姫路に用事があり出かけることにしました。せっかくなので近くにいい観光地はないかと探しましたが、行ったところばかりで目新しいものが見つかりません。それでと、さらに足を延ばして以前から行きたかった古い町並みのある篠山市を訪ねることにしました。
朝、姫路の知人へのお土産にと、9時前にJA岡山西「いばら愛菜館」にぶどうを買いに行きましたが、開店前だというのにすでに駐車場はいっぱい。入り口には開店を待つ人の列ができていました。(井原はぶどうの一大産地なのです)
丹波篠山へのルートは、ナビに従って、山陽自動車道神戸JCTから中国自動車道経由の舞鶴若狭自動車道、丹南篠山口IC下車のコースを進み、随分遠回りをしたような気がしましたが無事に到着です。所要時間は3時間弱、距離219kmでした。
篠山市と丹波篠山、以前からわかりにくいと思っていましたが、北隣に「丹波」を冠する丹波市があり、篠山市が丹波篠山を名乗っていいのかということです。丹波はどこか、調べてみると京都府、兵庫県の7市町を示す広大な地域で奈良時代から、「丹波国」として認知されてきたようです。丹波の国の篠山ということで決して間違いないことがわかりました。いずれにしても私が訪ねかったのは、城下町のある篠山でした。
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町並み
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最初のお店
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柱時計がいっぱい
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左右対称の建物が美しい丹波古陶館 700年間にわたる丹波焼の品々を展示
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中庭も美しい
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角にあるお店
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お寺もたくさんありました。
話が長くなりましたが、最初に向かったのが、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「河原町妻入商家群」です。ちょうど町並み入り口付近に駐車場がありました。東西700m.の通りに商家や土蔵が立ち並び、昔の姿を今に伝えています。町並みの特徴としては、狭い間口と、奥行きが非常に深い妻入りの商家群です。なまこ壁はありませんでしたが、千本格子や荒格子、袖壁、うだつなど往時の城下町の面影を見ることができます。
通りは、完璧に近いほどに修景されていて、素晴らしい景観でした。町並みの入り口からすぐのところに1軒のお店がありました。中を覗くと壁面いっぱいに柱時計が並んでいました。しかしこの町筋、他に目立った店舗は無く、外観を温存した素朴さに好感が持てました。ちょうど中ほどに丹波焼の歴史を伝える「丹波古陶館」の左右対称の白壁の蔵があり中庭もあってとても美しく感じられました。
こうして町並みを散策したあと次に向かったのが篠山城跡です。町並みから700mの距離です。
歩いていると、城の堀が見えてきました。想像以上の大きさです。最初、道に迷って小学校の裏門あたりに入ってしまったため、引き返しました。ぐるりと堀を廻り込むと石垣が目立つお城に到着です。もともと平城で、天守閣もありません。近年、大書院が復元されています。とても大きな建物です。この城は、家康の命令により笹山の丘陵地に1年の突貫工事(6か月の説もあり)で完成させたとのことです。石垣の石には、役を任じられた大名の刻印も見えました。
受付の女性のとても対応のよさに感心しつつ書院内を見て歩きました。
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外堀
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大書院入り口付近
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大書院全景 慶長14年(1609年)完成 平成12年再建
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見事な石垣
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総工費12億円 市民の寄付です。
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お昼にしようと次にむかったのが「大正ロマン館」です。城を北方面に出てすぐのところにあります。大正時代の建物で、外観はとてもレトロですが、中に入るとびっくり。内部はしっかり現代風に改装されています。お土産コーナーと古き趣を残した「レストランろまんてい」、があります。思ったよりも広く天井も高くて落ち着きます。テーブルのイスはふかふかで沈みそうでした。若い女性連れが多いようでした。
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大正ロマン館 大正時代の建物 元篠山町役場です。
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お土産売り場
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レストランろまんてい
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食事を済ませた後、最後に向かったのが、和菓子のお店「大福堂」です。
篠山の特産物といえば、一番に丹波篠山黒豆ですが、丹波栗も有名です。このお店は、栗を使ったお菓子が有名のようです。旅の情報誌に載っていたのでしっかりチェックしていました。おいしそうな生菓子がショーケースに並びつい買ってしまいますが、お値段もばかになりません。客用の休憩椅子に座っていたご老人の紳士が口を動かしながら「黒豆大福がおいしいよ!」と教えてくれました。常連さんのようです。
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大福堂
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栗の生菓子が名物
こうして、丹波篠山、たったの2時間の滞在でしたが、とても素敵な町だと思いました。
今度、丹波焼など時間をかけてゆっくり訪ねてみたいと思いました。
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お濠 とてもきれいに管理されています。
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世界遺産 国宝姫路城 いつ見ても美しい
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好古園に移動です。園内の滝
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チョウが飛んでいました。
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ネコちゃんが木陰で休んでいました。
姫路から予想以上に時間がかかりあらためて兵庫県の広さを痛感しました。知人とは、午後3時半に会う約束をしていました。お土産用に買っていたぶどうが、日中の車内で傷んでいないか心配でした。
無事に会えて、少しの間、姫路城と好古園を散策し、姫路をあとにしました。(おわり)
朝、姫路の知人へのお土産にと、9時前にJA岡山西「いばら愛菜館」にぶどうを買いに行きましたが、開店前だというのにすでに駐車場はいっぱい。入り口には開店を待つ人の列ができていました。(井原はぶどうの一大産地なのです)
丹波篠山へのルートは、ナビに従って、山陽自動車道神戸JCTから中国自動車道経由の舞鶴若狭自動車道、丹南篠山口IC下車のコースを進み、随分遠回りをしたような気がしましたが無事に到着です。所要時間は3時間弱、距離219kmでした。
篠山市と丹波篠山、以前からわかりにくいと思っていましたが、北隣に「丹波」を冠する丹波市があり、篠山市が丹波篠山を名乗っていいのかということです。丹波はどこか、調べてみると京都府、兵庫県の7市町を示す広大な地域で奈良時代から、「丹波国」として認知されてきたようです。丹波の国の篠山ということで決して間違いないことがわかりました。いずれにしても私が訪ねかったのは、城下町のある篠山でした。
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町並み
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最初のお店
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柱時計がいっぱい
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左右対称の建物が美しい丹波古陶館 700年間にわたる丹波焼の品々を展示
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中庭も美しい
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角にあるお店
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お寺もたくさんありました。
話が長くなりましたが、最初に向かったのが、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「河原町妻入商家群」です。ちょうど町並み入り口付近に駐車場がありました。東西700m.の通りに商家や土蔵が立ち並び、昔の姿を今に伝えています。町並みの特徴としては、狭い間口と、奥行きが非常に深い妻入りの商家群です。なまこ壁はありませんでしたが、千本格子や荒格子、袖壁、うだつなど往時の城下町の面影を見ることができます。
通りは、完璧に近いほどに修景されていて、素晴らしい景観でした。町並みの入り口からすぐのところに1軒のお店がありました。中を覗くと壁面いっぱいに柱時計が並んでいました。しかしこの町筋、他に目立った店舗は無く、外観を温存した素朴さに好感が持てました。ちょうど中ほどに丹波焼の歴史を伝える「丹波古陶館」の左右対称の白壁の蔵があり中庭もあってとても美しく感じられました。
こうして町並みを散策したあと次に向かったのが篠山城跡です。町並みから700mの距離です。
歩いていると、城の堀が見えてきました。想像以上の大きさです。最初、道に迷って小学校の裏門あたりに入ってしまったため、引き返しました。ぐるりと堀を廻り込むと石垣が目立つお城に到着です。もともと平城で、天守閣もありません。近年、大書院が復元されています。とても大きな建物です。この城は、家康の命令により笹山の丘陵地に1年の突貫工事(6か月の説もあり)で完成させたとのことです。石垣の石には、役を任じられた大名の刻印も見えました。
受付の女性のとても対応のよさに感心しつつ書院内を見て歩きました。
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外堀
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大書院入り口付近
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大書院全景 慶長14年(1609年)完成 平成12年再建
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見事な石垣
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総工費12億円 市民の寄付です。
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お昼にしようと次にむかったのが「大正ロマン館」です。城を北方面に出てすぐのところにあります。大正時代の建物で、外観はとてもレトロですが、中に入るとびっくり。内部はしっかり現代風に改装されています。お土産コーナーと古き趣を残した「レストランろまんてい」、があります。思ったよりも広く天井も高くて落ち着きます。テーブルのイスはふかふかで沈みそうでした。若い女性連れが多いようでした。
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大正ロマン館 大正時代の建物 元篠山町役場です。
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お土産売り場
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レストランろまんてい
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食事を済ませた後、最後に向かったのが、和菓子のお店「大福堂」です。
篠山の特産物といえば、一番に丹波篠山黒豆ですが、丹波栗も有名です。このお店は、栗を使ったお菓子が有名のようです。旅の情報誌に載っていたのでしっかりチェックしていました。おいしそうな生菓子がショーケースに並びつい買ってしまいますが、お値段もばかになりません。客用の休憩椅子に座っていたご老人の紳士が口を動かしながら「黒豆大福がおいしいよ!」と教えてくれました。常連さんのようです。
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大福堂
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栗の生菓子が名物
こうして、丹波篠山、たったの2時間の滞在でしたが、とても素敵な町だと思いました。
今度、丹波焼など時間をかけてゆっくり訪ねてみたいと思いました。
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お濠 とてもきれいに管理されています。
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世界遺産 国宝姫路城 いつ見ても美しい
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好古園に移動です。園内の滝
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チョウが飛んでいました。
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ネコちゃんが木陰で休んでいました。
姫路から予想以上に時間がかかりあらためて兵庫県の広さを痛感しました。知人とは、午後3時半に会う約束をしていました。お土産用に買っていたぶどうが、日中の車内で傷んでいないか心配でした。
無事に会えて、少しの間、姫路城と好古園を散策し、姫路をあとにしました。(おわり)