旅館から下呂温泉街を望む
(前回のつづき)
高山市を出発した後、今宵の宿、下呂温泉に向かいましたが、ひとつ気になっていたことがありました。ガソリンが残り少なくなっていたのです。岡山を出てすでに700㎞、よくもったと思います。スタンドは不思議なもので道の反対側ばかりにあり、もう少し先でと思いながら、その繰り返しで給油が遅れていました。
峠の手前でやっと給油でき、これで何とか安心して明るいうちに宿に着けそうです。温泉は、下呂ですが、車で走っている途中、地名表示で「上呂 じょうろ」や「中呂 ちゅうろ」という地名もあり、あって不思議ではないものの、とても興味深く感じました。
下呂温泉は、室町時代から、有馬温泉(兵庫)、草津温泉(群馬)と並んで日本三名泉といわれています。ちなみに、日本三古泉というのもあり、有馬温泉、道後温泉(愛媛)、白浜温泉(和歌山)がそうです。もう少し調べると、以下のような興味深いランキングもありました。
温泉別湧出量ランキング(自噴 自然に湧き出ている)
1.草津 23,313(リットル/分)
2.別府 15,246
3.奥飛騨温泉郷 13,909
温泉別湧出量ランキング(動力 地下からくみ上げている)
1.別府 79,940(リットル/分)
2.湯布院 32,441
3.伊東 30,615
4.奥飛騨温泉郷 26752
その他、温泉宿泊施設ランキングでは、1.箱根温泉郷2.伊東3.熱海で、露天風呂数日本一
は奥飛騨温泉郷 170か所、高熱温泉日本一 湯村温泉「荒湯」98度
というようなデータもありました。
下呂温泉は、飛騨川流域で湧出しており、飛騨川を中心に広がる温泉街は歓楽的な賑わいと、山間の風情の両方が感じられる温泉といわれています。
ナビにしたがって進むと、進行方向は、温泉街とは反対側の山の中腹に向かいました。ホームページから予約をするとき「温泉街が見渡せる眺望がすばらしい宿」とありましたが、こういうことかと思いました。到着時間は、予定時間のジャスト6時頃でした。
(下呂温泉 後編につづく)
マンホール(仕切弁)げろげろ(下呂下呂)という発想でしょうか。