京都・東福寺の紅葉
京都の紅葉の名所を紹介する記事などに、カエデが見事に紅葉し、などの表現が見受けられ、カエデとモミジはどこが違うのか、常日頃、疑問に思っていました。皆さんはご存知でしたか!
そこで、例によってNETでいろいろ調べた結果、やっと納得がいきました。
ご存知の方には、そんなことも知らないの?と叱られそうですが、結論としてはカエデとモミジは比較してはいけない、比較できるものではない、ということでした。
モミジは葉に深い切れ込みが入ったもの、カエデはそうでないもの、などと漠然と解釈をしていました。
実はすべてがカエデであり、紅葉(モミジ)はその色が、特に紅色に紅葉(こうよう)や黄葉(こうよう・おうよう)したもの、ということです。但し園芸上、カエデの種類の中で、ひときわ紅葉が美しい、イロハモミジ、ヤマモミジを呼ぶ場合に、略してモミジと呼ぶ場合は、間違っていないことになりますが、カエデやモミジと並列的に呼ぶのは正しくありません。
一番ややこしいのが、紅葉という字ですね。コウヨウ、モミジと読めるから前後の内容を判断して読まなくてはなりません。
それにしても、日本に生まれて良かったと思うのは、美しいカエデの新緑や紅葉を見られること。このような状態で見ることができるのは日本だけだそうです。