「キャ~大きい~キクラゲってこうやって育つんだ~」と初めて栽培されている状態を見て、びっくり。
ミモロは、初秋のある日、お友達の出張料理人の三田清美さんのYou Tube[三田三のキッチン」のおでかけロケにお手伝いを名目に同行することになりました。
今回のロケ現場は、京都の中心部から京都縦貫道を経て、約1時間半。天橋立を経た京丹後市のキクラゲ栽培事業者の岸村功一さんのところです。
見渡す限り黄金色の田んぼが広がるそばに、キクラゲ栽培をするビニールハウスがあります。
「ここがキクラゲが育ってるところ?」ミモロは、少し薄暗い中へと恐る恐る進みます。
「わ~いっぱいキクラゲがある~思ったより大きい~」
いつも料理で使うキクラゲは、乾燥したもので、水に漬けてもそれほど大きいと感じることはありませんでした。
キクラゲは、キクラゲ科のキノコで、アジア、欧米などにも分布し、広葉樹のケヤキなどの倒木に育ちます。弾力のある感触から、漢字で「木耳」と表されるように、どこか耳に形も似ているよう…。でも、加熱すると歯ごたえもあり、まるでクラゲのような食感から、キクラゲと呼ばれ、中華料理や日本料理などに多用される食材のひとつですが、あまり欧米では食べられないとか。
主に中国で栽培され、日本で消費されるキクラゲのほとんどが中国からの輸入だそう。でも近年、国内での栽培も盛んになって栽培事業者も増え、生のキクラゲが流通するようになりました。
京丹後市の岸村さんも、そんなキクラゲ栽培事業者のおひとり。以前は大工さんという経歴の持ち主。地元の京丹後市にビニールハウスを作り、本格的な栽培をスタート。今は地元のスーパーなどに、収穫した生のキクラゲや乾燥させたものなどを納めています。
「あの~キクラゲって、どうやって栽培するんですか?」と尋ねる三田さんのそばで聞き耳を立てるミモロ。
ビニールハウスの棚にズラリと並ぶキューブ状のもの。
「これは菌床。広葉樹のオガクズにキクラゲの成長を促進する栄養素を含んだもので、そこにキクラゲ菌が埋め込まれているのです」と岸村さん。
なんでもキクラゲが育つには、酸素と湿度のバランスが重要。ビニールハウスの温度は18~30度で、湿度は70%ほどに保たれます。
周囲をビニールで包まれた菌床に切れ目を入れると、そこからキクラゲが外へと育ちはじめ、約2週間ほどで収穫できる大きさになるのだそう。
ここでは、一般的な茶色のものと、白いものの2種類が栽培されています。「でも、なかなか白いものは栽培が難しいんです。真っ白にならなかったり…」岸村さんの栽培の試行錯誤は続きます。
「ミモロちゃん、採ってもいいですよ~」と岸村さん。「ホント?!」収穫する意欲満々で背負い籠で来たミモロは嬉しそう。
「これまだ小さいかな?ヨイショ」
キクラゲは、生えてきた元の部分をひねり、もぐ感じで取れます。「あんまり強く引っ張らないように~と」いろいろな野菜の収穫を経験しているミモロは、元の部分を傷つけないように注意します。
大きいサイズのキクラゲは、2つでミモロの背負い籠はいっぱいに…。
「ミモロちゃん!なにしてるの~似合う~」と、笑う三田さん。
ミモロの頭をすっぽり包むサイズのキクラゲです。「これ水はじきそうだから、雨の用の帽子にいいかも…」と。
確かに、日差しを受けると、キクラゲは乾燥して、小さくなってしまいますからね~。
普通、売られているキクラゲは、長期保存がきく乾燥したもの。ここでも、生のキクラゲと共に、乾燥させたものも販売しています。
収穫したキクラゲは、ビニールハウスのそばで1~2日天日干しに…。紫外線を浴び、乾燥させることで、いっそう栄養価が高まるのだとか…。
ミモロも岸村さんのお手伝い…収穫したキクラゲを乾燥棚に並べます。
乾燥したキクラゲは袋詰めで、地元のスーパーなどで販売されます。
1袋1300円ほど。「水で戻すと、かなりな量になるね~」。
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