未熟なカメラマン さてものひとりごと

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築190年の庄屋を改修した素敵なお店

2010-12-07 00:02:00 | 食事


 土曜日の夕方、家族で矢掛町の「松の茶屋」という豆腐・懐石料理のお店に初めて行ってきました。190年前の庄屋を約2年かけて改修したそうで、門を入ると前庭がありその奥にどっしりとした大きな母屋があります。二階建ての土蔵も何棟かあり、照明が適度に配置されていてとても趣きがあります。当日はなんと100名以上の予約があったそうです。この日のためにかねてより予約していたものですが、広間の隅の席がとれて、眺めるお庭の灯りに照らされたモミジがとても美しく印象的でした。もちろん、お料理もなかなかのもので楽しいひと時もあっという間に過ぎました。

 担当の方をひとめ見てびっくり。娘の同級生のお母さんでした。当初からお勤めになっているようで、お運びも手馴れたものです。ちょうど3年目に入ったところだそうです。この方の末の娘さんが、以前、京都の宮川町で芸妓をされていたことがあり、京都に行ったとき、人の紹介で写真を撮らせてもらったことがありました。そのときの写したのが上の写真です。撮ったものをご両親にお送りしたところ、お礼の電話をいただきました。今、どうされているのかとお聞きしたら、結婚されて神戸にお住まいだそうです。何とお相手がそのお母さんぐらいの年配の方で、結婚するのは年上の方と覚悟はしていたものの、あまりにも年上だったので、少々ショックだったとか。この娘さん、どうしても舞妓になりたいというので、許したとのことでしたが、この娘さんが笛の名手で、師匠の師匠が人間国宝だそうです。今はもう引退されていますが、京都から声がかかっており、子育てが落ち着いたらお座敷にもまた出てみたいとのことでした。

 帰りにぜひ、滝と水車を見て帰ってくださいということでしたので、そちらに廻ってみると滝が流れ、大きな水車が廻っていました。ライトアップされた竹藪と灯りはとても素晴らしいものでしたが、残念ながらカメラを持参していなかったことが悔やまれます。このお店を運営しているのが、真備町にある会社だそうです。最近、美星町鬼ヶ嶽温泉・鬼の湯荘あとを買い取ったそうで(今は整地されている)来年の秋には、新しくお店をオープンされるとか。国の名勝ともなっているあのあたりの紅葉は特に素晴らしく、料理と温泉、そしてゆくゆくは宿泊もできるような施設にされるそうです。オープンが待たれますね。

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鳥取県智頭町の芦津渓とみたき園

2009-12-01 21:17:29 | 食事

茅葺き屋根の食事処

28日の土曜日、社会保険委員会当地区協議会主催の第8回社会保険健康ウオークに参加しました。参加者は全員で34名、行き先は鳥取県智頭町の芦津渓です。バスの3時間半は少々くたびれましたが、何とか到着まで我慢ができました。現地の天気は無常にも小雨。山陽側では晴れ間も見えている良いお天気でしたが、中国山脈を越えると変わるんですね。それでも、皆さん意に介することもなく、合羽や傘をさして出発です。バスが待機する発電所前から、目的地のダム湖までは、約3.5キロの道のりです。3分の2が女性の方でしたが、悪路もなんのその、皆さんほんとにしっかりした足取りで難なく目的地に到着です。体の汗が少し引いたところですぐに引き返し、待っていたバスに乗って、本日の昼食場所であるみたき園に向かいました。

 智頭町は先月来たばかりでしたが、みたき園は初めてでした。入口で焚き火が迎えてくれます。小さな鶏が放し飼いにされていて、とても懐かしい感じがしました。杉木立の少し傾斜のある敷地内に、萱葺き屋根の民家調の建物やロッジ風の建物が点在しとても野性味にあふれています。正直、こんな山奥で商売が成り立っているのが不思議!と思うのは私だけでしょうか!実は、このお店、鳥取県内はもとより、遠くは大阪などからもわざわざ訪れる有名なお店のようです。
 こちらのお料理は、山菜料理でお肉や海のお刺身などはありませんので、若い方には少々物足りないかもしれません。でも女性やお年寄りには大変好評のようでした。焼きたてのイワナにつけてある味噌や、こんにゃくなど、すべてが手造り、とにかく手間をかけているようです。
 この智頭町、冬には雪が50センチも積もるとか、このみたき園もあと10日もすると冬に備えいったん店をたたむそうです。

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眩し過ぎる緑

2009-07-16 23:42:03 | 食事


 先日の日曜日、またまた広島県府中市を訪れました。前回行きそびれた石州街道出口通りを散策しようと思ったからです。まずは「心のふる里 恋しき」の駐車場に車を停めて、「Cafeすいれん」でアイスコーヒーを飲んでからにしようと思いました。先日の山陽新聞に日本庭園のスイレンが見ごろとの記事が掲載されていましたので、少し撮ってみようかな、という気もあったわけです。入口付近はまさに和のしつらえ、手水鉢に紅い花びらが落ちていましたが、これがまた涼感がありました。
 入口(玄関)の戸を開けると、「いらっしゃいませ!」と、とても美しい女性のスタッフの方がにこやかにお出迎えです。ここはもともと茶室だったのでしょうか!畳の上にカーペットが敷かれています。テーブルは窓側一列に並んでいました。隣のテーブルとはすだれのようなもので仕切られています。お客さんは他にもうひと組、でも話し声はほとんど聞こえません。ガラス戸の、向こうはまばゆいばかりの青々とした日本庭園です。小さな池にスイレン。ほんとに落ち着きますね。おかげで少しリフレッシュできた感じです。

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鞆の浦の食事処

2008-02-06 22:33:41 | 食事

日曜日、福山に買い物に出た際、海を見たくなって鞆まで足を延ばしました。時刻は午後の3時頃でした。食事のできるところを探しましたが、時間的になかなか開いているところが見当たりません。通りがかりの保命酒のお店の方に聞くと、一番のおすすめは海岸通りの鯛飯のお店とのことでしたが、これはすでに準備中になっていたことがわかっていましたので、そう告げると、「それではこの先に「潮待ち茶屋」というところがありますよ」、とのことでした。
古い町屋を改修したお店です。入れ違いに店から二人の男女が出て行きました。
どうやらお店の方のようでした。「すぐに帰りますから待っていてください」とのことでしたが、なかなか帰ってきません。
中に入ると囲炉裏があり、いかにも古めかしい小道具が雑然と置かれています。
 どこで食事をするのかと思い、ガラス戸を通して奥を覗くと、通路に三脚のテーブルが並べられていました。左には障子で仕切られた畳の部屋もあります。

 しばらく待って、もう帰ろうかと思っていると、やっと店の人が帰ってきました。
ここのご主人のようでした。純和風の店構えに似合わないレストランのシェフの格好です。あれ、なんでこんな格好なんだろうと思ってメニューを見ると、まず最初にルーマニア料理と書かれた一品、次にランチ、魚定食、最後に鯛茶漬けとありました。
なんでルーマニア料理なの?それも一品だけ、と不思議に思いましたが、以前ルーマニアにでも修行に行ったことがあったのでしょうか?
結局、ランチ定食を注文しました。
すると、フォークとナイフ、スプーンのセットが籠の入れ物に入れて出され、あ、洋風のお店なんだ、なるほどと思っていると、ついに最初の一品が出ました。洋皿に前菜、サラダそれからトマトスープ。「あと続いて出ますからね」とご主人。相当に無口な印象でしたが、しゃべれるんだ!と妙に感心です。
次にメインディッシュが出て、次にパンかな、ライスかなと思っていると、普通のお茶碗にご飯と漬物でした。あまりの和洋折衷にひとり笑ってしまいました。
そして最後に小振りのカップでコーヒーが出ました。
味は良かったのですが、石油ストーブや畳の部屋、座布団といった純和風のお店にシェフのスタイル、そしてルーマニア料理とあったかご飯、なんとも不思議なお店でした。

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