「お彼岸だから、ご先祖様のお詣りに行くんだって~」と、ミモロは、ママに連れられて浄土宗総本山の「知恩院」に出かけました。
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本当は、お墓参りをしたいところですが、京都にお墓はないので、お墓があるお寺が浄土宗であることから、総本山にお詣りすることに。
「知恩院」では、20日の彼岸の入りから、26日の明けまで、「秋季彼岸会(しゅうきひがんえ)」が、「御影堂」で行われます。
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「御影堂」では、ご先祖の回向を行う、僧侶の方々の読経の声が響いています。
「なんで、お彼岸にお墓参りするの?」とミモロ。え?それって習慣だから…まるで「チコちゃんに叱られる!」みたいな質問。う!考えことなかったかも…
そこで、ちょっと調べてみると…
お墓参りをする彼岸会(ひがんえ)は、日本で始まった習慣で、仏教が起こったインドでは、行われていないもの。
日本で、初めて彼岸会をしたのは、平安時代で、崇道天皇の霊を鎮めるために平城天皇が行ったとか。
「あ、崇道天皇って、早良親王のことでしょ、桓武天皇の弟で、廃位されて、藤原種継の暗殺事件の首謀者として、淡路に流され、途中で憤死した人だよね~。その祟りを恐れて、長岡京市から平安京に遷ったんだよね~「下御霊神社」などに祀りされてる方でしょ」と、いろいろな資料を読んだミモロ。
そう、その通り…「え~お彼岸も鎮魂から始まったんだ~」まぁ、諸説あると思いますが…
その後、浄土信仰と結びつき、昼と夜の時間が同じになる春分と秋分の日は、特別な力があると人々は考え、それに先祖供養が併せられて、今日のようなお墓参りをするお彼岸になったのだそう。
ミモロは御影堂の前に立ち、読経の声に手を合わせます。
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「極楽浄土って、西の方向にあるんでしょ?」とミモロ。
そう、西日が沈む彼方にあると信じられ、多くの人が西日に手を合わせ、ご先祖さまのことを思ったのです。
「ねぇ、知恩院の三門は、西に向かって建っているよね~。御影堂は、南向きだけど…」とミモロ。
東山の麓にあるから、地形的に門は、西を向いているのかもしれませんが、西日を拝む浄土信仰からも、門は西向き?そこからは、確かに西山に沈む夕陽が見えます。
お寺の前から三門を経て、「御影堂」のある高さまで続く直線距離が一番短い石段は、51段あります。
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「これ、男坂って言われてるんだよ。一段、一段、心を鎮めながら、上がるんだって…」というミモロ。
でも、この日は、脇にある女坂というなだらかな石段を上がりました。「こっちの方が幾分楽だもの…」と。
ミモロ、それ以上、前に行ったらダメよ!落ちちゃうから…。
「うん、ここから落ちたら大変そう…」と、下を恐る恐る覗きます。
石段の数として、51段は、京都にある他のお寺の中では、決して長いものではありません。いろいろな石段に挑んできたミモロにとって、それほど上るのは、大変でなありません。でも、一段一段の高さが結構あるので、下りるのは、ミモロにとって、恐怖です。
「また、女坂からおりる~」とミモロ。「あ、その前に、ここに参拝した記念になる品々売ってるところ、見たい!」と。
大きな茶釜があり、かつて、ここでお茶などを参拝者に振舞った場所です。
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「わ~いろいろ知恩院オリジナルの品々があるよ~」
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「この飴舐めると、読経の声が良くなるのかな??」
仏手柑を使った飴も、参拝者に人気とか
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他にもいろいろ美味しそうなものが…
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全国から参拝者が訪れる浄土宗総本山。そこを訪れた記念に、地元に配る方も多いのです。
「なんか飴でも、ありがたい感じするよね~」
「知恩院」では、一般の参拝以外にも、結婚式、七五三のお詣りなども行われ、さらに僧侶の案内ツアーをはじめ、講話会や写経などにも参加できます。
徳川家とのゆかりの深い「知恩院」。「千姫さまのお墓もあるんだよね~」とミモロ。
そこまで行くには、また石段を上る必要がありますが…
方丈庭園なども、秋は紅葉が美しい場所。
「帰りにオハギ買おうね~」と、ミモロ。
暑さ寒さも彼岸まで…と言われるように、さすがの今年の猛暑も、お彼岸になり、おさまっています。
ミモロの食欲の秋が、本格的に始まります。
*「知恩院」の詳しい情報はホームページで
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