訪問日:令和6年10月21日(日)
(頼久寺)小堀遠州作庭の日本を代表する日本庭園
傾斜地に堂々と建つ頼久寺の門構え
来月参加予定のウオーキングイベントの足慣らしに、久しぶりに備中松山城を訪ねることにしました。備中松山城のある高梁市は、井原市の北隣にあたり、井原市内の我が家からは車で1時間もかかりません。
まず向かったのが、小堀遠州作庭の頼久寺です。
寺院は傾斜地の中腹にありますが、駐車場があり直接訪ねることができます。駐車場下の道路から見る頼久寺の門構えは実に見ごたえがあります。その時間、他に参拝者はなく独り占め状態でした。
建物内の受付の呼び鈴を押すと、「はーい!」と元気の良いお寺の方が出てきました。拝観料400円を払い、庭園の見える和室の広間に案内されました。自動的に、庭園を紹介する音声が流れます。
境内の様子
こじんまりとした枯山水庭園
見事なサツキの刈込は青海波(せいがいは)と呼ばれています。 縁起の良い吉祥文様の一つです。
座敷から庭園を見る
愛宕山を借景にしています
高さ148 cmの石灯籠は市指定文化財。異なる部品を集めた寄せ灯籠で、火袋・中台・竿は南北朝時代のもの。
丸窓からの一枚
小堀遠州は、作庭家として有名ですが、この頼久寺庭園が初期のころの代表作と言われています。広さはそれほどでもなく、こじんまりとしていますが、愛宕山を借景にして、サツキの大刈込で知られる青海波、鶴島、亀島を配置した枯山水の庭園は、日本を代表する庭園のひとつとして広く紹介されています。
帰りに声を掛けると、姿は見えませんでしたが「ありがとうございました。お気をつけて」と大きな声が返ってきました。
石火矢町ふるさと村 松山城に向かう途中で一枚撮影しました。
(備中松山城)日本一の山城 重要文化財
次にやってきたのが本日の目的地備中松山城です。駐車場の城見橋公園の駐車場に着くと、係の方から説明を受けました。平日はバスの運行はないとのことでした。おまけに駐車場横の観光案内所も締まっていました。トイレに行きたかったのですが、仕方ありません。
このまま車で“ふいご峠”まで行きたいのですが、満車のため、空くのを待って順次、通されているようです。待機の車が3台停まっていました。車の登録番号を見ると、長崎、山口でした。まさに全国区、少しうれしい気がしました。
歩くと、ふいご峠まで1.3キロ、そこから天守閣まで700m、とのことでした。待ってもよかったのですが、そもそも待ち時間がわからず、時間がもったいない感じがして、歩くことにしました。
速足で30分ほど歩くとふいご峠に到着です。奥のベンチで5分ほど小休止し、山道を歩いて本丸に向かいました。
20分ほどかけて何とか二の丸に到着です。このあたりから見る天守閣はほんとうに美しく感じました。
小さな天守ですが、なかなか見ごたえがあります。
あと500mがきつい
秋の草花の紹介 なかなか楽しむ余裕はありません
本日の登城、大儀であった
大手門跡 天然の岩盤の上に石垣が築かれている NHK大河「真田丸」のオープニングで使用されたのは有名な話
三の丸に向かう坂道 土塀は国の重要文化財。一部が現存で残りは復元されたもの。狭間(さま)は弓用と鉄砲用があり交互に並ぶが、たまたまガイドさんの話によると、復元されたものは向きが一定でなく、「サマになっていない」とのこと。
木々の向こうに青空 ほっとする空間
お城の周辺に咲いていた濃いピンクの八重のシュウメイギク
やっと天守が見えてきた
二の丸から見る天守 本当に美しい
石垣も見事
二の丸の隅に雪隠(せっちん)がありました。
(猫城主:さんじゅーろー)
本丸への受付を済ませた後、広場にはすぐに“さんじゅうろー”の姿が見えました。場内を巡回中のようです。長い紐の先は、スケートボードに繋がれています。これだと負担はかからず広範囲にわたって歩くことができます。
天守閣下の草を食べていたようでした。石に引っかかって動けなくなったので、はずしてやりました。平成30年に猫城主として迎えられたとき3歳と聞いていたので、今年で9歳になります。人間でいうと56歳ぐらいでしょうか。やや肥満体型のように見受けられました。しばらくすると、ゆっくり歩いて、遮光ネットのベッドでお休み。寝顔はまさに平和そのものです。
入場料を払って本丸にやってきました。最初に迎えてくれるのが、この看板。
巡回中の猫城主:さんじゅーろー
長いリードの先は、スケートボードに繋がれていました
凛々しいお顔
天守に入る
固い岩盤の上に建つ二層二階の典型的な山城。三層に見えるようにデザインされている。現存12天守の一つで最も高い所に現存する山城(標高430m)
天守の入り口
中から入り口を見たところ
内部 囲炉裏があるのが珍しい
以前使用されていた取り換え前の懸魚(けぎょ)
こちらは破風(はふ)
天守から見る二重櫓(国の重要文化財)
天守から戻ると猫城主はお休み中のようでした
遮光ネットで造られたハンモックでお昼寝中
二の丸に戻る
美しい石垣
秋の紅葉は美しいかも
こちらは石のさんじゅーろー
素晴らしい眺望。爽快さ抜群、感心するご夫婦
印象的な石垣と樹木 いかにも古城といった風情
(備中松山城展望台)
松山城天守を一気に下って城見橋公園駐車場まで戻りました。最後に松山城雲海展望台からお城を眺めてみようと思いました。車で走ること30分(313号線経由16.2㎞)。直線ではほんの2.、3㎞ですが、どの道を通っても30分はかかるようです。駐車場には山口№の軽自動車が一台のみ停まっていました。展望台は木造で2階建てです。はるか眼下に高梁市の市街地と、遠くに松山城を望むことができます。
展望台 見晴らし抜群です
展望台から見る景色
望遠で見る備中松山城
高梁市の市街地
天空の城と言われるお城は、越前大野城、竹田城跡、津和野城、岐阜城などが知られていますが、雲海の中で見ることのできる確率はこの備中松山城が一番高いと思われます。
松山城の撮影は、望遠レンズの撮影となりますが、1点、残念なことが。天守閣が樹々に覆われてしっかり見ることができないのです。
紅葉が終わるころには、落葉樹が葉を落とし、幾分見やすくなるでしょう。現存12天守の中で唯一の山城。一度訪ねてみませんか。
(頼久寺)小堀遠州作庭の日本を代表する日本庭園
傾斜地に堂々と建つ頼久寺の門構え
来月参加予定のウオーキングイベントの足慣らしに、久しぶりに備中松山城を訪ねることにしました。備中松山城のある高梁市は、井原市の北隣にあたり、井原市内の我が家からは車で1時間もかかりません。
まず向かったのが、小堀遠州作庭の頼久寺です。
寺院は傾斜地の中腹にありますが、駐車場があり直接訪ねることができます。駐車場下の道路から見る頼久寺の門構えは実に見ごたえがあります。その時間、他に参拝者はなく独り占め状態でした。
建物内の受付の呼び鈴を押すと、「はーい!」と元気の良いお寺の方が出てきました。拝観料400円を払い、庭園の見える和室の広間に案内されました。自動的に、庭園を紹介する音声が流れます。
境内の様子
こじんまりとした枯山水庭園
見事なサツキの刈込は青海波(せいがいは)と呼ばれています。 縁起の良い吉祥文様の一つです。
座敷から庭園を見る
愛宕山を借景にしています
高さ148 cmの石灯籠は市指定文化財。異なる部品を集めた寄せ灯籠で、火袋・中台・竿は南北朝時代のもの。
丸窓からの一枚
小堀遠州は、作庭家として有名ですが、この頼久寺庭園が初期のころの代表作と言われています。広さはそれほどでもなく、こじんまりとしていますが、愛宕山を借景にして、サツキの大刈込で知られる青海波、鶴島、亀島を配置した枯山水の庭園は、日本を代表する庭園のひとつとして広く紹介されています。
帰りに声を掛けると、姿は見えませんでしたが「ありがとうございました。お気をつけて」と大きな声が返ってきました。
石火矢町ふるさと村 松山城に向かう途中で一枚撮影しました。
(備中松山城)日本一の山城 重要文化財
次にやってきたのが本日の目的地備中松山城です。駐車場の城見橋公園の駐車場に着くと、係の方から説明を受けました。平日はバスの運行はないとのことでした。おまけに駐車場横の観光案内所も締まっていました。トイレに行きたかったのですが、仕方ありません。
このまま車で“ふいご峠”まで行きたいのですが、満車のため、空くのを待って順次、通されているようです。待機の車が3台停まっていました。車の登録番号を見ると、長崎、山口でした。まさに全国区、少しうれしい気がしました。
歩くと、ふいご峠まで1.3キロ、そこから天守閣まで700m、とのことでした。待ってもよかったのですが、そもそも待ち時間がわからず、時間がもったいない感じがして、歩くことにしました。
速足で30分ほど歩くとふいご峠に到着です。奥のベンチで5分ほど小休止し、山道を歩いて本丸に向かいました。
20分ほどかけて何とか二の丸に到着です。このあたりから見る天守閣はほんとうに美しく感じました。
小さな天守ですが、なかなか見ごたえがあります。
あと500mがきつい
秋の草花の紹介 なかなか楽しむ余裕はありません
本日の登城、大儀であった
大手門跡 天然の岩盤の上に石垣が築かれている NHK大河「真田丸」のオープニングで使用されたのは有名な話
三の丸に向かう坂道 土塀は国の重要文化財。一部が現存で残りは復元されたもの。狭間(さま)は弓用と鉄砲用があり交互に並ぶが、たまたまガイドさんの話によると、復元されたものは向きが一定でなく、「サマになっていない」とのこと。
木々の向こうに青空 ほっとする空間
お城の周辺に咲いていた濃いピンクの八重のシュウメイギク
やっと天守が見えてきた
二の丸から見る天守 本当に美しい
石垣も見事
二の丸の隅に雪隠(せっちん)がありました。
(猫城主:さんじゅーろー)
本丸への受付を済ませた後、広場にはすぐに“さんじゅうろー”の姿が見えました。場内を巡回中のようです。長い紐の先は、スケートボードに繋がれています。これだと負担はかからず広範囲にわたって歩くことができます。
天守閣下の草を食べていたようでした。石に引っかかって動けなくなったので、はずしてやりました。平成30年に猫城主として迎えられたとき3歳と聞いていたので、今年で9歳になります。人間でいうと56歳ぐらいでしょうか。やや肥満体型のように見受けられました。しばらくすると、ゆっくり歩いて、遮光ネットのベッドでお休み。寝顔はまさに平和そのものです。
入場料を払って本丸にやってきました。最初に迎えてくれるのが、この看板。
巡回中の猫城主:さんじゅーろー
長いリードの先は、スケートボードに繋がれていました
凛々しいお顔
天守に入る
固い岩盤の上に建つ二層二階の典型的な山城。三層に見えるようにデザインされている。現存12天守の一つで最も高い所に現存する山城(標高430m)
天守の入り口
中から入り口を見たところ
内部 囲炉裏があるのが珍しい
以前使用されていた取り換え前の懸魚(けぎょ)
こちらは破風(はふ)
天守から見る二重櫓(国の重要文化財)
天守から戻ると猫城主はお休み中のようでした
遮光ネットで造られたハンモックでお昼寝中
二の丸に戻る
美しい石垣
秋の紅葉は美しいかも
こちらは石のさんじゅーろー
素晴らしい眺望。爽快さ抜群、感心するご夫婦
印象的な石垣と樹木 いかにも古城といった風情
(備中松山城展望台)
松山城天守を一気に下って城見橋公園駐車場まで戻りました。最後に松山城雲海展望台からお城を眺めてみようと思いました。車で走ること30分(313号線経由16.2㎞)。直線ではほんの2.、3㎞ですが、どの道を通っても30分はかかるようです。駐車場には山口№の軽自動車が一台のみ停まっていました。展望台は木造で2階建てです。はるか眼下に高梁市の市街地と、遠くに松山城を望むことができます。
展望台 見晴らし抜群です
展望台から見る景色
望遠で見る備中松山城
高梁市の市街地
天空の城と言われるお城は、越前大野城、竹田城跡、津和野城、岐阜城などが知られていますが、雲海の中で見ることのできる確率はこの備中松山城が一番高いと思われます。
松山城の撮影は、望遠レンズの撮影となりますが、1点、残念なことが。天守閣が樹々に覆われてしっかり見ることができないのです。
紅葉が終わるころには、落葉樹が葉を落とし、幾分見やすくなるでしょう。現存12天守の中で唯一の山城。一度訪ねてみませんか。
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