受ける人に向かって一列に並び、拍子木のような道具で一斉にカチカチという大きな音を鳴らします。



祈祷を待つ大勢の人たち

この音を聞かないと一年が始まった気がしません。終わると全員の頭や背中を順番に撫でていただきます。こうして祈祷が終わり、七十七末社参りです。線香を一本一本指し、軽く祈ります。ゆっくり回ると、手持ちの線香が燃え尽きてしまうので、有る程度のスピード感が必要です。
廻り終えるころ、線香はちょうどいい感じで無くなります。



七十七末社


今年はうれしいことに半吉でした。


このあと、旧本殿前のおみくじを引きます。過去、凶の出る確率が極めて高く、今年はどうかなと、これでもかというぐらいよく振った結果、うれしいことに半吉でした。これは珍しいと、うれしくなりました。
次に、鐘楼で鐘を突いたあと、お守りを買って最上稲荷をあとにしました。
どうか今年もいい年でありますように!



巨大な本殿


帰りに参道で見たカラーのマンホール
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おのみち散歩 360度の大絶景 白滝山の五百羅漢を訪ねて 平成29年9月18日(祝)

2017-09-23 20:46:43 | 神社・仏閣
台風一過、天気が回復したので、近場でどこかいいところはないか思案したところ、因島の白滝山(しらたきやま)五百羅漢をまだ訪ねていないことを思い出し、出かけることにしました。
山陽自動車道笠岡ICから、しまなみ海道因島北ICで下車、残念ながらナビで位置の特定ができなかったため、標識を頼りに車を進めましたが、白滝山はあっても五百羅漢の文字はどこにもありません。
かすかな記憶に、因島フラワーセンター近くだったことを思い出し、とりあえずナビをフラワーセンターにセットし進むと白滝山の案内板を見つけました。急な勾配を進むとペンション白滝山荘があり、さらに進むと駐車場がありましたが、その先は白滝山頂上までの登山道になっていました。実はこれが表参道で、この駐車場から山頂まで618m.徒歩30分
かかるようです。


ペンション白滝荘 アメリカ人宣教師の住居としてヴォーリスが設計

やむを得ず引き返し元の道に戻って、フラワーセンターを通過しさらに進むと、白滝フラワーラインの案内板を目にしました。ここでも五百羅漢という文字を目にすることはありませんでしたが、直感的にこれだと思いました。


山門に到着


高さ6mの自然石の上に多宝塔


天狗三種

無事に八合目駐車場に到着すると、7台ほどの駐車場は満車状態、おまけにこれから出ようとしている大型バスもあってびっくりです。
ここから五百羅漢のある白滝山頂上まで218メートル、徒歩8分とありました。しかし急な坂道で歩くと息が切れます。まもなくして観音堂に到着。五百羅漢と頂上展望台へはもう少し歩かなくてはなりません。
そして頂上に到着です。想像以上の360度の大パノラマが広がっていました。因島大橋も眼下に見ることができます。さわやかな秋風が吹きぬけ、身が洗われるような最高の気分です。頂上の展望台下にある鐘楼でつく鐘は何とも爽快です。




釈迦三尊像、逆光のため、後ろから


このような瀬戸内海を望む絶景、隣りの向島(むかいしま)にも高見山という絶景ポイントがありますが、考えてみれば、瀬戸内海の島々、一番高い山の頂上に立てば、どこも360度の眺望を見ることができるはずです。あとは、頂上まで道がしっかり整備されているかどうかですね。


阿弥陀三尊像と海


因島大橋を眼下に、大パノラマ


この白滝山はけわしい岩山で、もともと修験道の修行の場であったそうです。
資料によりますと、永禄12年(1569年)因島水軍6代当主が青木城を築城した際、見張りどころとして観音堂を建てたと伝えられています。その後、柏原伝六(1780年~1828年)という人が、神道、儒教、仏教、基督教の四大宗教の共通理念を基礎に「一観教」を開き、白滝参山上に清浄世界をあらわそうと弟子とともに五百羅漢を刻んだそうです。
この五百羅漢、近年、観光用に作られたものかと思っていましたが、このように歴史あるものとは知りませんでした。
潮風に当たって少し表面が劣化した石の観音さま、その表情に親しみと味わいが感じられました。

尾道ラーメンの人気店には長蛇の列


千光寺付近を行きかうロープウエイ


尾道浪漫珈琲


さすが広島です


天寧寺の五重塔付近から見る尾道市街


こうして眺望を楽しんだ後、尾道商店街のカフェで休憩して帰ることにしました。今日の尾道の商店街付近、いつもにも増して観光客の姿が目立ちました。それも若い人が断然多いようです。いつものお店「尾道浪漫珈琲」で、ピザとアイスコーヒーを注文し一息入れます。
お隣のお土産屋さん「尾道ええもんや」では、尾道のいろんなおみやげを販売していますが、私の一番のおすすめは、「壱番館」の尾道ラーメンですね。自宅でも気軽に本場の尾道ラーメンを味わうことができます。
さて、このまま帰ろうかと思いましたが、せっかくなので、天寧寺の五重塔を見下ろすところまで坂道をのぼり、公園でかわいい猫を撮影して尾道を後にしました。


公園付近で見たネコちゃん
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紺碧の海と白い灯台 島根県松江市美保関町 平成29年8月27日(日)

2017-08-31 20:49:22 | 神社・仏閣
最近、県内のしゃれた旅行雑誌に、山陰地方の特集が組まれ、おいしい食事処がいろいろ紹介されていました。久しく美保関方面を訪ねていないことを思い出し、出かけることにしました。
当日は、早朝に自治会の行事があり、家を出たのは10時前でした。天気は薄曇でしたが、徐々に青空が広がり、美保関に着く頃には、快晴となっていました。

最初に向かったのが、美保神社です。ちょうど神社の前は漁港で、イカつり船が見えました。
参道の前には、イカの一夜干しのお店があり竿にたくさんのイカが物干し状態でつるされていました。
そこで思い出されるのが、昨年鳥取県浦富(うらどめ)で見た、回転式イカ干し機です。
あまりにも回転が速いので、思わず笑ってしまいましたが、効率は随分違うと思いました。

さて美保神社を訪ねる前に、寄りたいところがありました。以前から行ってみたいと思っていた青石畳通りです。通りは神社の手前右側にあります。海底の青石を切り出し、参道が石畳となっています。江戸時代から船宿もかねた回船問屋やお土産屋が軒を連ね、なかなか風情のある通りとなっています。当日は晴れでしたが、雨で濡れたら、石畳もなお趣が増すのではと思いました。


趣きのある青石畳み通り


マンホール


石の鳥居の向こうに見える漁港 風情があります



そして、美保神社へ。大きな注連縄が、出迎えてくれます。振り返ると石の鳥居の向こうに漁港が見えて、どことなく絵になります。
神社の格式の高さは外観で感じることができます。拝殿前の陶器製の狛犬の表情がとても愛らしく思えました。ちょうど、ご祈祷を受ける家族がいました。巫女さんが神楽鈴(鈴の付いた棒状のもの)を振り、シャラシャラと音がしてとても優雅に思えました。
これは巫女舞というそうですが、失礼ながら遠くから一枚撮らせていただきました。


神門の大きなしめ縄


愛嬌のある狛犬


巫女舞 神楽鈴の音色がやさしい


境内の様子

次に向かったのが、美保関灯台です。美保神社からは車で5分ほどの距離です。駐車場のすぐ近くに展望台があり、そこから日本海を眺めることができます。天気がよかったので特に海の色が美しく見えました。まさに群青色、右の少し小高い丘に立つ白い灯台とのコントラストは、感動ものです。頭上にはトンビが大きく旋回し、のんびりとした情景に心が癒されます。


日本海が美しい


灯台の白と海のブルーとのコントラストが美しい



この下辺りは釣りの名所


レトロな灯台


この建物は現在ビュッフェになっています。


遠くに隠岐の島を望む

案内板によると、灯台の最初の点灯は明治31年だそうです。石造りのレトロな外観がいいですね。
灯台に隣接した旧事務所と宿舎は、ビュッフェに改修されており、海を眺めながら飲食が可能です。
帰りに、美保関漁港を再度通過しましたが、その透明度に改めて海の美しさを感じました。


美しい漁港


こうして、美保関を後にし、境港付近を通過するころ、大きなマンションのような建物を目にしました。よく見ると何と豪華客船の「ASUKAⅡ」でした。
弓ヶ浜のレストランで昼食を摂ったあと、帰途につきました。今日は天候に恵まれてほんとにラッキーな一日でした。


境港でASUKAⅡを見かけました。


帰りに江府町に寄りました。


こちらは蒜山高原です。


空が印象的でした。
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